With a Happy Ending

俺の、大切な一日。

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道明寺ホールディングス、日本支社長。道明寺財閥の直系の長男。次期総帥候補の筆頭。それが、俺の肩書。見目麗しい、カリスマ経営者。クールな美貌は世の女性たちを惹きつけて止まない。俺がが描き出すビジネスプランは、必ずや成功を収める。今や世界経済に影響を及ぼす男。それが、俺の世評。**朝7時 俺の執務室**「おはようございます、支社長。こちらがブレックファーストミーティングの資料になります。」「分かった。...

感謝♥1周年

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こんばんは。Happyendingです。いつもとは少し毛色の異なるお話、『Eternal』に最後までお付き合いいただきありがとうございました。一度書いてみたかったんです。プチ鬼畜な司(笑)。プチ・・です。プチ(笑)。最終的には、いつもの司。まぁ、私のお話ですから、こんなもんです、ハイ。さてさて、この度、8月26日で、この『With a Happy Ending』も1周年を迎えました~。パチパチパチ・・・いつも覗いてくださる皆様に、とっても感...

Eternal 15 (完)

7
「悠、寝たのか?」シャワーを浴びて、頭をタオルでガシガシ拭きながら、司が寝室に戻って来た。「うん。ぐっすり。」悠はもうすぐ3ヶ月になる。司に再会してから、もう1年が経つんだ。「マジ可愛いな。」「うん。寝顔は司そっくりね。」「目を開けるとお前そっくりなんだよな。」「そうかなぁ。」ふふふ。私たちの結婚生活は至って順調で穏やか。再会した頃の激しさが嘘のようだ。妊娠が分かり、結婚が決まってから、私は司に隠し...

Eternal 14

6
翌朝の新聞の一面記事は・・・____道明寺司氏 結婚!!デカデカと書かれたその見出しに、目が飛び出しそうになった。どこから漏れた情報よ?と考えてみたけれど、考える間も無く思い至る。だって、昨日は病院前で散々大騒ぎしていたんだもん。昨晩、道明寺が私を連れて系列病院の産婦人科を受診した。病院側が極秘にしてくれたところで、病院の外であれだけ騒いでいればそりゃすぐに話題にもなるわ。夜中だとは言え、他の患者...

Eternal 13

5
「だから、違うって!」「いや、間違いないな。」「やだって、離してっ!」「離すか、ボケ。」私たちは、今、道明寺系列の病院前。もう、夜の11時近い。それなのに、道明寺に無理やり連れられて、ここまで来てしまった。当然彼が、事前に連絡を入れてのことだけど。妊娠検査薬の結果は陽性。だけど、本当に妊娠しているかどうかはまだ分からない。一人で産むつもりだったのに。どうしてこんなことになってるんだろう?道明寺に妊娠...

Eternal 12

5
「俺は、お前が好きだ。今まで、一度も忘れたことなんてない。」俺の告白に、牧野は目を大きく見開いた。その瞳に映っているのは、間違いなく俺だ。そして、牧野が口を開いた。「私も、道明寺が好きだよ。ずっと好きだった。ごめんね、あの日、言えなくて。あんたを傷つけてごめん。」牧野からの告白に胸が踊る。牧野の瞳に溢れた涙を、俺の親指で拭った。「そんなことはもういいんだ。俺は、お前と生きていきたくて、お前との未来...

Eternal 11

6
「お前が欲しい」道明寺にそう言われて嬉しかった。道明寺の本心。過去に縛られている訳じゃない。かつての復讐じゃない。今の私が欲しいと言ってくれた。あの指輪は、まだ誤解してるんだね。私がずっと大切にしてきた指輪。それを道明寺が引き抜いた。この指輪はあんたがくれたんだよって言おうと思った。そうすれば、誤解は解けるって分かってた。だけど、言えなかった。だって、言ってどうなるの?言えば事故のことを話さなきゃ...

Eternal 10

9
牧野は左耳に障害がある。牧野がよく触っている左耳。あれは、聞こえが悪いから?あいつは左耳が感じやすいと思っていた。それは、聞こえないから・・だからなのか?俺は・・何てっ!思いがけず知ったその事実によろめきそうになるのを必死に耐え、執務室に戻った。ソファーにドカッと沈み込み、頭を抱える。再会してから、もう2か月近くになる。今まで何度も抱き合って、あいつに俺の気持ちを伝えてきたと思っていた。あの左耳に...

Eternal 9

4
俺は、やはり狂っているのかも知れない。近くにいれば、もっと近くにいきたくなる。いつもあいつの声が聞きたくて堪らなくなる。手が触れる距離にいないと不安で仕方なくなる。そして、あいつを追い詰めているつもりが、追い詰められているのは自分の方だと気付かされる。「この後、9時から3社ほど面談がございます。その後は、書類に目を通して頂き、12時よりメープルで松田社長との会食。一度帰社して頂いた後、17時より役員級会...

Eternal 8

6
私が道明寺ホールディングスに移籍して1か月以上が過ぎた。初めて出社した日から、私と道明寺との関係は続いている。勝手に調べたらしい私の携帯番号に連絡が入り、メープルで落ち合う。私にSPを付けるというのは冗談じゃなかった。一応は配慮したのか、小さめの、だけど誰が見ても高級だとわかる車が迎えに来て、ホテルの地下駐車場からはスイート階直通のエレベーターに乗せられる。誰にも見られていない・・言わば、秘密の関係...