花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

夢か?
そう思っちまうぐらいに、現実とは思えない時間だった。

牧野が俺のことを好きで、俺に身を預けてくれた。
今、夢だと言われても、頷けちまうぐらい信じられないことが起きた。
あの鈍感牧野が・・だ。
まさか、起きたら忘れてた・・とかいうオチじゃねーよな。

バスの中、
こいつが不安そうにしているのが分かったから、自分なりに気持ちを伝えた。
幸せにするから、だから俺に全て任せて欲しい。
結婚するという言葉も、子供が出来てもいいというのも本気だ。

「明日にも籍を入れる。」
これだって本気だった。
現実的にはすぐには無理なのは分かっているが、これが俺の本心。
俺は中途半端な気持ちで女を抱いたりしない。


牧野は何やら考えていたようだったが、振り返って俺に飛びついて来た。
それは、俺との未来を信じてくれたということだ。
すげぇ、嬉しかった。
こいつは初めてだし、積極的な訳ねぇって分かってたけど、そのまま抱かずにはいられなかった。
もう無我夢中で、そのまま繋がった。

無理させちゃいけねぇとは思ったが、
俺はただただ気持ちよくて、幸せで・・・。
男なんて、バカな生き物だ。
結局、好きな女に求められるだけで舞い上がる。
自分がそんな男になり下がるなんて、予想もしていなかった。
でも俺は、牧野の前でなら、どんなバカな男になってもいいんだ。
こいつは、そんなただの男である俺を、受け止めてくれる女だから。



俺の腕の中にいる牧野の顔を覗き込む。
疲れ切った彼女は、深い眠りに落ちている。
その寝顔はあどけなくて、バスで見た表情が嘘のようだ。
優しくしてやるつもりだったのに、2回目は風呂とかヤバかったか?
まぁ、今更反省しても遅いんだけど。

バスの中で二人一緒に上りつめた。
イク瞬間、ぎゅっと抱き付かれたのが堪らなかった。
果てた後、牧野の意識が飛んだままで少し焦ったが、
軽くシャワーで流して、ベッドに運んだ。

戻って来た部屋のベッドのシーツが乱れていて、情事の余韻を感じた。
このままこいつを寝かせるのはどうかと思った俺は、彼女にもガウンを着せて、俺の部屋に連れて行った。

すげぇ疲れてるよな。
今日は一日ゆっくりしたいよな。
どうせこの辺は観光っつっても、のんびりするぐらいだから、
起きたらこの辺りを歩くぐらいが丁度いいな。

そんなことを考えながら、俺も眠りに就いた。
次に起きたときに、これが夢ではないように、
しっかりと彼女を抱きしめて。



***



「おはよ。」
「・・・・うわっ。」
「なんだよ、色気ねぇな。」

目が覚めたら昼過ぎで、
少し目を開けたらもう朝の光が眩しくて、
もっと目を開けたら、目の前には専務の顔が見えた。

おっ、驚くでしょっ。
そうか・・私、あのままお風呂で寝ちゃった・・?
うっわーっ。

慌てて専務と距離を取ろうと思うけど、それは許されない。

「かっ・・・かなり寝てた?」
「そりゃ、疲れてんだろ。昨日の夜は結構・・」

うっ・・言わないで。
そっとしておいて。
恥ずかしいんだからっ。
思わず、専務の口を手で塞いだ。

「もがっ。何だよっ。」
「いいの。何にも言わないで。」
「何言ってんだ、今更だろ。」
「いいのっ。何にも言っちゃダメ。」
「はぁっ!?」

だって、だって、恥ずかしいんだもん。
今更だって分かってるけど、初めて男の人と迎える朝だよ。
どうしていいか分からないよ・・。

でも・・・あれ?
このベッド、天蓋付きじゃない。

「この部屋・・・」
「ああ、お前の部屋のベッド汚しちまったし、こっちに移動した。」
「え・・いつ?」
「いつって、バスから上がってからだろ?」
「じゃあ、あっちの部屋は?」
「メイドが片付けしたと思うけど?」

うっそぉ。
信じられない・・。
汚れたベッドを、メイドさんが・・・。

「ぎゃーっ!!!」





それから、恥ずかしくて誰にも会えないとか、バカなことを言ってる牧野をなだめすかし、最後にはこの俺が腹減ったからとダイニングへ連れ出した。

ったく、昨日の余韻とかねぇのかよ、こいつには。
あんなに乱れてたくせに・・とか思うけど、
その普段とのギャップが堪んねぇとか、俺も相当イカレてる。
何をしても牧野のことは可愛いとしか思えねぇんだからな。


ブランチをとって、一緒に外に出た。
用意しておいた薄手のダウンコートはお揃いのもの。
色違いのコートを着て、二人手を繋いで歩いていく。
川沿いの紅葉は見頃を迎えていて、牧野はその素晴らしさに感動していた。
けど俺は、どっちかって言うと、こいつと並んで歩いていることに感激していた。
今までだって、一緒だった。
専務と専務秘書として、そして友人として。
けど、今日からは、こいつは俺の恋人だ。
こうして握った手は離す必要なんてない。
ずっと一緒にいられるんだ。
そう思えば、穏やかな気持ちになる。
こんな気持ちも初めて知った。


「本当に綺麗だね。ありがとう。来てよかった。」

そう言いながら、牧野が微笑み、隣をゆっくりと歩く。
そのペースに合わせて歩く俺。
自分のペースを崩すことのない俺が、他人に合わせてやるなんて。
牧野の歩みはなんだかぎこちなくて、その理由は、昨日俺たちがそういう関係になったからだ。
辛かったら散歩なんてしなくて良かったんだけど、こいつはどうしても外に出たいと言った。

「だって、せっかく来たのにもったいないでしょ?」

もったいない・・なんて言葉、これまで俺の辞書にはなかったが。
牧野と一緒にいると、二人きりの時間がかけがえのないものになって、その時間を大切にしたくなる。
どの一瞬も逃したくない。それがもったいないということなら、きっとそうなんだろう。
彼女が望むなら、どこへだって何度だって連れていってやる。
そうは思っても、きっと今日、この目で見る景色と感動は、今しか味わうことが出来ないのだと分かれば、俺も彼女について歩きたくなった。
この道明寺司が、こんなことを思うなんてな。
自然と笑いが込み上げる。
それは、こいつの隣にいると幸せを感じるから。
だから、この場所は誰にも譲れねぇ。


川沿いを冷たい風が吹いていても、俺の心は温かだった。

「なぁ。」
「うん?」
「結婚、しようぜ?」
「・・・うん。」


自然と出たプロポーズの言葉。
そして、迷うことなく帰って来た返事に、一瞬息が止まった。

二人同時に歩みを止めた。
そして、向かい合う。
牧野が大きな瞳を俺に向ける。

「嘘とか言うなよ?」
「言わないよ。けどね。」
「けど?」
「社長には、反対されるかも知れない。」
「何で?」

俺の頭にはそんな心配はないが。
ババァだって、バカじゃねーだろ?
少なくとも、俺が牧野に惚れてることは知ってたんじゃねーのか?
だとしたら、反対なんてするぐらいなら、最初から牧野を俺のパートナーとして認めない筈だ。

それとも、何か反対されるような理由があるってのか?


「私は、道明寺家にふさわしい人じゃないからなぁ。」

寂しそうに、牧野がつぶやく。
道明寺にふさわしい女ってなんだよ。
俺が求めてるのは、俺が愛する女だ。

「そんなの関係ねぇだろ?俺にはお前しかいない。」
「うん。でも・・・。」
「ババァに・・いや、社長になんか言われてんか?」

それしか考えられなかったが、
牧野はフルフルと首を振った。

「社長には俺が伝えるから、心配すんな。」
「ううん。それは私が言いたい。それじゃダメ?」

やっぱ、何か心配事があるんだろうと思う。
けど、きっとこいつはそれを言わない。
それなら、

「二人で行こうぜ?社長が帰国したら、すぐに。」

牧野が、うん、と首を縦に振った。

少なくとも、牧野は俺に付いて来てくれるつもりだ。
それなら、俺はこの手を絶対に離さねぇ。
だから、なんの心配も要らねぇよ。


牧野の唇にそっとキスを落とした。
ぎゅーっと抱き付いてくる彼女が愛しい。
今まで孤独だった俺が、やっと巡り合えた女。
絶対に手放さない。


俺は、もうきっと、絶対に、
彼女なしでは生きていけない。


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  1. 恋のスパイス
  2. / comment:4
  3. [ edit ]

「・・・う・・ん・・。」
「起こしたか?」

え・・?
専務の声・・・なんで?
そーっと目を開ければ、部屋の明かりが眩しい。

あれ?どうしたんだっけ?
うっ・・えっ?
目の前に専務のドアップ。
そして、ちょっと視線をずらすと、専務が全裸なのが分かる。

パチパチと瞬きを繰り返して、やっと思い出した。
そうだ、私・・・初めて・・・。

うっ・・わぁ・・!!

