花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

あの日、あの島で、道明寺と結ばれた。
お互い『初めて』。はずかしくって、照れくさくって。でも、すっごく幸せで。
道明寺はあたしを選んでくれた。あたしも、道明寺を選んだ。
つないだ手は熱くって、絶対離さないつもりだった。


あの事故から2か月。
道明寺は一命をとりとめて、自宅に戻った。
あたしのことは、忘れたまま・・・。

あたしは思ってた。道明寺は思い出してくれるって。あいつ、野獣だし。
でも、違った。思い出してない。会ってもくれない。
お見舞いに行くたびに追い返されて、きっとあたしの顔も覚えてない。

なんで?どうして?
いや、違うよ。命が助かるなら、何でも言うことを聞くつもりで神様に祈ったんだから。
でもでも、あたし、どうしたらいい??
もうすぐ、道明寺はNYに行くってF3から聞いた。
やだよ!うそつき!あんた、あたしを選んでくれたんじゃなかったの??

真面目が取り柄のあたしが、学校の授業も聞く気にならない。
そんな時、道明寺楓が現れた。

「司の命を救ってくれた、あなたに感謝するわ。あなたに、私から提案があるの。」

スポンサーサイト

  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:1
  3. [ edit ]

あたしは今、道明寺邸で暮らしている。
学校にも行って、バリバリ勉強している。
お邸に帰っても、家庭教師がついて遅い時間まで問題集を解いている。
浅井たちは、あたしが道明寺にフラれて気が狂ったと思ってるみたいだけど、
あたし、もともと勉強好きなんだよね。全然、頑張れる。
だって、あいつに会うためだもん。


あいつは4月からNYに行った。あたしのことは忘れたまま。
でもあたしには目標ができた。
道明寺楓があたしに言ったの。
【あなたが努力して、私が満足する結果を出せたら、道明寺司の婚約者として発表します】って。

昔のあたしなら、きっとこんな提案に乗ったりしない。
あんなおばさん、信じない。だって、魔女だよ。今まで散々邪魔してたんだよ!
でも、今は藁にもすがる思いだった。あたしが結果を出せば、また道明寺と一緒にいられるんだって、そう思ったら、迷いなんてなかった。

やってやろーじゃん!
絶対満足させてやるっ!!


道明寺楓が何を考えているのかなんてわからないけれど、でもこの人を信じるしかない。
ひとつひとつ、道明寺楓のいうプログラムをこなしていくしかない。
大学は、英徳ではなく、東大の経済学部を目指すように言われた。
そのために道明寺邸で缶詰めになり、勉強に明け暮れた。
受験までの1年は短くて、あっという間に過ぎ去り、あたしは無事に東大に合格したんだ。


  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

なんでも俺は記憶を無くしたらしい。
あいつらは俺に「はやく思い出せよ」なんて言いやがるが、何のことだか、さっぱりわかんねぇよ。
まあ、別に、記憶なんかなくたって、何も困らねぇし、別にいいんだけどよ。

俺はババァの指示に従い、アメリカの大学に進学した。
親父の後を継いで、経営の道を進んでいくことに迷いはない。
だから、この選択に特に疑問はなかった。
大学の勉強と親父の秘書としての仕事を淡々とこなしていく。
俺の生活には色がない。毎日遅くまで、やるべきことをこなすだけだ。
不満がある訳でもない。でも、なんだ?この虚無感は。

親父は一時体調不良となり仕事をセーブしたが、俺が秘書となり、親父の分も動いた。
この世界は顔つなぎが重要だ。だから、その意味でも、都合は良かったのだろう。
「ついに道明寺司が表舞台に登場した」と、経済界もマスコミも俺に注目している。

俺だって、馬鹿じゃない。今は、バックにいる親父のおかげで、良いように注目されているが、この先は実力をつけ、結果を出さなければならないことは理解している。

高校までは、好き勝手やってきた。まあ、道明寺への恩返しか。
やってやるぜ!見てろよ!




