花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

あたしは司からの猛烈な刺激に翻弄されて、絶頂を迎えた。
体から力が抜けていく。
あたしの上に覆いかぶさる司の息も荒い。
でも、そんな司がかわいい。
あたしの首筋に吸い付いたまま、息を整える司。
それから名残惜しそうに、あたしから自身を引き抜いた。
急に心もとなくなるような感覚。
ずっとずっと、このままくっついていたいけれど、それは叶わない。
だって、この人は『道明寺司』なんだもん。
彼の元には何万人という社員がいるんだもん。
あたしだけのものであってほしいけど、そんな我儘は言えない。

でも、あたしは彼の憩いの場でありたい。
疲れた彼を癒せる人でありたい。


司があたしにチュッとキスをして起き上がった。
もうタイムリミット。
そろそろ西田さんがやってくる。

あたしも立ち上がろうとした時に、片足に引っかかるパンティとストッキングに気が付いた。
ありゃ、すごい格好だわ。
さっと脱いで、パンティだけももう一度履いた。
それから、すぐにクローゼットを覗いて、司のシャツとスーツを選んだ。
司が着替えていたら、おかしいかしらね?


スーツを選んで振り返ると、もう司がさっきまで身に着けていたスーツを着ていた。
「ちょっと、まって。スーツ、しわができてるしっ。シャツも・・。」
そういったあたしを面白そうに見つめて、ネクタイを締めながら、
「もう一度企画書とスライド確認したら、すぐに戻る。そうしたら、第二ラウンドな?」

ん?んん?
「冗談でしょ?」
「ほんと。」
「あんた、仕事しなさいよ!」
「甘えていいって言ったじゃねぇかよ。それに、今日は待つのが俺の仕事なんだよ。」
「嘘つきっ!」
「嘘じゃねぇっつーの。」
「だって。」
だって、あたしは、司の邪魔をしたいんじゃないのに・・・

司はニヤリと笑って、執務室に戻っていった。


アリエナイ、アリエナイ・・・
だって、これ以上ここにいたら迷惑じゃないの??
あたしのせいで無理なんかしてほしくないのに。

帰ろうにも、帰れない。
帰り道は司のいる執務室のみで、あたしは閉じ込められた状態。




そして、司が戻ってきたら、第二ラウンド。
その後には、第三ラウンド。
さらにその後には、第四ラウンドまであって・・・
合間には、司はちゃんと指示を出しに執務室へ戻っていた。
アリエナイ・・・



時間はすでに明け方4時。
あたしはもう、眠いし、フラフラだし。
司のスーツのしわなんて気にしていられる状態じゃなくなっていた。

もうその頃には、司にとって迷惑かどうかとか、考える余裕もなかった。
だいたいここは会社じゃないの!
って、あたしが初めに煽ったんだった。
あちゃ~。終わってる・・・。


立ち上がることもできないあたしとは対照的に、ますます元気になる司。
その体力はどこから来るのか、不思議だよ。
あたしに毛布を掛けて、自分はシャワーを浴びて、新しいスーツに着替えてる。



「あのさぁ。お前、分かってなさそうだから言っとくけどよ。」
何よ。
こんなにしておいて。
何なのよ。

「お前がそばにいてくれるから仕事頑張れんだよ。お前に気を使われたら、マジ辛い。」
え?
「会いたいときには会いたいって、我儘言ってほしい。全部は叶えてやれないかも知れねぇけど、その我儘も俺の力になる。お前の望みは叶えてやりてぇと思う。そう思ったら、仕事も頑張れんだよ。」
何言ってんの?

「お前が甘えるの苦手だって分かってる。けど、俺にとって一番大事なのは、会社じゃねぇ、お前なんだよ。勘違いしてんなよ。」

うぇ。涙が出てきちゃう。
やだやだ。どうしよう。

「俺にもっと甘えろ。そんで、俺を頼れ。俺たち・・家族になるんだろ?」

うぇーん。
何で今、そんなこと言うのよ。
体が弱ってるときにそんなこと言われたら、泣いちゃうでしょっ。


それから、涙をいっぱいためたあたしに向かって、
「今から、衛星会議。1時間ちょっとで終わるから。終わったら、一緒に帰ろうぜ。それまで、眠っとけ。」
司がそう言って、うぇ、うぇって、しゃくりあげているあたしの頭を撫でて、プライベートルームを出て行った。

眠いし。
だるい。
けど、すごい幸福があたしを包んで、
あたしは吸い込まれるように眠りについた。




次に気が付いたら、マンションのベッドの上で、隣には司が眠ってた。
今日はもうお仕事終わりなのかな?
司がいいなら、起こさないでおこう。
それで、あとで一緒に約束のティラミスを食べなくっちゃね。

あたしを疲れさせるのも司なんだけど、あたしを癒してくれるのもやっぱり司。
あたしはもう、彼がいなくちゃ、生きていけないの。

Fin.



 

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私にとってもbreaktimeのつもりで書いたのですが、何気に長くなっちゃいました。
まっ、いっか~。
しかし、こんな支社長いたら、ヤバいですよね。
妄想ですから、お許しを。
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  1. 理想の恋人 番外編
  2. / comment:3
  3. [ edit ]

あはは(汗)

  1. 2016/12/11(日) 21:08:31 |
  2. URL |
  3. Happyending
  4. [ edit ]
いつも応援ありがとうございます。
私の息抜きに付き合っていただき恐縮です。
投稿時間も特に指定していなかったので、気楽に書いていました。
そんなに時間をかけることなくサクサクと書いていたんですけれど、最初頭に描いていた内容といつの間にか変わってた(笑)。

初めはこの後編がメインのはずだったんですけど、いつの間にか、二人のモヤモヤがメインになってしまった・・・。
おかしいなぁ。
もっとかる~いノリのお話のはずだったんですけどねぇ。

こちらの「理想の恋人」の続編も考えているんですが、思っていたよりも「My Daddy-」に時間をとられて、全然進んでいません・・・。
初めは書きにくいと思っていたけれど、なんだか慣れてきたのと、「My Daddy-」の司つくがかわいくて、親の心境になっている(笑)。

他の作家さんが、いろいろなお話を平行されているのをみて、私も息抜きがてらと思ったけれど、気持ちの切り替えは結構難しいです。

でも、少しでも楽しんでいただけたのならばよかったです!

また月曜日が始まりますね。
頑張っていきましょう!

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/12/11(日) 17:38:28 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

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  1. 2016/12/11(日) 16:49:37 |
  2. |
  3. [ edit ]
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