花男の二次小説になります。つかつくonlyです。

With a Happy Ending

司と結婚をして、もうすぐ三か月が経つ。
結婚式は去年のクリスマスイブだった。
4年間のNY修業を経て、日本に帰って来てた司からの猛烈なプッシュに負けて、あたしはこの結婚に応じた。
そして、この広い道明寺邸に移り住み、お母様が出した花嫁修業に邁進する日々。

はぁ。
深い、深い、溜息が漏れる。

あたし達は、初めこそ、甘ーい新婚生活を送っていた。
毎晩、時には朝まで抱き合って、玄関での『行ってらっしゃい』のキスはあたしから、『ただいま』のキスは司から・・・そんな、甘々な生活。

新婚当初は毎日のように司に求められ、体がもたないんじゃないかと思ったほどだったのに、3か月目に入った今では、夜の生活なんて、殆んどない。

どうして、こんなことになっちゃったんだろう・・・。
その理由は、司の忙しさ・・だと思ってた。

この1か月、司の帰宅は0時を過ぎる。
帰って来て、シャワーを浴びて、寝るだけの生活。
「先に寝てろ。」の言葉通りに、先にベッドに入り、司の帰宅を待つあたし。
そして、司がベッドに入ったのを確認して、
今日も、何もないことが分かって、
落胆しながら眠りにつく毎日・・

あたし達・・新婚だよね・・?
これって・・普通じゃないよね・・?
もしかして・・・

もしかして・・あたし、もう飽きられちゃった・・とか・・
女としての魅力が足りないから・・とか・・
だって、あいつの周りには、いつも綺麗な女性ばかり。
そんな女には興味がないとか言ってたけど、本当はそういう人の方がいいんじゃないの?
だから、あたしのこと、抱かなくなったんじゃないの?

でも、そんなこと、口に出来る訳がない。
そんなこと言って、「もう、飽きた。別れよう。」とか言われたら、立ち直れない。
だって、あたしは・・・あいつのことを愛しているんだから。


そんな時、桜子からもらったのは、一本のリキュール。
一口飲めば、男性を虜にできるという、魅惑のリキュール。
「これを飲むと、女性は素直になれるそうですよ。先輩、ベッドで可愛くしてますか?いつも、道明寺さん任せじゃだめですよ?時には、女性が男性を喜ばせてあげないと!」
そう言って、軽くウインクする桜子は、別にあたしが悩んでることなんて知らないんだけど・・。
タイミングよく手に入れたそのリキュール。
普段だったら、そんなものに手をだすあたしじゃないんだけど、今回ばかりは、縋りついた。

ねぇ、あたしを見て。
あたしを抱いてよ。
お願い・・あたしにあんたを全部頂戴・・



*****



はぁ・・。
だりぃな。

俺は、会社の執務室で、こめかみを抑えた。
つくしと結婚してから3か月。
今の俺は禁欲生活だ。
それはどうしてか・・。

NYから帰国して、押しに押して、やっと牧野を手に入れた。
クリスマスイブに結婚式を挙げ、浮かれまくった初めの1か月。
仕事だって、相当飛ばしてた。
けれど、1か月目が過ぎる頃、仕事に穴を空けちまった。
俺の直接のミスではなかったが、チェックが甘かったのは確か。
会社の損失は最小限で抑えられたものの、
俺のミスは、すぐに牧野との結婚に結び付けられちまう。
実際に、幹部が牧野との結婚に口を出したのはつい先月のことだ。
俺がミスすれば、牧野が糾弾される。
俺はそれが恐くなった。


牧野が邸に来て、俺の生活は一変した。
毎晩抱かなきゃ眠れない。
そんで、抱いたら抱いたで、その余韻に浸っちまう。
俺にとっては、牧野は甘い毒なんだ。
俺の体を蝕んでいく。
あいつなしでは生きられない。
そんなことは分かっていたことだが、俺のせいであいつが悪く言われるのだけは耐えられなかった。


考えた俺は、禁欲生活に出た。
あいつを抱かなければ、冷静でいられる。
ただし、仕事の能率は下がった。
夜中までかかっても、一向に仕事が終わらねぇ。
そんで、帰宅するのは深夜。
あいつに会えば抱きたくなる。
だから、仕事の能率が下がっても、あいつが寝た後に帰宅するぐらいで丁度良かった。


最後に牧野を抱いたのは、2月のバレンタインデー。
あれから、俺は牧野に触れていない。
あいつは、どう思っているのか・・。
疲れてるだけだと思ってんだろうな。

きっとあいつは俺の苦労なんかわかっちゃいない。
「先に寝てろ」と言えば、素直に寝てやがるし。
俺が手を出さなければ、出されることは無い。
昔から、牧野を求めているのはいつも俺で、あいつが俺を求めたことなんて一度もなかった。


体が鉛のように重い。
あいつを抱きさえすれば、こんなのすぐに回復するのに・・。

遣る瀬無い気持ちのまま、俺はもう一度書類に視線を落とした。



 

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どうなる?どうなる?ドキドキ・・。
続きは、明日の午後の予定です。
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  1. 魔法のリキュール(完)
  2. / comment:6
  3. [ edit ]

今日は3月14日 ホワイトデー。
バレンタインデーだって、司は夜中まで帰って来なかった。
あの時は、1回だけ、したんだったかな。
それで、最後。
この1か月は夫婦生活は一度もない。


あたしは夕食後、ネグリジェに着替えた。
結婚のお祝いにと椿お姉さんにもらったスケスケのネグリジェ。
今までに登場の機会は一度も無かったけど・・今夜なら・・・
そして、その上には、シルクのガウンを羽織った。

リビングのテーブルにリキュールの瓶を置く。
それから、司と一緒に買ったバカラのグラスを用意した。
新婚旅行は行けなかったけど、二人で買い物に出たときに何気なく買ったペアグラス。
少し前は、これを見ているだけでも幸せだったのに、今では見ると切ないなんて。
時刻はもう、22時。
当然、司は帰ってない。

ねぇ、司、今日はホワイトデーなんだよ。
女の子が、好きな人から、お返しを貰える日。
お願いだから帰って来てよ。

あたしは、グラスにリキュールを注いだ。
薄い桜色のそのリキュール。
少し甘い香りがする。
香りを嗅ぐだけで酔いそう・・・

そして、一口だけ、口を付けた。



*****



今日はホワイトデーだ。
分かっているが帰れねぇ。
今となっては、帰宅して、つくしが起きていないことにホッとする日々だ。
まさかこんな新婚生活になるなんて、誰が予想できただろう。

秘書の西田も、さすがに最近では、俺たち夫婦の仲を心配している節がある。
「専務、本日の業務ははこれで終了です。今日は、少し早めに帰られては如何でしょう?」
言われなくたって分かってるんだ。
けど、つくしが俺を待ってくれているのかも自信がねぇ。
禁欲生活をしているうちに、あいつと距離が出来ちまった。
帰国後初めてつくしを抱いた。
あの頃の俺たちは、寸暇を惜しむように抱き合っていた。

それなのに今は・・・
キスすらもできない。
夜に抱きしめることもためらってしまう。
つくしを抱きたい・・
けど、今更なこの状況で、拒まれでもしたら・・・
まさに、振り出しに戻った、いや、スタート以前にもどっちまったかのような不安が募っていた。




「坊ちゃん、お帰りなさいまし。」
邸に帰り、出迎えてくれたのは、つくしじゃねぇ。タマだ。
「おう、つくしは?」
「夕食後はずっと部屋に籠っていますよ。」
「そうか。」

腕時計を確認すれば、時刻は23時。
いつもよりは少し早いぐらいの時間だ。
もしかすると、もう寝ているかもしれない。
残念な気持ちと、どこかほっとした気持ち。
あいつに拒まれたりしたら、生きていけねぇからな。


カチャリとゆっくり部屋のドアを開ける。
リビングに明かりが灯っている。
つくしが起きている証拠だ。
俺は唾をのみ込んだ。

「ただいま。」
ゆっくり入って行くが、返事はない。
すると、リビングのソファにつくしの後ろ姿が見えた。


慌ててソファに回り込むと、つくしが眠りこけている。
テーブルには、二人で選んだバカラのグラス。
その中に、桜色のリキュールが残っている。

こいつ、酒飲んでたのか・・?

こいつが自宅で酒を飲むなんて、珍しい。
何かあったのだろうか?


「つくし・・つくし・・起きろ。風邪ひく。」
つくしを起こそうと、彼女の背中に腕を回し、愛しい妻の顔を覗き込む。
そして気付いた。
___目じりに残る、涙の痕。

こいつ・・泣いてた?

両手で彼女を抱きしめた。
世界一幸せな花嫁にしてやると誓ったのはたった3か月前。
それなのに、こいつが、涙を流している。
こいつが辛い思いをしてる時に、俺は何やってんだ。
花嫁修業だって、やりたくてやってんじゃない。
俺が結婚を急いだばかりに、こいつには慣れない生活を押し付けた。
こいつが今までしていた自由な暮らしは出来なくなって、その心の隙間を埋めてやれるのは俺しかいねぇのに。
こいつの隣にいてやれるのは、俺だけなのに。
俺は何やってんだよっ。

鈍器で後頭部を殴られたような衝撃。
つくしの涙を見て、
俺はこれまでの禁欲生活の無意味さを知った。

仕事のミスがなんだ。
結局は、自分の中途半端な自信が招いたことなのに。
それを、こいつのせいにしていたのは、俺自身じゃねぇか。

ごめん。ごめん。ごめん。つくし。
頼むから、泣かないでくれ。


つくしを抱きしめて彼女の匂いを嗅ぐ。
俺が、唯一安らげる場所。
もう一度、彼女の黒髪と背中を撫ぜた。

そして気付いた違和感
____こいつ・・・ブラしてねぇ・・・



 

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どうして、こんなお話の切り方・・?
自分でもおかしいと思うものの、今更修正できず、このままアップ(笑)。
  1. 魔法のリキュール(完)
  2. / comment:4
  3. [ edit ]

寝る時まで、いつもバッチリ、ブラジャーを付けているこいつが、ブラを外している。
いけねぇとは思いながらも、ゆっくりとつくしの胸に手を滑らせた。
「ん・・」
小さく、つくしが反応する。
久しぶりに触れるつくしの柔らかい胸の感触と、甘い声に俺の下半身に電撃が走った。

つくしの首筋に顔を埋めながら、つくしの双丘をガウンの上から弄る。
でも、当然それだけじゃ足りなくて、
ガウンの合わせから、中に手を滑り込ませた。

え?
いつもとは違う生地感。
俺は、ガウンの紐をほどき、ゆっくりとガウンの合わせを広げた。
見えたのは、乳首までスケスケのキャミソールドレス。
紐のついた、小っせぇパンティまで透けている。
これ、下着の意味あんのか?

なんで・・
俺を誘うため?
俺のこと、待ってた?
そうなのか?

けど、それしか考えられねぇ・・
畜生!
もう、俺、我慢できねぇよっ!


寝ているつくしの口を塞ぐ。
少しだけ開いた口の中に、舌を滑り込ませる。
寝ているくせに、俺の動きに反応して、キスが返ってくる。
キャミソールの裾から手を入れて、可愛い乳首を弄ぶ。
ダイレクトに伝わる、乳房の柔らかさに我を失った。

「うっ・・うんっ・・う・・ん・・・」
つくしの右腕がもちあがり、俺の頬に触れた。

起きちまったか・・
罰が悪くなった俺は、名残惜しく唇を離し、つくしの顔を覗き込んだ。

ゆっくりとつくしの瞼が開き、トロンとしたつくしの瞳が俺を捉えた。
そして、その次には、破壊力抜群の微笑み。

「道明寺・・お帰り・・」


ドウミョウジ・・・
久しぶりに聞く、その呼び名。
かつて、彼女だけに許された、その呼び名。

こいつが何故、今、この名前を呼ぶのか・・?
そんなことは分からなかった。
けど、俺のことを道明寺と呼ぶこいつが可愛すぎて、
互いに求め合った夜を思い出して、
目の前のこいつをすぐに抱くこと以外、何も考えられなくなった。



