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With a Happy Ending

今後のこと

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こんばんは。Happyendingです。いつも拍手やポチで応援して頂き、ありがとうございます。とっても励みになっていて、感謝・感謝です。自分の楽しみで書いているとはいえ、拍手やポチがあると、読んでくださっている方がいるんだな~、頑張って書こう!と思えます。そして、『そんな夫婦の物語』 第一部完 ・・・あれ?これって第一部だったんだ?と思われた方もいらっしゃることでしょう。これはですね。もう、現在実生活が忙し...

そんな夫婦の物語 34

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すっかり深い眠り就いた牧野から、未練たらたらながらもなんとか己を引き抜くと、なんとも言えない喪失感に襲われた。本当に、もう俺はこいつなしでは生きられねぇ。疲れ切って眠る牧野は子供の様で、くぅくぅと眠る姿が堪らなく可愛らしくて、一瞬たりとも目が離せない。そっと彼女に布団をかけて、俺は風呂場で軽く体を洗った。それから洗面器に湯を張り、タオルを入れて部屋に戻る。何度か湯を運んで、牧野の体を拭いた。この俺...

そんな夫婦の物語 33

8
今まで感じたことなんて一度もない、体全体が疼くような痺れ。その感覚が全身を支配して、これ以上耐えられなくなって、道明寺さんにぎゅっとしがみついた。___これが感じてるってこと?「気持ち良かった?」って聞かれて、思わずコクンと頷いていた。気持ちいいっていうか、もっとして欲しい・・なんて・・ぎゃっ!!慌てて首を横に振ったけど、道明寺さんは嬉しそうに笑ってた。何がそんなに嬉しいんだろ?「俺も気持ち良くな...

そんな夫婦の物語 32

8
「ヤバくても・・・いいです。」 私はとっさに道明寺さんの背中にしがみついていた。 だって、離れたくない。 それに、覚悟だって出来てる。 「お前・・意味わかってんのか?」 「分かってる。」 「途中でやめろって言われても、多分止まれねぇぞ。」 「うっ・・うん。大丈夫。」 それぐらい私に夢中になってくれるってことだよね。 そう思ったら、ちょっと怖いけど喜びもある。 都合のいい女としてじゃない、愛されてる女性と...

そんな夫婦の物語 31

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___チャポン・・旅館についていた小さな温泉風呂に体を沈めた。結局、私たちはここに一泊することになった。ママに明日の朝ご飯を一緒に食べようと言われたらそうしたくなった。だって、きっとしばらくは会えなくなっちゃうでしょ?それに今から東京に戻ったとしても深夜になっちゃうし、道明寺さんに運転してもらうのも大変だし。道明寺さんも「お前がそうしたいなら、泊まろうぜ」って言ってくれた。取り敢えず、着替えの入っ...

そんな夫婦の物語 30

4
「ねぇ・・怒ってる?」「怒ってねぇ。」「怒ってるでしょ?」俺が運転するAMGの助手席で、牧野がチラチラこっちを見てる。はぁ、そんなに申し訳なさそうな顔すんな。つーか、俺は決して怒ってる訳じゃねぇ!___昨日の夜俺は思わず牧野を押し倒してた。だって、仕方ねぇだろ?密室に彼女と二人きりで、結婚の約束までしたんだ。もっと触れ合いたい・・・居間には弟がいることだって分かってた。だから、最後までとかそんな事は...

そんな夫婦の物語 29

7
「一緒に行く。」牧野のその一言に、心臓が熱くなった。どれだけの勇気を振り絞ったか、この結論が簡単だったはずはない。「牧野、本当にいいんだな? いや、嫌だっつっても、連れて行くつもりだけど。 絶対にお前を手放さない。」「うん、決めたの。ううん・・初めから決めてた。 私、道明寺さんと一緒に東京に行くよ。 大好きな人と一緒にいたいから、迷惑だなんて思わない。 幸せを諦めたくないの。 それに、私のこと守っ...

そんな夫婦の物語 28

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俺んちの事情ってやつを、話さなきゃなんねぇと思っていた。けど、俺から話そうと思っていたことを、こいつから切り出されるとは思わなかった。____俺とお前が釣り合っているか?金を持っているかどうか・・それを基準とすれば、俺たちは釣り合ってはいないだろう。牧野が心配しているのは、そういうことだ。けど、それって重要なことか?金があっても幸せじゃねぇ奴なんてたくさんいる。逆に金がなくたって心が満たされること...

そんな夫婦の物語 27

6
「こっち!」初めてこいつから触れてきた。それが嬉しすぎて、言われるがままに付いて行く。牧野に手を引かれて入った部屋は、白い壁にライトブラウンのラグ。白木で統一された家具が優しい印象で、ピンク色のレースのベッドスプレッドにドキッとする。本棚には看護関係の書籍が並んでいて、窓際にはグリーンの鉢植え。「ここ・・お前の部屋か?」「えっ。あっ、やだ。だって、急に進が来るから、話、聞かれたら大変って思って・・...

そんな夫婦の物語 26

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「食器片付けちゃうね。」そう言って、するっと俺の腕の中から抜け出そうとした牧野をもう一度抱き寄せて、軽く触れるだけのキスをした。「バカっ!」って、キョロキョロしてるけど、誰も見てねーし。真っ赤な顔をして立ち上がった彼女の背中を名残惜しく見送った。東京に行くことには前向きな牧野。けど、結婚にはどうやら慎重な様だ。『付き合ってみてお互いに良かったら・・・』そういう考えが一般的だってことは理解できる。俺...