はっと自分の姿を確認すると、私も素肌を晒していて、明かりが煌々と灯っているということは、専務からは丸見えな筈で・・。

「やぁっ!!」
慌てて布団をかぶろうと毛布を探したら、

「もう、全部見たけど・・。」
シレッと専務がそう言った。

パクパクと口を動かしても、声が出ない。
しっ・・信じらんないっ。
電気消してって言ったのに!

「すっげぇ綺麗だな、お前。」

・・・嘘つき。
私なんて、胸も小さいし、ナイスバディとは程遠いよ。
このアメリカにいれば、それがよくわかる。

「電気消してって言ったのに・・嘘つき。」

専務も初めてだった言ってくれたの、嘘じゃないよね。
それが凄く嬉しかったんだよ。
だけど、この世の中には、専務に釣り合う家柄や容姿を持った女性がたくさんいることだって知っている。
そんな女性が羨ましい。
今更だけど、せめてもう少し魅力的な体だったら・・
なんて思っていたら、

「仕方ねぇだろ、お前の上にぶちまけちまったんだ。そのまま眠れねぇだろ?バスに連れて行こうかと思ったんだけど、その前に体拭かねぇと・・・」

あれ・・確かに専務がタオルを持っている。
ん・・?私の上に、ぶちまけた?
・・・え?
それって・・いったい何を・・・?

「それって・・・どういうこと・・?」
「お前が煽るからだろ。避妊の準備なんかして来てねぇし。」
「あ・・・。」
「外には出したけど、一応洗っとくか?今更、意味ねぇか。俺は全く構わねぇんだけど、やっぱ今、子供が出来たらお前は困るだろ?」
「・・・・・・。」

俺は構わねぇ・・けど・・・子供が出来たら?
専務が羅列する言葉の意味が、分かるようで分からなくて。
私の頭は完全にパニック。

けど、だんだんとその意味が分かってくる。

「いやーっ!!」

ううん、嫌じゃないけど・・でもっ、でもっ・・・
専務ったら、何言ってんの?
私ったら、何てことしちゃったの?

「今更、嫌とか言ってんじゃねーよ。いいから、バス行くぞ。」

専務から逃げようとしたのに、お腹が痛くて、足に力が入らなかった。
そのまま専務に抱き上げられて、バスルームへ向かうことになる。




バスタブにはすでにお湯が張られていた。
どうやら、専務が準備したみたいだ。
専務に支えられながら、シャワーを浴びる。
この頃になると、もう体を見られてるとか、そういうことがどうでもよくなってる私って、結構神経が図太いのね。
足に力が入らなくて、専務に支えられてないと立っていられない。
専務の大きな手が私の体を自由に触ってる。
数時間前までならあり得なかったこと。
だけど、この人はもう、私のパートナーで、
私の恋人・・・なんだよね。
嘘みたい・・・。

冷静になると、さっきは見る余裕なんてなかった専務の体にも目がいった。

専務こそ、綺麗だ。
整った躯体。
あのスーツの下はこうなってたんだね。
どこもかしこも堅い。
うちのパパも弟の進も、もっとポチャポチャしていたような気がする。
あ、そうか、無駄なお肉が付いてないんだ。
すごーい。

自称尽くす男だという専務は、サクサクと私の体を洗っている。
あ・・クスグッタイ・・・

「ひゃっ・・くすぐったい・・」
「お前、相当くすぐったがりだな。エスコートするだけで笑いやがって。」
「だって・・。」
「まぁ、これから毎日洗ってやるから慣れるだろ?」
「ええーっ?」
「同じとこに住んでんだから、毎日一緒に風呂入れるだろ?」
「何言ってるの?そんなのダメだからね。」

その言葉で我に返った。
幸せで、ちょっと感覚が麻痺してたみたいだ。

専務のプライベートのパートナーになる人は、『道明寺家が認めるレベルの女性』。
そのカテゴリーに私は入っていないんだ。

専務は、私のことを好きだって言ってくれた。
私だけだって言ってくれた。
その言葉が嘘だなんて思っていない。
だから、私だって覚悟を決めて専務を受け入れた。

でも・・現実は、そんなに簡単じゃないよね?
専務は、どう思っているんだろう?
今私を好きだということと、財閥の跡取りとしての感情は別・・なんだろうか・・・。
それに、このことが社長に知れたらどうなるの?


専務と一緒にバスタブに浸かった。
後ろから抱きしめてくれる専務の腕の中が心地いい。
この場所を誰にも渡したくない。
この人を独り占めしたい。

だけど、もしかすると、専務のような人たちの世界では、『恋愛』と『結婚』は別なのかも知れない。
そんなことに気付いた。
つまり、社長が言いたかったことは、専務とそう言う関係になってもいい・・だけど、結婚は認めない・・・そう言うことなのかも。
結婚は、道明寺家が認める女性でないとダメってことなんだ・・きっと。

私はたぶん、深いため息を吐いていたんだと思う。

「お前、また、何か考えてんだろ?」
「え?」
「いつもそうだな。なんだかモゴモゴ言って、ため息吐いたり。なんか悩んでるのか?」

うっ。
私ってば、バレバレなのね。
だけどね。

「専務は・・私のことが好き・・だよね?嘘じゃないよね?」
「はぁ?この期に及んで何言ってんだっ。怒るぞ。俺は好きな女じゃなきゃ、抱いたりしない。それに、好きじゃねぇよ。愛してる。」

耳朶にチュッとキスをされる。
それだけで、全身が痺れちゃう。
幸せ・・・だけど、ちょっと切ない。
だって、それって、今だけなの?
この先はどうなるの?

って・・
「あっんっ。」

気が付けば、後ろから吸い付かれ、専務の大きな両方の掌は私の胸を揉みしだいてる。

「だっめ・・・」
「なんで?感じてんだろ?」

バレてる。
でも・・・

「バスの中なら、いいな。何度でもできる。」
そんなことを平気で言う専務。
私は専務の両手を抑えた。

「だめっ。それに、あっ・・赤ちゃんが出来たらどうするの?」

そうだよ。
もし、私との間に赤ちゃんが出来ちゃったら、困るのは専務でしょ?

「明日、籍入れようぜ。それならいいか?」

え・・?

「何言ってるの?」
「ババァには、向こうが帰って来てから報告すればいいだろ。」
「ちょっと!」
「何だよ、お前はそのつもりはねぇの?」

そんなことない、そんなことないけど・・
だけど、そんな簡単なことじゃないでしょ?
って、そんなこと、専務が一番よく分かってるんじゃないの??

「我慢できねぇ。」
「だめっ、ちゃんと話を聞いてっ!」
「だから、何の話だよ。」
「わっ・・私たちはね・・・」

将来のことを考えていい二人じゃないよ・・・

「俺はお前と結婚する。これは決定事項。だから、子供が出来ても大丈夫だ。心配するな。」


返す言葉も見つからない。
専務は本気だ。
本気で、私のこと・・・

嬉しい。
本当に嬉しいよ。

それなら・・・
それなら、私も、もう迷わないよ。
専務との未来を信じる。


クルリと振り返って、専務の首に抱き付いた。

「煽ってんじゃねーぞ。」
「ちっ、違うしっ。」
「いや、ぜってぇ煽ってる。」

煽ったつもりじゃないけど、
もう、何も考えたくなかった。

私は、この人が好き。
だから、いいんだ。
これでいい。

深く、深く口づけを交わして、
そのまま深く彼を飲み込んでいく。
下方から、一番深いところまで突き上げられる。

明るい照明が大理石タイルに反射して、
こんなところで繋がっているなんて信じられない。

二人の息づかいと、バスタブのお湯が跳ねる音。
ストレートの髪の専務は、いつもの専務じゃないような気がする。

これが夢じゃありませんように・・・


2回目の後は、強い刺激と強烈な眠気で、
意識が完全に遠のいた後は起きることが出来なかった。


次に起きたのは、もう翌日のお昼前で、
起きた時に専務がずっと抱きしめていてくれたのが嬉しかった。


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いつもたくさんの応援をありがとうございます!
今週は多忙でして、更新が不定期になります。すみませんっ。
リレーも始まりますので、是非お楽しみください。
  1. 恋のスパイス
  2. / comment:3
  3. [ edit ]

こんばんは。Happyendingです。
例の大型リレー『花束を君に~21の翼~』が、
ついに今夜0時にサイトオープンとなります。

リレーのスタートは明日、10月15日(日)AM6:00 です。

ピンクの花束(200px×40px)
(私のサイトからもリンクしておきます。)

全てのCPが読める方、花男全てを愛する方には、とっても楽しいイベントになること間違いなしです♥


また、私のサイトに遊びに来て下さる方は『つかつく派』が大多数かなと予想しています。
その中には、全てのCPがOKだよという方もおられれば、つかつく以外は無理っ!という方もおられると思います。
実は前回の告知の際にも、楽しみにして下さる方、また少し不安な方がいらっしゃるようでした。
よく、『自己責任で読みましょう』という言葉を見かけますが、私自身がこうして自分のブログに告知する以上、多くの方に、より安全に(笑)、楽しんで頂きたいというのが本音です。

そのために、0時のサイトオープンと同時に、
是非『タイムテーブル&目次』の確認をお勧めいたします。
そちらを見ていただくと、各リレーの投稿時間も確認できますし、お話もどれぐらいあるのかなど一目瞭然。とってもわかりやすいテーブルになっています。

そして、各リレーの内容説明は、前回の告知にある通りです。

押CP以外のloveは苦手だという方もいらっしゃるかなと思います。
本編リレーは最終話が分かれていますのでご心配なく。
けど、これはですね。すべてのCPを覗くのも、めちゃくちゃ楽しいですよ、きっと!

そして、各チーム別リレー。
これは、先の告知をよくご確認下さいね。
お話によっては、冒頭に注意書きもあります。そちらもチェックして下さいね。
Happyendではないかも知れないお話もあります。こちらについても、もう一度告知をチェックしておいてください。

どのお話もクオリティーの高いものばかりです。
是非、安全に楽しんで頂けますように!

苦情は受け付けられませんが、
不安や疑問があれば、私の分かる範囲で対応します。
(ネタバレとかはできませんよ・・笑)
その際には、こちらのサイトにメッセージを頂けましたらと思います。


では、オープンまでカウントダウンが始まっています。
管理人様をはじめ、書き手全員が協力した大規模リレー。
皆様と一緒に楽しめますように!

  1. お知らせ
  2. / comment:4
  3. [ edit ]

牧野が俺に飛び込んできた。

「・・・好きっ。」


俺・・すんげぇ幸せ。
今まで生きてきた中で、一番幸せかも知れねぇ。
愛する女に好きだと言われた。
どーでもいい女からは散々言われた言葉。
そんな言葉に何の意味があるのかと思っていたが・・
俺は今、すげぇ幸せなパンチを食らった。

牧野の戸惑いが分かった時、
彼女が嫌だと言えば止めるつもりだった。
無理やりなんて俺の趣味じゃない。
そんなんじゃ、満たされねぇだろ?
こいつを世界一幸せにしてやりたい。

だが、牧野は俺に飛びこんできた。
そして、俺の首に腕を回し、俺の胸に顔を埋めた。
こいつがどれだけの勇気を振り絞ったか、俺にだって分かる。

だから、これからは、俺がこいつを幸せにしてやる。
そう誓う。


なぁ、これは俺を受け入れるって意味だよな?
全てが予想外の展開だ。
俺がここまで振り回されるなんて、初めてかもな。
好きな女にここまでされて、止まる男がいる訳ない。

俺はそのまま牧野の膝の裏に腕を差し入れ抱き上げた。


二人の初めての場所がこの古城。
場所は牧野の為に用意させた部屋だ。
この部屋は川に面した、一番いい眺めのいい部屋。
明日の朝になればそれが分かるだろう。
それまでは、俺の胸の中で・・・
辛いかも知れねぇけど、幸せにしてやりたい。

はやる気持ちを抑えきれず、そのままベッドルームへ向かった。
牧野は顔を上げずに俺に身を任せている。
互いの心臓の音が聞こえてきそうだ。
俺だって、マジ、緊張してる。

そっと彼女をベッドに下ろした。
そして、自分もベッドに乗り上げて、牧野を押し倒す。

「優しくする。」

それは自分自身への戒め。
俺だってこの先の世界なんて知らない。
けど、こいつには優しくしてやりたい。
それは本音だ。

「うん。よろしくお願いします。」

顔を真っ赤染めた牧野が可愛すぎて、そのままキスをした。
キスをしながら、ネグリジェのボタンを外していく。
牧野の肩がむき出しになり、その華奢な鎖骨が目に入った。

すげぇ、綺麗だ。
首元に吸い付いて、跡を残す。
「あっ・・」
と声を出す牧野にまた、煽られる。

ブラジャーのホックを外し、ふんわりとしたふくらみを目にした。
ピンク色の頂。
すっと手を添えれば、その柔らかさにクニャリと変形する。

ムニムニして、柔らけぇ。
そのまま片胸をもみ上げ、突き出した頂を口に含んだ。

「あっ・・ん・・・」

牧野が小さく喘ぐ、その声の一つ一つに堪らなくなる。
そうなると、とことん声を聴きたくなった。
体中に手を這わせて、キスを落とす。
逃げ回る牧野を追いかけて、背中にも吸い付いた。
透けるような白い肌。
少し力を入れれば、折れてしまいそうに細い体。
彼女の全てが知りたい。

いつの間にかネグリジェは足先へ脱げていき、俺のガウンの紐もほどけていた。
邪魔なガウンを脱ぎ捨てて、
もう一度牧野に覆いかぶさる。
少し息が上がっている牧野を見下ろして、その両頬を包んだ。

「専務・・あの・・・」
唇を近づけた俺に、戸惑ったような牧野の声。
スイッチが入った俺に、今更マッタはききそうにない。
牧野を見つめる俺の視線は鋭かったと思う。
もはや、今夜、こいつを絶対に逃さない。

そんな視線に耐えかねたのか、牧野はそっと横を向いだ。
「お願い・・・明かり消してください。」

・・・。
全く気にもしていなかった。
そして、その敬語交じりの話し方が、こいつの緊張を物語る。
正直言って、俺はこのままがいい。
彼女の全てが見たい。
俺を受け入れる表情をこの目に焼き付けて、忘れたくなんかない。

けど、恥ずかしそうに横を向く彼女の気持ちの方がもっと大切で、
俺はパチンとベッドサイドのスイッチを切った。

常夜灯もない真っ暗な部屋の中。
今日に限って月明りもない。
けど、これはこれでいいのかも知れない。
実のところ、俺だっていっぱいいっぱいで、余裕なんかひとつもなかったから。

暗闇になり、俺は大胆になっていく。
迷いなく舌を絡めながら、牧野の下腹部に手を下ろしていった。
先ほどまでは触れることも躊躇われた場所へ、手を差し入れていく。
辿り着いた割れ目にそっと手を添えて、少しずつ刺激していった。

「ああっ・・あっ・・・」

牧野の体がピクッと跳ねた。
閉じそうになる足を抑え、下着を落とした。
それから、大きく足を広げる。

「えっ・・やっ・・なにするのっ。」

そう言われても、それに答えることなんてできる訳ない。
俺はそのまま牧野の秘部に顔を埋めた。
その場所に舌を這わす。
牧野の足に力が入った。
けれど、それを無視して執拗に攻めていく。

「やだっ。だめっ。あぁっ!」

牧野が左右に首を振る。
ヒクヒクと何度も細かく痙攣するのを見逃さない。
これは、感じてるってことだろ?
ダメだと言いながらも、本気で嫌がっている訳じゃない。
その声は俺をもっと求めているようで、濡れたナカに指を進めた。

一瞬牧野が息を止めたのが分かる。
「キツイか?」
そう聞けば、フルフルを首を振る。
唇に吸い付きながら、指で刺激を繰り返していくと、
牧野の腕が俺の首に回った。

求められる感覚。
それは幸せな感覚。
ビジネスじゃない。
俺自身を必要としてくれる行為。
たまんねぇ。

「痛いかも知れねぇけど、ごめんな。」

これ以上は俺が無理だった。
もっとほぐしてからにした方がいいんだろう。
だけど、俺自身が待てない。

幸せにするとか、優しくするとか言っておいて、
結局は自分勝手な自分に呆れもする。
けど、これ以上待てないのは恐らく彼女も同じだ。
互いを求めているのが分かるから。

俺の言葉の意味を察した牧野の体に力が入った。


「あのね。私、専務が凄く好きだよ。」
「俺も、すげぇ好きだ。」

もう一度、愛を確認し合う。
見えないのがマジ、惜しい。
あぁ、やっぱ、優しくしてやりてぇ。

「初めてなの。上手にできなかったらごめんね。」

自分の方がきついだろうに、そんなことを心配する牧野。
こいつの優しさが伝わってくる。

本当は言うつもりはなかったが、
こいつを安心させたくて、言ってやった。

「俺も初めてだ。今まで欲しいと思った女なんていなかった。」

なぁ、少しは安心したか?
それとも、そんな俺を軽蔑するか?

牧野が軽く息を飲んだのが分かる。
それから、牧野の全身の力が一気に抜けた。

「良かった。それなら、専務は私だけの人だね。」
「お前も、俺だけの女だろ。」
「うん。」
「絶対に幸せにする。後悔なんてさせねぇから。」
「しないよ、後悔なんて。大丈夫。」


今日この部屋でこうなることを予想していなかったから、
避妊の準備なんてしていなかった。
けど、今更それが何だって言うんだ?
彼女が俺のことを好きだって言うんなら、
後悔しないっていうんなら、何の問題もない。
全ては俺の責任。

チュッと彼女の唇に触れるだけのキスをして、
それから彼女の足を広げる。
片手で持った俺自身はありえないぐらいに固くなっていてもうヤバイ。
こすりつけた刺激ですら声を上げそうになった。
少し先が入っただけでイキそうになる。

逃げそうになる牧野の腰を掴んで、自分の方へ引き寄せた。

「ああっ・・・やあっ!」

牧野から上がる悲鳴。
痛ぇに決まってる。
けど、止まれねぇ。
そのまま突き進むしかない。

「ああっ!やっ、だめっ!!」

ごめん、ごめんな、牧野。
俺の全てが彼女の体に収まって、脳天を貫くような快感に襲われる。
歯を食いしばってその快感を逃してから、そっと彼女の頬に口付けると、そこは涙で濡れていた。

