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With a Happy Ending

ファンタジスタになれたら 前編

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「つくし........本当にいいの?このままで。」「ん?何が?」「何がって........」私の親友、牧野つくしが慈しみのこもった優しい瞳で、大きくせり出したお腹をゆっくりと撫でた。「道明寺に返そうと思って貯めてたお金があるの。だからしばらくは大丈夫。」アパートの窓際にはバラの鉢植えが置いてあって、秋も深まったこの時期に綺麗な花を咲かせていた。それは道明寺さんがつくしにプレゼントしたアンブリッジローズ。上手に育...

ファンタジスタになれたら 後編

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「あ........」目が合ったって思ったのに、お客様を見送った道明寺さんは、そのままメープルの中に戻ってしまう。その周囲には黒ずくめの男性たちが取り囲み、たくさんの警備員がマスコミや野次馬たちを規制する。「待って!待ってっ!!道明寺さんっ!!」私の声は届いていない。なんでよ・・・。やっぱり私じゃだめなのかな。ぎゅっと唇を噛み締めた。だけど、だからってじっとしていられない。道明寺さんに会えるチャンスなんて...

コメントありがとうございました(*^^*)

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こんばんは。Happyendingです(*^^*)私の住む地域は、台風は通り過ぎて行ったようです。我が家は特別な被害もない・・模様です。皆様は大丈夫でしたか?これからの地域の方はくれぐれもお気をつけ下さい。さて、『ファンタジスタになれたら』に沢山の拍手とコメントをありがとうございました。初めましての方もいらして、本来であれば一つ一つにコメントを返したかったのですが、時間の都合でそれは難しそうでしたので、こちらに纏...

希望の光 1

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こちらは、『ファンタジスタになれたら』のサイドストーリーです。読んでいない方はまずこちらからどうぞ(*^^*)スタートは、司サイドからになります。***「道明寺......?」「おぅ」「おぅ......って、あんた、こんなところにいる場合じゃ......」目の前には俺がこの世でただ一人愛する女。その女が、突然玄関先に現れた俺の姿に驚き、口をポカーンと開けた。そりゃ、まぁそうだろう。会社の再建のため、もう2年近くNYから帰国...

希望の光 2

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ニューヨークに来てから5度目の冬は例年よりも寒く零下の日が続いた。デスクの上にある業務成績に視線を落としている俺は、心のないロボットのように激務をこなしている。少しでも隙を見せれば、一瞬にして足元を掬われかねない。俺は精神的にも体力的にもギリギリのところにまで追い込まれていた。臨時株主総会まではもう間がない。起爆剤となる何かがなければ、政略結婚を迫られる可能性もある。もちろん俺は了承するつもりなど...