花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

滋さんちのジェットの中。
男の人が一緒になった。
「こちら、武田将司さん。私のダーリン。よろしく。因みに、武田物産の専務さん。」

なるほど。こちらが、滋さんの噂のダーリンなのね。
へぇ。なんだか、優しそう。
滋さんも、幸せそうだなぁ。
そんな滋さんをみつめる武田さんも、幸せそう。
あたしも道明寺と一緒にいる時、今の滋さんみたいに幸せな顔しているかな。
あいつにそういうあたしを見せてあげられてるのかな。

「牧野つくしです。」
「三条桜子です。」

「滋から、お二人のお話は聞いています。あと、優紀さんでしたか、4人でT4だと。」

げっ、滋さんってそんなことまで彼に話してるんだ。
T4の意味、分かってるのかなぁ。
隣を見ると、桜子も微妙な顔をしてる。

「この度は、お二人のお邪魔をしてしまって申し訳ありませんでした。あの・・」
「いえ、こちらもご協力できて良かったです。」
「へ?」
「我々の年代は、みんな覚えていますよ。〈4年後必ず迎えに行きます〉のお二人でしょう?」

えっ、えっ、ええ~!?
それ、知ってるの?うそぉ。
いや、だって、あれって4年も前で・・
でも、確かに、あいつテレビで全国放送されてたんだっけ・・
あちゃー、忘れてた。

「あの話は有名ですからね。道明寺さんを見かける度に、みんなそれを思い出すんじゃないのかな。道明寺さんのあの彼女はどうしているのかなってね。いつになったら、社交界に現れるのかって、噂ですよ。その、彼女にお会いできて光栄です。」

「ちょっと、将司さん、つくしに変なプレッシャーかけないでよねっ。」
「し・・滋さん。今の話、本当?あたし達のことって、今でも社交界で噂になってるの?」

気まずそうな滋さんの顔をみれば分かる。
本当なんだ。
はぁ。
でも、あいつ、そんなこと一言も言ってなかった。
ううん。違う。あいつが言う訳ないよ。
あたしが困るようなこと、あいつが言う訳ない。

あー、なんであたしはいつも気が付くのが遅いかな。
道明寺がパートナーを連れずに訪れている社交界で、噂の対象になっているなんて。
それも、勇気がでなかったあたしのせいだなんて。


「いいんですよ。先輩。悔やむことはありません。」
「桜子。」
「今日は、とびきりイイ女になって、周りの奴らを騒然とさせてやりましょう。」
「うん。中身はあたしだけどね。」

強気な桜子に感謝だよ。
まぁ、あたしが着飾ったってしれてるけど、
もう、道明寺を一人で噂の対象になんてさせないから。
噂されるなら、二人で噂になればいい。
今のあたしは、何か燃えてるよ!


「つくしのその目。私昔みたことあるよ。」
滋さんがあたしを見つめてる。
「昔さ。つくしが悩んで、司と別れてさ。それで国沢亜門のところに行っちゃった時。」
「あー。あった・・ね。」
「でも、司さ。つくしを奪い取ってやるって言って。なんか、燃えててさ。パワー全開って感じでさ。思い出しても、身震いしそう。今のつくし、あの時の司と同じ目をしてる。」


滋さんがそう言うんなら、そうなのかも知れない。
あたしとあいつは同じ土星人で運命共同体ってやつなはずだから。
あいつがあたしを探してくれたように、今度はあたしがあいつを救い出す。


「お二人とも!とにかく、飛行機は乾燥しますから。まずは、パックからしましょう。それから、全身マッサージと、先輩はエステ受けてください。」
「桜子。エステって何よ。エステって。」
「当然ですよ。何言ってんですか。やるからにはトコトンやりましょう。滋さんちのエステティシャン、同乗させてますから、はい、行ってらっしゃい。」


あたしはポーンと後部のカーテンの中に放り込まれた。
確かにね。
やるときはやらなきゃね。
フライト時間は約5時間。
その間、全身を隈なく揉みこまれ、特にデコルテラインは念入りにエステを受けた。
途中は殆んど寝ちゃったことは、愛嬌ってことで。


そうしてあたし達は、ついに香港に降り立った。



*****


パーティ会場は「ザ・ペニンシュラ香港」。

さすがっ。滋さんは、ペニンシュラに部屋をとって、荷物を運ばせた。
香港国際空港からは、当然のようにリムジンでペニンシュラへ。
恐らく、道明寺はメープルから来ると思う。
あたしたちは、会場で道明寺を探すつもりだ。

「ギリギリだったから、コーナースイートしか取れなかった。」
なんていう滋さんだけど、そのお部屋はものすごく広い。
そこへ、大量の荷物が運び込まれ、あたし達は大河原家のメイドさんにお世話になりながら、パーティー仕様に変身した。

「メイクは私がします。」
ブルーのドレスに着替えたあたしに、今度は桜子がメイクを施す。

何故か、あたし以上にあたしのことが分かっているみたいで、桜子があたしを輝かせてくれる。
元々目は大きいんだけど、さらにぱっちりに。
頬にはうっすらとチークを。
最後に引いたルージュはとっても深い赤。
「これ、何色?」
「チャペルローズです。」
「綺麗。」
「わたしから、道明寺さんへのプレゼントです。」
「えぇ~?」
「赤いバラは、プレゼントの定番です。」
その桜子の言葉に、一気に頬が火照った。

道明寺のお母さんからいただいたネックレスを、滋さんが背中に回って付けてくれた。

「「完璧!!」」
桜子と滋さんが同時に言った。

「ありがとう。二人とも!」

「司のところまで、送り届けてあげる。」
「行こう!」


今の時刻は午後5時。
パーティーは今、始まったばかりだ。



 

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連続でもう1話は行きます。
司を登場させないと眠れません!
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  1. あたしが幸せになるために(完)
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  1. 2016/12/25(日) 00:11:30 |
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