 

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短くてすみませーん。
道明寺・・・やっぱり良い響き・・
  1. 魔法のリキュール(完)
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

そのままソファへつくしを押し倒す。
「つくし・・つくし・・・」
その名を呼びながら、彼女の体を求めてキスを落としていく。
キャミソールドレスは勢い余って、破り捨てた。

舌でつくしの乳首を転がして、すべすべの臀部を撫でさする。
手をゆっくりと大腿に這わせていき、パンティの中に忍び込ませる直前・・

「あんっ、待って。道明寺、これはねぇ。」
頭の上の方から、つくしの楽し気な声。
つくしが少し、頭を持ち上げて俺を見た。
俺は乳首から口を離し、マジマジとつくしを見つめる。
なんだか、愉快そうなつくしの顔。
この状況にそぐわない程、明るい表情。
つくしが俺の手をとり、パンティのリボンを握らせた。
「引いてみて?」
破壊的に可愛い笑顔。

ゴクリ。
恐る恐るリボンを引くと、当然のことながら、つくしの恥毛が露わになった。
ここは、間接照明の灯るリビングだ。
当然つくしの影になるものは俺しかなくて、つくしの裸体は丸見えで・・。
いつものこいつは恥ずかしがって、明かりを消さなきゃ、SEXは許さないのに・・。

「きゃっ。恥ずかしいよねぇ・・?」
強烈に可愛い上目遣いで、俺を見上げるつくし。
その少し潤んだ瞳・・

おまっ・・俺はそれどころじゃねぇよっ。
恥ずかしかろうが、無かろうが、そんなことはどーでもいい。
目の前にいるお前は、俺の全て。
俺の前に出された、最上級のディナー。
それに食らいつかない男がどこにいんだよ。

俺は、頭の端っこでは、普段のこいつらしからぬ行動に疑問を抱きながらも、それ以上の何かを考える余裕なんて無かった。

____つくしが欲しい


ここからは止まれない。
つくしの細い大腿を持ち上げ、秘部を開いていく。
恥毛の奥に見えるのは、俺の好物。
勢い良くそれに食らいついた。
「あっ、あんっ・・うんっ・・あっ・・」
つくしの体がピクピクと跳ねる。
すげぇ感度だ。

はぁ、はぁというつくしの息遣い。
それに応えるようにに、つくしの入口を舐めまわし、奥に舌を挿し入れた。
「ああっ・・いやっ・・」
つくしが俺の髪に指を差し込む。

嫌とか言いながら、お前、俺を押さえつけてんだろうが。
これが気持ちいいんだろ?
お前のためなら、俺はいくらでも与えてやる。
俺のもつ全てを与えてやる。
つくしの手をとって、指を絡め、
俺は執拗につくしに刺激を送り込んだ。

「うっ・・あっ・あっ・もっ・・だめっ・!!」
つくしの秘所が痙攣を始め、
絡めた指につくしの爪が食い込んでくる。

もっと、もっと、感じてくれ・・・
それが俺の願い。
つくしのナカから、トロトロと愛液が溢れ出した。

一旦入った力が抜けて、絡まった指が解けていく。
大きく呼吸を繰り返すつくし。

俺は秘所から顔をあげ、つくしの顔を覗き込んだ。
恍惚とした女の顔。
俺しか引き出すことのできない表情。
こんな表情をずっと見ていなかった。
いや、俺がさせてやっていなかった。


俺に向かって手を伸ばす。
「どうみょうじ・・優しい・・ね。」
そう言って、俺の頬を包み、唇にキスをする。
こいつからのキスも久しぶり。
つくしが、自分から舌を絡めてくる。
ゆっくり、ねっとりと絡み合う。

クチュ・・チュパ・・
緩慢としたペースのつくしに焦らされながら、
じりじりと俺の限界が迫ってくる。
俺の下半身は、ドクン、ドクンと波打って、どんどん膨れ上がっていく。

チュッと小さなリップ音を残し、つくしの唇が離れた。
「ねぇ、道明寺・・。あたしも・・して、あげようか?」



大きな瞳で覗きこ込まれた次の瞬間、つくしが急に起き上がり、反対側に俺を押し倒した。
俺のベルトのバックルを外して、スラックスのファスナーを降ろす。

「あれぇ?もう、ガチガチですねぇ。どうしてかなぁ。」
よいしょ、よいしょと俺のスラックスを引っ張って、全部脱がせた途端に、勢いで反対側に転がった。

焦った俺が、つくしの手を引き、抱き起こす。
「おい、大丈夫か?」
「ヘーキ、ヘーキ。だいじょーぶ。」
何が愉快なのか・・ニコニコ笑っている。
こいつ、一体今日はどうしちまったんだ?
つくしは、再び俺の上に乗りあげると、一気に俺のボクサーブリーフを引き下ろし、
ペロリと舌を出して、上下の唇を舐めた。

「頂きまーす。」
そう呟いて、俺の股間に顔を降ろす。

まじかよっ。
こんなこと、今までされたことが無い。
いや、して欲しくても、言えなかった。

つくしが、ペロペロと舐める。
その中途半端な刺激に身もだえする。
「あれ・・なんか、しょっぱい・・」

つくしが髪をかき上げて、もう一度俺に落ちてくる。
今度は大きく口に含んだ。
「う”っ・・」

ペロリペロリと舐めながら、頭を上下させている。
お前、一体どこでこんなこと覚えて来た?
うぉっ・・って、やべっ、禁欲生活のせいか、全く我慢が効かねぇ。

つくしの手が俺の根元を持ち、上下に動かしやがる。
「ううっ!」
突きあがって来る快感。
なんとか、肩で息をして、それを逃す。

「どうみょうじ・・気持ち・・イイ?」
顔をあげたつくしと目が合った。
「あぁ・・最高・・」
そう答えた俺に、
「よかったぁ。」
そう言いながら、手の動きを速めるつくし。
強烈な刺激が襲って来た。
俺の質量が急激に増す。
やばいっ。

「つくし、だめだっ。代われっ。」
そう言った俺に、
「ダメ。」
と一言、つくしが言い放った。

「お前本当に・・」
そこまで言ったところで、
もう一度俺のモノをつくしが咥えた。

だめだっ!
もう、我慢できねぇよっ!

俺はつくしの頭を掴んだ。
自分の腰を動かし、つくしの口腔内へ突き上げる。
ごめんと思う気持ちと、
つくしが愛おしい気持ち、
そして、どんな形であれ、こいつの中に果てる心地よさ・・

「はぁっ!くっ!」
つくしの頭を掴んだまま、俺はこいつ中に、白濁した液体を放出した。


全てを出し切って、その快感に酔いしれて、その後にはっと我に返った。
つくしが固まっている。

「つく・・し・・?」

恐くて、顔が見れねぇよ。
それでも、視線を外す訳にはいかない・・。

ゆっくりと顔をあげたつくし。
頬を大きく膨らませている。
少しだけ辛そうな顔をして・・・
それから・・・ゴクリ・・と飲み下した。

おい・・マジ・・か・・?

「えへへ・・どうみょうじ・・・御馳走様でした。」
つくしが俺を見つめ、ニッコリと微笑んだ。



 

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続きます。
  1. 魔法のリキュール(完)
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

ここまで来ると、さすがの俺もこいつがおかしいと気づく。
だからと言って、こんなこいつもたまらなくて、その理由を後回しにしてしまった。
俺はこの1か月、こいつが欲しくてたまらなかった。
こいつは、俺のことなんて求めてないと思っていたが、そうではなかった。
それだけでも満たされるものがある・・というのに、
この異様な可愛らしさは何なんだ?

