With a Happy Ending

その後の二人のエトセトラ 1

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このお話は、「続・俺の女」の番外編になります。***「うーん。」「はよ。」「ん・・う?うわっっ・・びっくりしたぁ・・・」朝、目覚めると、目の前には司さんの超ドアップ。こんな美形のドアップって、すっごい迫力。もう、びっくりしたぁ。一体いつから起きてたの?っていうぐらいに、目覚めがいい司さんは珍しい。機嫌いいなぁ・・なんて、嬉しくなりながら、「おはよう。」と私も笑顔を返した。でも・・「やっ、大変!今、...

その後の二人のエトセトラ 2

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つくしがニューヨークへ来てから半年が経ち、俺の両親も結婚に何の反対もなく、むしろ、早く結婚したらいいのにと言われていた。渋っていたのは、つくしぐらいなもんだった。そんな状況だったから、俺の方は、いつでも入籍できるように、準備は万端だった。つくしの両親には、つくしの渡米前に挨拶をし、結婚を前提にニューヨークへ行かせる事を、彼女の婚約者、そして道明寺家HDの支社長として、頭を下げた。「そんな・・頭を上げ...

その後の二人のエトセトラ 3

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結婚式は6月の2週目。プライベートアイランド、『マリアージュ』のチャペルにて。二人の両親。姉ちゃん家族と、つくしの弟。俺の悪友たち。三条とつくしの幼なじみだという友人。招待客はそれだけだ。その全員が微笑んでいる。それを見ている俺も、相当緩んだ顔をしているんだろう。ビジネスの場では決して見せることのない表情。結婚式はビジネスだなんて考えていた自分が、恥ずかしく思えた。人前で、こんなに感情を露わにしたこ...

その後の二人のエトセトラ 4

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チャペルでの挙式の後、集まった皆での食事が終わると、俺の両親は、ニューヨークへとんぼ返りになった。初めから分かっていたことだから、気を使うことなんてねえんだけどな。つくしと二人で、空港まで、二人を送った。主役は俺たちだっつーのに、本当にくそ真面目なんだよな、こいつは。「お義父様、お義母様、これからも、どうぞよろしくお願いします。」「こちらこそ、つくしさん。司の事、頼んだよ。」「なんだよ、それ。」「...

その後の二人のエトセトラ 5

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「新婚旅行が日本なんてね。ぷぷっ。」「わりぃ。」「ううん。そういうことじゃなくってね・・なんだか、不思議だなって。日本に帰るのが、懐かしいっていうか、嬉しいっていうか。」「落ち着いたら、ヨーロッパでも行こうぜ?」「ええ~。別にいいよぉ。こうやってさ、二人でいられるだけでいい。」ったく、こいつは本当に欲がない。お前の夫は、この俺だ。道明寺司だぜ?お前が望めば、どこにだって連れて行ってやるし、なんだっ...