「全部入った。」
「ふぇっ・・・痛ぃ・・。」

チュ・・チュ・・とキスをしながら、涙を拭っていく。
牧野が泣いているのに、俺は彼女と一つになっていることが嬉しくてたまらない。
そうしているうちに、徐々に牧野の緊張が解けていった。

「少し動いていい?」
と聞いてみれば、
「絶対に動くくせに・・。優しくするって言ったくせに・・。」
と、どうやら俺の信用は失墜したらしい。
拗ねている彼女も可愛らしい。
拗ねられても止めるつもりはないし、牧野も止めたいとは言わない。

「ちゃんとつかまっとけ。」
俺の首に回された牧野の腕に力が入ったのを確認して、
俺は少しずつ動き始めた。

動くたびに締め付けられて、擦れる感覚に身悶えする。
下半身が震えるような快楽。
律動を速めるにつれて、その快感も増していく。

牧野からの締め付けがきつくなり、俺に回された腕に更に力が込められた。
喘ぎ声が大きくなり、彼女も感じているのが分かる。

ズブッ・・ズブッ・・・と卑猥な音が部屋に響いて、

「専務っ・・・あんっ・・ああっ・・!」

牧野が弓なりに背中を反らした。

そのまま彼女の中で動くことを止めずにいると、
最後に強烈な快感に襲われて、
ギリギリのところで、彼女から自身を抜き、
彼女の上に、精を放った。


半端ねぇ・・・
この世の極上を初めて知った。


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  3. [ edit ]

「専務・・・私じゃ、ダメかな?」


俺を見つめる牧野の目が、凄く真剣で驚く。
私じゃダメ?・・・って、どういうことだ?

「・・ダメって、何がだよ。お前でダメなことなんて、俺には一つもねぇけど?」

何を言ってんのか知らねぇけど、
俺にとって、お前でダメなことなんて、
きっとこの世に一つもない。
それは、自信を持って言える。

牧野はゴクッと唾を飲み込んで、
それから・・・

「専務の・・プライベートのパートナーになりたい・・。」

小さな声でそう言って、顔を伏せた。


・・・ん?
プライベートの・・パートナー?

牧野のこの一言に、俺の思考回路は完全に停止。

こいつは、今でも俺のパートナーだ。
俺にとっては、パートナーと言えばこいつだけで、
プライベートもビジネスも関係ない。

つまり、俺にとってのパートナーってのは、
世界にただ一人の、特別な女。

___俺の恋人・・・だ。


マジ・・・か・・?
こいつは、俺の恋人になりたいって言ってんのか?
それは・・俺のことが好きってことか?


彼女の両頬を包み込んで顔を上げさせ、その瞳を覗き込んだ。
牧野の黒い瞳はとても真剣で、冗談を言っているようには思えない。
そもそも、こいつはこんな冗談なんか言える奴じゃない。

おいっ、ずりぃぞっ!!
今まで、そんな素振りなんて一回も見せてねぇじゃねーかよっ!

ってか、そんなことはもうどうでもいいっ!
なんでお前が言うんだよっ。
それは、俺に言わせろよっ!!

けど、この言葉だけは、どうしても俺が先に言いたい。
俺も自分の瞳に力を籠める。
俺の本気だ。


「俺は、お前が好きだ。
お前以外の女は考えられない。」


恥ずかしそうに俺を見つめていた牧野の目が大きく開いた。
なに驚いてんだ。
この俺の気持ちに気付いてねぇ方がどうかしてる。

返事なんて要らねぇよ。
だってもう、答えは分かってる。

俺は、牧野が口を開くよりも前に、彼女の唇に食らいついた。
今更、嫌だとか絶対にナシだ。
もう、お前は俺のモノで、俺はお前のモノだ。

俺はお前が好きだ。
ずっと前から好きだった。
このキスで、その想いが伝わって欲しい。

言葉よりも先に体が動く。
どんなに熱く愛を語るよりも、こうして触れ合うことで、俺の本気が伝わって欲しい。
俺がこんなキスをする相手も、
これ程に欲しいと思う相手も、
お前以外にいない。

そんな想いから始めたキスだったが、どんどん深みにはまっていく。
それは仕方ねぇだろ?
好きな女と、真夜中に二人きり。
そして、彼女の気持ちは分かってるんだ。
止まれねぇ。


上唇、下唇と交互に何度も吸い付いて、その甘さを堪能する。
息苦しくなった牧野が俺から少しでも距離と取ろうと思ったのか、俺の胸を少し押した。
その手の感触すらも俺を煽る。
無理やり顎を上向かせ、少し口を開かせた。
そのまま舌を差し入れて、彼女の歯列をなぞっていく。
びくっとする牧野の背中をゆっくりと撫でた。

牧野は、逃げようとはしていない。
それに、逃げられたって、絶対に捕まえてやる。
だってこいつは、俺のことが好き・・なんだろ?


牧野の口が恐る恐る開いていき、
俺の舌を受け入れた。

その快感。
牧野と俺の舌が絡み合う。
「んんっ・・・」という、初めて聞く彼女のくぐもった声が、もっともっとと催促されているように聞こえて仕方ねぇ。

ピチャ・・クチュ・・チュッ・・・・
耳に聞こえてくる音に、体中が興奮する。

こんなエロいキス、こいつは経験あんのか?
聞いた事ねぇけど、こいつにもしも過去の男がいたとしたら?
俺は、そいつを殺しちまうかも知れない。
過去も、現在も、そして未来も、こいつに触れていいのは俺だけだ。

自分が愛する女を手に入れたと思えば、
次に来るのは、強烈な嫉妬。

俺のプライベートのパートナー。
俺の恋人。
こいつは、俺の、俺だけのもんだ。
誰にも、渡さねぇ。


舌を絡め合い、吸い付きながら、俺の手はだんだんと、背中から前に回る。
それは、恐らく無意識。
男の本能。
そして、
柔らかい膨らみを手にした瞬間に、俺の頭はショートした。

頭の中が真っ白になるぐらいに夢中になる。
自分体とは全く異なる、柔らかい生き物。
守ってやりたいと思うのに、メチャクチャに壊してやりたいという相反する欲求も抑えられなくなる。
女の体にこれ程までに反応するなんて、過去の自分からは考えられない。
何も考えられないほどの快感が襲ってくる。
胸だけでこれって、その先に進んだらどうなるんだ・・。


夢中になっていた俺は、キスを繰り返しながら、牧野のネグリジェのボタンを数個外し、その中に手を差し入れ、下着の上から彼女の肌に触れた。

「あっ・・・」
という、牧野の小さな悲鳴。

その声に少しだけ冷静さを取り戻し、少し唇を離した。
牧野の不安そうな瞳。
怖がらせたのか?


「牧野、嫌か・・・?」



***



「・・・私じゃ、ダメ?」

専務をその気にさせるとか、そんなことじゃなくて、ただ告白したくなった。
この雰囲気に後押しされて、普段の私なら絶対に言えない言葉を口にした。

私の生まれて初めての告白。
勝率なんてない。
でも、後悔なんて絶対にしない。

だけど、その返事は、まったく予想していなかったもの。

「俺は、お前が好きだ。
お前以外の女は考えられない。」

本当に?
本当に、私でいいの?
何回でも聞きたい。
ちゃんと現実だと思いたい。

だけど、どんどん流されていく。
息つく暇もない程の、性急すぎるキスの連続。
専務が私を求めているのが分かった。
それが本当に嬉しくて、必死でキスを返す。

本当に私でいいんだよね?

初めてのディープキス。
うまく出来ているのかどうかも分からない。
そのうちに、ネグリジェの中に専務の手が入り込んだ。
私は、思わず「あっ・・」と叫び、体を固くした。


「牧野、嫌か・・・?」
専務が心配そうに口を開いた。
その瞳には、言葉とは裏腹に、期待が込められている・・と思う。

嫌じゃない。
怖いけど、嫌じゃない。
だって、覚悟は決まってる。

「ごめん、ごめんな牧野。急ぎ過ぎだな、俺。」
専務が私を胸に抱きしめて、ポンポンと背中を叩いてくれる。
その声が優しすぎて、泣きそうになる。

嫌なんかじゃないよ、私。
ねぇ、分かって。

私は、専務の唇にそっと唇を合わせた。

私も専務が好きだよ。
言葉にするよりも、このキスで伝わって欲しい。

「怖くないよ。でも・・本当に私でいいの?
後から、ダメとか言わない?」

そう聞いた私に、専務はいつもの得意げな顔をした。

「バーカ。俺がどんだけお前のことを好きだと思ってんだ。
どこにも行かせない。誰にもやらない。」

専務を見上げ、見つめ合う。
そして、専務が優しく笑った。
今まで見た中で、たぶん、一番優しい笑顔。


「お前は、俺が愛する唯一の女だ。よろしくな、俺のパートナー。」


そう言われた私は、
弾かれたように専務の首に抱き付いた。


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