花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

つかつく♥コラボ ガチリレー

2017年6月3日 スタート
     6月18日 完結
   
第1話 Happyending  
第2話 やこ        
第3話 koma       
第4話 きぃ
第5話 Asuhana
第6話 lemmmon 
第7話 蘭丸       
第8話 やこ     
第9話 Asuhana   
第10話 Happyending   
第11話 蘭丸     
第12話 lemmmon
第13話 蘭丸
第14話 きぃ
第15話 koma   (完)


あみだの神様によるあみだくじにて・・・・
タイトル決定  やこ
スターター   Happyending

と決まり始まったガチリレー1周目。

2周目からは、完結を目標に、またしても、あみだの神様で順番を決めて進み、

6月18日をもって、無事完結となりました。

応援ありがとうございました!
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  1. つかつく♥コラボ『ガチリレー』
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___8月。

安定期に入ったあたしは、今、ニューヨークにいる。



7月も半ばを過ぎると、あたしの悪阻症状は落ち着いてきた。

むしろ・・もっと食べたいくらい。
何か食べていると落ち着く感じまである。
この1か月程度で、すっかり体重が落ちていたけれど、この分だと逆に太っちゃうかも知れないなんて心配していた。

元気になってからは、あたしは積極的に、未来の東京メープルについてのプランを練っている。お義母様が作り出したリゾートアイランド。あんな風に、生まれて来る子供と一緒にくつろげる空間が、近場にあったら楽しいだろうな・・なんて想像しながら。

お義母様と連絡をとりながら、東京メープルにリゾートを作る計画を進めていた。

司さんの執務室で、メープルの企画を練ったり、新しい家族の部屋のことを考えたりとしていたあたしだったけれど、そろそろ、ニューヨークへ戻って仕事の追い込みをしなきゃと思い始めていた。


すると、8月に入ってから、司さんに突然言われたんだ。

「来週、道明寺HDニューヨーク本社創立の50周年記念パーティーがある。披露宴はできなかったけど、そこで正式に俺達のお披露目と、妊娠の発表になるから。」

ええーっ?
来週って・・。随分急だ。
それに、お披露目かぁ。披露宴は覚悟していたけど、パーティってどんなだろう?
婚約者として出席したパーティーもいくつかあったけれど、あたしはただ司さんの隣にいるだけで良かったし。
本社の50周年記念のパーティーなんて、大丈夫かな・・。

「もちろん俺も出席するから。一緒に行くぞ。念のため、医師も同乗させる。パーティーのことは俺に任せておけばいいから。」

何から何まで・・。
本当に、信じらんないよ。

そうこうするうちに、あっという間に渡米時期となって、あたしは悩む間もなく、ニューヨークへ旅立つこととなった。



***



「準備できたか?」
「うん・・どう?」

今日は、道明寺HDニューヨーク本社創立50周年パーティーだ。
妊娠5か月に入ったつくしは、悪阻も落ち着き、少し下腹が膨らんできた。
元々痩せすぎなぐらいだから、少し位腹が出ても、妊娠とは思われないかも知れないかもしれないが。

だけど今日、俺が用意したのは、Aラインのドレスだ。
腹回りがゆったりとしていて、パーティーで着ていれば、きっと妊娠を予想されるに違いない。
スカイブルーのシンプルなドレスは、つくしの真っ黒な髪とマッチして、彼女にとても似合っている。
透き通るような白い肌も、大きな瞳も、何もかもが俺の自慢。
早く、こいつを連れて、社交界に出たかった。

「すげぇ、似合ってる。」
「ありがと。」


すっと、つくしの腰に手まわしてエスコートする。
今日のつくしは3cmのヒール靴。
いつもよりも少し低い背丈が、俺の庇護欲を刺激する。
俺は元々こいつに狂ってるからな・・。

こいつを連れて歩きたい。
こいつの隣に立っていたい。
こいつを守ってやりたい・・どんなことからも。

俺だけの女として部屋の中に閉じ込めておきたいと言う独占欲の一方で、隣に連れて自慢して歩きたいという気持ちも強い。そして、俺が隣に立つのであれば、彼女の周りの全てのものから彼女を守ってやりたいという俺の庇護欲も大きくなる。

つくしに子供ができたとなれば、尚更だ。
二人分の重み。
大切な俺の宝物なんだ。


チュッとつくしの髪にキスをすると、つくしが擽ったそうに笑った。
「行くか。」
「うん。」

俺は、こいつの笑顔のためなら何でもやれる。




パーティー会場はニューヨークメープルのセレモニーホール。
会場内はすでに、多くの招待客で賑わいを見せていた。
賑わいとはいっても、それは架空の賑わい。
腹の内は、ビジネスの成功や、政治的つながり、そんなもんを企んでいる奴らばかりだ。
こんなところでつくしを披露するのは、躊躇われたが。

だが、それでも、いい。
俺がこいつを守ってやる。


パーティーのスタートは総帥であるオヤジの挨拶から。
今後の道明寺の在り方、展開について、粛々と語られていく。
オヤジたちの後方に、俺とつくしが立っていた。
つくしがぎゅっと俺のジャケットを掴んだ。

大丈夫だっつーの。俺がいるだろーが。
こういう公の場で、つくしが舞台に立つのは初めての事。
だからこそ、直前になるまでこいつには伝えなかったんだ、今日のことを。
余計な時間を与えると、あれこれ不安になるからな。
余計な心配をするぐらいなら、部屋の間取りを考えてくれた方が余程いい。
お前のことは、俺がフォローするから心配なんていらない。