  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

東大に入ったあたしは、相変わらず道明寺邸でお世話になっている。
大学に入ったし、自宅へ帰ろうとしたんだけれど、道明寺楓はそれを許さなかった。
大学の授業料だってかかるから、バイトだってしたかったけれど。
卒業後は道明寺ホールディングスに就職することを条件に、先行投資という形で、すべて賄われてしまった。

入試が終わった直後から、道明寺邸でマナーレッスンが始まった。
あたしが考えてるマナーって、食事のマナーとか、挨拶とかその程度だったんだけど、
道明寺邸で行われるのは、淑女としてのマナーレッスン。
語学はもちろんのこと、ダンス・ピアノ・華道・茶道・・・・・。
会話のレッスンっていうのもあって、季節や天候に合わせた会話とか、
相手の仕草から、心理を慮って、会話を運ぶ話術とやらまで。
そんな技、いつ使うのよ!って言いたいけれど、これも道明寺楓のプログラムの一環。

コーディネートのレッスンもあって、自分の洋服のコーディネートもさることながら、
男性の洋服のコーディネート、テーブルやパーティールームの設え方まで学ばされた。
もちろん、道明寺家には専属のスタイリストやコーディネーターがいるんだけれど、
海外からのお客様であったり、賓客をもてなす場合には、女主人がすべての指揮をとるらしい。
つまりは、道明寺家に嫁ぐために必要なレッスンっていうこと・・・
そう思えば、興味がないと思ったレッスンも俄然やる気がでるんだけれど、
別に道明寺と結婚するって決まってるわけでもないのにここまでするの?って思わないでもない。


大学の1年目は一般教養だったから、語学をメインに、道明寺邸でのマナーレッスンに重点を置いた。
3年以降は、経済のゼミで忙しくなると思うから、今のうちに身に付けておきたい。

パパやママも応援してくれて、あたしの大学生活は「道明寺の隣に並ぶため」に費やされた。
今のところ、道明寺楓からは、匙は投げられていない。
次々と降って湧いてくるプログラムをこなしていく。

去年は勉強が大変で、さみしさが薄れていたのかな?
今年は、大学に合格した安心感からか、道明寺が恋しくて仕方がない。

会いたいよ、道明寺。
あたしのこと、忘れちゃっててもいいの。
一目だけでも会いたい・・・。



  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

さみしくて、さみしくて、涙がこぼれそう・・
そんな時、F3と桜子、滋さんが、道明寺邸に会いに来てくれた。

道明寺楓との約束以来、あたしはみんなと連絡をとってはいなかった。
別に連絡をするなと言われていた訳じゃなかったんだけれど、忙しすぎて連絡できていなかったんだ。
みんなも、どういう訳か連絡して来なかったから、あたし達の縁は切れてしまったのかと思っていた。
優紀とは時々連絡を取り合っていたんだけれどね。

「つくし~!合格おめでとう!」と開口一番、滋さん。
「なんだよ、牧野、元気そうじゃん。」と、美作さん。
「先輩、私に連絡くれないなんで、さみしいです。」と、桜子。

「まーきの!久しぶり。来週からよろしくね。」と、花沢類と握手した。
ん?来週から??
「来週からって・・・」
「来週から、俺、牧野のフランス語の先生。」

「俺は、茶道ね。まあ、王道?」と西門さん。

「みんな、どうして・・」

「ほれ、あんたたち。リビングに行って、ゆっくり話でもしなさいな。」
タマさんに促されて、あたしたちはリビングに向かった。


話を聞くと、みんなのところには、社長秘書の西田さんから連絡が入っていたみたい。
今のあたしの状況もだいたいわかってくれていた。
分かっていて、大学入学まで黙っていてくれたんだね。
「牧野つくしの淑女育成プログラム(笑)に協力してくれ」って言われたんだって。
そんなみんなの優しさに、あたしの目には涙が溢れた。


その日は、夜遅くまで、みんなで大騒ぎ。
あたしは、すっごく嬉しかったんだけど・・・・
突然滋さんが放った一言に、みんな固まった。

「でもさ~、万が一、司に恋人ができたらどうなるの?」




  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>

 

プロフィール

Author:Happyending
ときどき浮かぶ妄想を書き留めたくて始めました。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2017 11  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -