花男の二次小説になります。つかつくonlyです。

With a Happy Ending

正面から道明寺が歩いてくる。
すっごく、カッコよくなってる。
えっ、うそ、こっち見た。
おっ、落ち着けあたし!

「おっ、お帰りなさい。これから、よろしくお願いします!」
あたしは、道明寺の視線を逸らすまいと、気合が入りすぎてしまった。。。


あたしは、本当は、「道明寺!」って呼びたかった。
でも、あたしのこと覚えていないあいつに、いきなり呼び捨てはないよね。
じゃあ、「司さん」?いやいや、無理。。。
でも、あいつ、あたしのこと本当に覚えてないんだなぁ。
事故のあとだって、お見舞いに行ったのに。


帰国パーティーの最中も、道明寺が気になるあたし。
話しかけることもできずにいたのに、いきなり、あいつが腕をつかんでテラスに誘導した。

なに?なに?
それって、あたしが婚約者だって、認めてくれたってこと?
うれしい。すっごくうれしいよ。

あたしは、この4年間が報われた思いだった。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


あいつの部屋は俺の隣らしい。
あいつが別れ際に俺に話しかけてきた。
「あのね、お願いがあるんだけどね。」
あ?なんだ?と、視線を返す。
「道明寺って呼んでもいい?」
道明寺?
おい、その上目使い、やめろよ。心臓が痛てぇ。
「あ、ああ。」
と、答えた俺に、思いっきりかわいい笑顔を向けてきた。

「ありがとう!道明寺。おやすみ。また明日、ね。」


ベッドに寝転びながら思う。
あいつが政略結婚の相手なのか。
ババァのお気に入りってことは、何か秘密があるのか。

別れ際に見た笑顔が目に浮かぶ。
かわいい・・・か。


*****************


翌朝から、すぐに仕事だった。
昨夜は遅くまで飲んでいたが、それぞれに忙しいらしく、結局皆自宅へ帰って行った。

朝食をとるために、ダイニングルームへ入ると、
先に席についていた牧野が振り向き、
「おはよう。道明寺。待ってたの。」
と言う。
牧野と一緒に摂る朝食。
ホントのことを言うと、いつもはコーヒーを飲むだけなんだが、
こいつと一緒だと、食事が進むんだから、不思議だ。

「このパンは、シェフが毎朝焼いていてね、すっごくおいしいのよ。」
はっ、ここはお前の家かよ!と突っ込みたくなったが、
「うちのシェフが作ってんだから、うまくて当然だろ。」
と俺は笑っていた。



玄関にこいつが出てくる。
「いってらっしゃい。」
と見上げてくる。
「ああ。お前は今日はどうしてんだ?」
「あたし?あたしは、もう少ししたら大学に行って、帰ったらドイツ語のレッスンがあるの。」
「俺は、今日は遅くなると思う。食事も済ませてくるから。」
「うん。分かった。」
「じゃ、行ってくる。」

あいつに手を振られてリムジンに乗り込む。
なんかこれ、新婚みてぇだな。
手を振るあいつも、やっぱりかわいい・・・。


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  1. あなたに会いたくて
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  1. 2016/08/31(水) 06:12:00 |
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