オヤジから、社長であるババァにマイクが渡る。
今後のメープルについて、話が続いている。
メープルホテルが目指す未来。
それは、『セキュリティーを重視したホテルライフ』だ。
その点に留意したリゾートも今後展開していく。
そして、東京メープルもその一つに入ると言う。

どういうことだ?
東京メープルは、まだ企画の初期段階のはずだ。
隣で、つくしが息を飲んだ。


『ニューヨークメープルの宿泊客が、東京メープルでは、一味違うホテルライフを体験して頂けるよう、3年後に、新しいメープルを披露します。』

3年後・・。
決定かよ。

『その東京メープルのリゾート部門を任せるのは、この5月に息子と入籍し、私の娘となりました、道明寺家の新しい家族です。この度、長男の道明寺司が結婚しましたことを、ここで改めてご報告いたします。』


ババァめ。
俺の妻の前に、自分の娘かよ。
ババァがつくしに寄せる信頼は本物って訳だ。
東京メープルを任せるなんて、俺らは一言も聞いちゃいねぇぞ。

ちらりと隣のつくしをみれば、何度も何度も瞬きをして、ババアを見つめている。
緊張maxなんだろう。
急に、こんなこと言われちゃ、こいつだって、いっぱいいっぱいだ。
ったく、ババァの奴。
余計なことを言いやがる。


つくしをエスコートして、舞台に中央へ歩く。
こいつは妊婦だっていうのに、ババァの奴は容赦ねぇ。
いきなりのカメラのフラッシュ。
俺は、庇うように、彼女を引き寄せた。

二人、マイクスタンドの前に立つ。
フラシュが止まった。


『道明寺司です。社長から紹介がありましたように、この5月に入籍し、6月に挙式した、妻のつくしを紹介致します。』

会場内の視線が、全てつくしに注がれる。
つくしが、俺の隣で、完璧なお辞儀をした。
俺の妻であり、東京メープルのリゾートを任される女がどんな人物なのか。
ここにいる奴らは興味津々だろう。

『東京メープルリゾートの件は、私たち夫婦も初耳です。』

俺がそう言うと、会場内から笑いが漏れた。

『妻は現在妊娠中で、来年には、二人の子供が生まれます。今後は東京メープルも含めて、二人で、努力していく所存です。』


それで終わろうと思った。
今日は、ニューヨーク本社の記念式典だ。
東京の話はもういいだろう。
そう思った時に、

「つくしさん、挨拶をして。」
ババァの声が聞こえた。


挨拶と言っても、自己紹介じゃない。
東京メープルのリゾート部門を任される人物として、しっかり仕事をしろという意味だ。

こんなぶっつけなことをしやがって。
腹が立つ。


つくしが、ゴクリと唾を飲んだ。
それでも、しっかり正面を見据えている。

それから、ゆっくりと俺の方を向き直り、少しほっとした様に笑った。

マイクスタンドの前に立ち、俺は隣で軽く彼女を支える。


『初めまして。道明寺つくしです。東京メープルの件、たった今、指名を受け、身が引き締まる思いです。セキュリティーを重視したリゾート。私も現在妊娠し、生まれて来る子供との生活を考えています。子供を自由に、安全に遊ばせることができ、大人も子供も安心して楽しむことのできる新しい形のリゾートを、東京で提案したいと思います。これからの、東京メープルにどうぞ、ご期待下さい。』


話している態度も、流暢な英語も、堂々としたものだったのに、腹の前で上品に組まれたつくしの手には、相当な力が入っている。

馬鹿だな。こいつは。
不安なら、俺に任せときゃいいのに。
お前が困った顔をしたら、いつだって、助けてやるのに。
お前は頼って来ねぇんだよな。

俺を見て、微笑んで、こうして緊張の中、きっちり仕事をこなすんだ。

これからのメープルに期待しろって?
自分でハードル上げんなよ。
お前は、絶対にそのハードルを越えなきゃ、気が済まねぇだろうが。



どうやら、彼女を守ってやるという思いは、俺の傲りだったみたいだ。
彼女を自由にしてやることが、彼女を守ってやることだ。
彼女は自由に羽ばたいて、きっとますます成長していく。

いいさ、好きなようにすればいい。
俺はいつでも、隣にいるから。

いや、ちがうか。
俺が隣にいたいだけだ。
いつも彼女の傍にいて、彼女を見守っていくことが、自分の幸せなんだと気付く。
だから、お前はずっと俺の傍で、自分の思う通りにしていたらいい。


どんなに自由にしていたとしても、
彼女が帰る場所は俺の隣しかないのだから。



そう思ったら、自然と体が動いた。
挨拶を終え、俺を振り仰いだつくしの唇にキスを落とす。


ヒューッ!!

という歓声が飛ぶ。


これぐらいは問題ねぇ。
俺たちは新婚で。
ここはアメリカ。

こいつが、俺の全てだってことを、
こいつの隣に立つ男は俺しかあり得ねぇんだってことを、
見せつけとくには、これしかねぇ。


そっと唇を外し、
つくしが真っ赤になっているのを眺めて、俺は満足する。
視界の端には、オヤジとババァが笑っていた。


いいだろ?
別に。
こいつは俺の女なんだから。



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