花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

無事MBAを取得した俺は、日本に一時帰国をすることになった。
その後はまたNYへ戻るが、日本にいる間に、重要な取引先との打ち合わせや、現在進行しているプロジェクトの確認をする必要がある。道明寺の本社はNYにあるが、日本は重要な市場であり、ここをおろそかにはできない。

そして、この帰国で、俺は俺の婚約者というやつに会う。


********************


4年ぶりの日本。
自家用ジェットが滑走路に入った。
滑走路から見える風景は4年前とさして変わらない。
俺は、リムジンに乗り込むと、直接世田谷の邸に行くように指示した。

柄にもなく緊張する。たかが女一人になんだっていうんだよ。
ババァが認めた女ということは、それなりの出自のやつなんだろう。
政略結婚・・・道明寺に生まれた宿命ってやつか。



邸につくと、タマを筆頭にメイドたちが並んでいた。
その一番奥で、俺を見つめる女。

こいつか・・・

黒い髪が肩下まで伸びたストレートヘア。
見上げてくる大きな目。
色白の肌。

俺が視線を向けると、直立不動で、いきなり挨拶をかましてきた。

「おっ、お帰りなさい。これから、よろしくお願いします!」




それからすぐ、あいつらがいつもの如くやってきて、俺の帰国パーティーが始まった。

「司~!おかえり~!」
「日本にはどのぐらいいるんだよ?」
わきあいあいと盛り上がる。


ん?あの女、どこ行った?
あいつを探して視線をさまよわせると、

「まーきの!このキッシュうまいよ。とってあげようか?」
「つくし~、そのワンピかわいいじゃん。司のためにおしゃれしたのかな~。」
と、奴らと笑いあうあの女。

その笑顔に思わず俺も微笑みそうになったが、そういえば・・・
ん?なんだ、みんなあいつのこと知ってるのかよ!

まきの?つくし?それが、あいつの名前か??
何で、俺は自分の婚約者の名前も知らねぇんだよ、おい!



「つかさ~。何?牧野に見惚れてんの?」
「ちっ、うるせぇよ、総二郎。なんだよ、お前ら全員、あいつのこと知ってるのかよ。」
「まあ、そうだな。高校時代から知ってるダチだよ。」
総二郎がニヤリと笑ったのが、気に入らねぇ。


俺は類と話しているあいつの元に歩いていき、腕を引いた。
「ちょっと来い。」
「えっ、何?」
と驚くあいつ。


俺たちは、テラスに出た。4月も終わりとはいえ、まだ夜は肌寒い。
「牧野つくし。」
「うん。」
「お前が、俺の婚約者だよな?」
「うん。」
「そっか。」

俺は、何故だかほっこりと暖かい感覚に囚われた。
こいつが婚約者っていうのは、悪くねぇと思う。


「なにが?そっか?」
牧野つくしが俺を見上げた。
「あたしを婚約者だって、認めてくれるの?」
「そうなんだろ?」
「う、うん!」
「分かった。」
牧野つくしがほっとしたのか、柔らかく微笑んだ。

その瞬間、
『ドキンッ!!』
俺の心臓が跳ねた。




やっと、再会できました。やれやれ。

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  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:1
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  1. 2016/08/30(火) 23:35:23 |
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