つくしがいつもと違う・・その理由。
俺はそれを知らなければならない。
でも、目の前のつくしがやけに楽し気で、聞くタイミングが掴めずにいた。


フンフンと鼻歌を歌いながら、俺のネクタイを外す。
そして、俺のシャツのボタンも外していく。
俺はこいつにされるがまま。
こいつは俺にまたがったまま嬉しそうだ。

こいつが嬉しいなら、俺も嬉しい・・・
そんなことを考えているうちに、つくしが俺のシャツを脱がせ、俺の両手首をネクタイで縛り始めた。

・・・?
解こうと思えば、余裕で解くことができるような緩い結び方。
そして、
「どうみょうじ・・・逮捕します。」

俺を見おろす大きな瞳は真剣だ。
けど俺の液体で濡れた口元は卑猥で・・
そのギャップに、俺は心臓が止まるんじゃねぇかと思った。

本当にどうしちまったんだ、お前。
絶対に何かある・・そう思うのに、言葉が出ない。


真面目顔のつくしが俺の上から降りて、俺の手を引いて立たせた。
俺はそれに黙って従う。

「道明寺、あっちに行こう。」

そうして、つくしに逮捕された俺は、ベッドルームへ連行された。


つくしの指示に従い、ベッドの端に座る。
ネクタイを持ったつくしが、俺の隣に腰を降ろした。

いつも二人で寝ているキングサイズのベッド。
そのベッドの上で会話するのは久しぶりのこと。
だけど、つくしは先ほどとはうって変わって、寂しそうだ。

「道明寺はねぇ、優しいけど・・・。司はねぇ、あんまり優しくないんだよね。」
そう言って溜息。
「は?」
「だから、道明寺、帰らないでね。」
「お前・・何言ってんの?」
「道明寺、帰らないで。ずっと、ここにいて。あたしの傍にいてよ。一人にしないで。」

真剣なこいつの瞳。
こいつの懇願。

つくしは、俺と結婚してから、俺のことは『司』と呼んでいた。
俺がそう呼ばせた。
けれど、こいつは、『道明寺』の方が良かったと言う。
『道明寺』方が優しかったと。

その訴えが、胸に突き刺さった。
俺がこの1か月でつくしに与えた不安。
それが、どれだけ大きなものだったのか。

「司じゃだめなのか?」
思わずそんなことを聞いちまう。
結婚前の方が幸せだったと言いたいんだろ?
今の俺じゃダメなのか?
反省してるんだ。
だから、そんなことを言わないでくれ。
そんな、自分勝手なことを思う。

「・・司?司は嫌い。だって、あたしを一人にして。あたしを捨てようとしてるんでしょ?」
つくしの瞳に涙が溜まった。
俺は返す言葉が見つからない。
つくしに嫌われて当然の行動をしていた馬鹿な俺。
だからって、俺がつくしを捨てるだなんて、そんなことをこいつが考えているなんて思いもしなかった。


「司は、嫌いだもん。」
プイっと横を向いてすねるこいつ。
酒のおかげで聞き出せた、こいつの本音に胸が痛んだ。

俺はつくしとの結婚して、安心していた。
体を合わせなくても、俺の心はこいつのものなんだから、こいつが不安になるなんて考えてもみなかった。
自分の体はきつくても、つくしは何とも思ってねぇんだと思ってた。
けど、違う。
こいつは寂しかったんだ。

「俺が帰らなくて、寂しかったのか?」
「うん。」
「ごめん。」
「なんであやまるの?」
「お前の事を考えすぎて、仕事に集中できなかったんだ。だから・・」
「だから?」
「だから、ワザとお前を避けてた。」

つくしがじっと俺を見つめる。
それから・・
「バーカ。」
と一言。
「おいっ!」
「司のバーカ!アンポンタン!」
そう言って、俺の胸を叩く。

「ホント、俺はバカだな。お前に寂しい思いさせて・・ホント、バカだ・・。俺にはお前しかいないのに。そのお前に寂しい思いをさせて。お前を守っているつもりが、全く守ってやれてなかった。」

「司・・あたしに飽きちゃったんじゃないの?」
「そんな訳あるかっ。俺がどれだけ我慢して、毎日耐えてたと思ってんだっ。」
「よかったぁ。よかったよぉ。」

グスグスと鼻をすするつくし。
俺はこいつを抱きしめたい・・けど、このネクタイが・・。
これを外していいものか悩んでいると、つくしが泣き顔から一転、
何故かうれしそうにニッコリと笑った。

____魔性の微笑み
俺のゾクッと身震いをした。


「司、お仕置きね。」

つくしが俺を押し倒した。
俺に馬乗りになって、キスをする。
両手首を軽くネクタイで縛られた俺の役目は、抵抗しないことだ。
つくしの舌が俺の口腔内を舐めまわす。
それから、首筋に吸い付いて、鎖骨へ降りる。
俺の乳首に吸い付いて、赤い印を残した。

「つくし・・・」
俺の下半身はもう反応してる。
お前が欲しい。
十分反省してる。
だから・・

「司。あたしが欲しい?」
「ああ。」
「じゃあ、司には、本当のあたしをあげる。」

高ぶった俺を優しく掴み、つくしが自らの中に迎え入れた。

久しぶりに感じるつくしの中の肉感。
そして、ぎゅっと締まる絞扼感。
規則的にナカが締まってくる。
一度解放したというのに、すぐにでもイケそうだ・・。
本当のつくしの威力は凄まじい。
目を閉じて、その快感に酔いしれる。
俺が突き上げようとした、その瞬間。

「だめっ。」
とつくしに肩を押し返された。
「司は動いちゃダメ。お仕置きにならないでしょ?」
なんなんだ?意味が分かんねぇ。

「司は動いちゃだめ・・。動くのは・・あたしだけ。」
そう言って、ゆっくりと上下に動き出すつくし。
そのスローペースに再び俺は焦らされた。

「うっ・・」
一瞬通り過ぎる、強烈な快感。
そして、その直後に引いていく波。
その行ったり、来たりを繰り返す。

「あっ、ん。」
つくしは自分の動きに声を漏らす。
俺が突き上げれば、すぐにでも絶頂へ導いてやるのに。


けどよ・・
ぐっと寄せて来た波が、また遠ざかった。
俺はこのままでもいいのかも知れない。
一生、こうやってつくしの中で、つくしの波を感じていられたら・・
それって、すげぇ幸せじゃねぇの。
お仕置きになんて、なってねぇよ。


俺は体を起こして、つくしの乳房に吸い付いた。
彼女に俺の手で、快楽を与えたい。
「ああっ・・」
少しのけぞったつくしから漏れる声。
その艶様な響きに、俺の体もしびれる。

乳首を甘噛みして、乳房全体に俺の痕を付けてやる。
動きを止めたつくしの中がギュウギュウに締まる。
「ああっっ!!」
つくしから力が抜けて倒れ込んでくる。
俺は緩く結ばれたネクタイから両腕を外し、彼女の体を受け止めた。

痙攣が続くつくしのナカ。
俺の腕の中に落ちて来たつくしも震えている。
ぎゅーっと俺にしがみ付く。
俺はつくしの体を抱え、下からズンと突き射れて、隙間なく体を合わせた。

俺の腕の中にすっぽりと納まるつくしの体。
こんなに小さなつくしの体。
それなのに、このデカイ俺を優しく包んでくれる。
俺がつくしを抱いている姿勢なのに、
実際には、俺がつくしに抱かれてる。
人一倍不器用で、優しい女なんだ。
酒の力を借りなきゃ、俺にすらなかなか本音を語らない。


「つくし・・ごめんな。」
すでに、力の抜けたつくしの体の中を、
何度も何度も行き来して、彼女の中にいる快楽に溺れた。

意識が朦朧としているつくしの首筋に、うなじに、どんどん印をつけて、俺から逃げられないように縛り付け、そして、彼女の中で果てた。



 

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  1. 魔法のリキュール(完)
  2. / comment:3
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