花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

「せんぱーい。道明寺さんとはどうなんです??」
土曜日の午前中から、桜子がやって来た。暇なやつ~。

う~ん、雰囲気は悪くないと思う。
けれど、朝食は一緒にとるものの、ほとんど会えない毎日で、
二人でゆっくりする時間もないから、あいつがあたしのこと、どう思っているかは謎だ。

でもでも、今日は、
夕方から、経団連主催のパーティーに二人で出席する予定なんだ。


「それはまた、堅苦しいパーティーですね。
もっと違うパーティーのお誘いだっていくらでもあるのに・・・。」
「うーん。そうなんだよね。あたしもさ、いきなり経団連ってなんだよって思ったんだけどね。
でもあいつ、必要なパーティーしか出ないみたいだし、今回のはまあ、ガチで仕事だね。」
「先輩、堅苦しいパーティーだからって、手を抜いたらだめですよ!
道明寺さんを虜にしてやりましょう!エステ、付き合いますよ。」


・・・桜子、虜って何よ。

経団連のパーティーなんて、偉いおじ様方が仕事の話をするだけだよ。
議員さんなんかも来ると思うけれど、はっきりいってあたしなんて行く意味なし。
ドレスだって着ないし、スーツだよ、スーツ!
虜どころじゃないっつーの!


はぁ。ホント、あいつ、あたしのことどう思ってるのかなぁ。
昔は、あいつからの『スキスキオーラ』?ってやつが、出まくってて、
あたしが照れちゃうぐらいだったんだけれど、
なんか、大人になったっていうか、優しくなったっていうか、
あたしばっかり、ドキドキしちゃって、
あいつがあたしのことどう思っているのかよくわからないんだ。
母親から与えられた、政略結婚の相手、って思ってるのかな。
あたしのこと、少しでも好きになってくれている?



~・~・~・~・~・~・~・~・~



今日は夕方から、パーティーがある。
経団連が主催だから、仕事関係のお偉いさんが一同に集まる。
俺はNYでは顔が売れているが、日本ではまだまだだ。
滞在時間を考えると、下手なパーティーに参加するより、よほど効率よく顔つなぎができる。
そんなこともあり、今回は積極的に挨拶をして回る必要があった。

今日のパーティーはパートナー同伴が必須ではなかったから、当初俺は一人で行くつもりだった。
けれど、直前にババァから、牧野を連れて行けと指示が出た。


正直、あんなパーティ行っても、あいつもつまんねぇだろうな。
どうせなら、レストランをリザーブして、夜景でも見ながらうまいもんを食べさせてやりたい。
日本にいる間にチェックしなければならない仕事の関係で、ほとんど時間が空かない俺だが、
なんとか、今日のパーティーの後は時間を作った。



パーティーは17時から始まった。
脂ぎったオヤジ達が続々と集まってくる。
俺は牧野を伴って、パーティー会場に足を踏み入れた。

今日の牧野はいつもと雰囲気が違う。
いつもは、ふんわり甘いと思ったら、急に逆毛をたててふくれっ面をしたりと忙しいやつだと思っていたが、
髪の毛をアップにし、スタンドカラーのオフホワイトのスーツを着こなしている姿をみると、
一言でいえば、出来る女って感じか。
手に持つクラッチバッグも派手過ぎず、この場に馴染んでいる。
靴は細めのヒールがついた、華奢なパンプス。細い牧野の足を、綺麗に見せている。

こんなパーティーに出てくる女なんて、どっかの派手なCEOや逆に地味な秘書たちだけかと思っていた。
そんな中、上品な装いの牧野を連れた俺は目立っていただろう。


「道明寺、絶対離れないでね。一緒にいてね。」
「ん?なんだよ。」
「だって、こんなパーティー初めてだし。どうしたらいいか分からないよ。だから、ね?」
と上目使いで訴えてくる。
だから、俺は思わず言っちまった。

「心配すんな、離れねぇから。」
それは我ながら、柄にもなく、甘い囁きだったと思う。





にほんブログ村
訪問ありがとうございます。更新時間がまちまちでごめんなさい。
関連記事
スポンサーサイト

  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

  1. 2016/09/07(水) 17:52:35 |
  2. URL |
  3. ふじや寿
  4. [ edit ]
初めまして!
今日から読ませていただいてます!
キューンっとしちゃってますっ笑
いいねっ!いいねっ!とドンドン読み進んでますっ笑
作品楽しみにしてまーすっ*\(^o^)/*
仲良しのつかつくっ!楓様も!笑
キュンキュンっです!笑
幸せになってっ♪(´ε` )

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/09/02(金) 22:21:34 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

 管理者にだけ表示を許可する
 
 

プロフィール

Author:Happyending
ときどき浮かぶ妄想を書き留めたくて始めました。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2017 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -