花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

後から分かったことなんだが、牧野が企画した未来型農業の民間型プランってやつは、
先の国際学会で注目され、現在では経済界はもちろんのこと、国会でも話題になるほど、注目を浴びているらしい。
牧野を迎え入れたいという企業も多いと聞く。
未来型農業については、初期コストの問題もあることから、ある程度の規模の企業でないと実現は難しい。
道明寺は農業分野には踏み込んではいないが、ババァの話では、今後この分野にも参入を検討するとのことだ。
それに先立ち、牧野の企画の特許については、ババァが先に手を打ち、道明寺で抑えているのだという。


これか?これが、ババァの目論見か?
優秀な牧野を道明寺に欲しいということか?
しかし、それだけなら、俺の婚約者にする必要はあるんだろうか?


そんな疑問もあったが、幸せな牧野との毎日の中では、
取るに足らないことに思えた。
日本で行われるパーティーには、牧野を同伴する。
女なんて必要ないと思っていた日々が嘘のようだ。
愛し、愛される生活・・・
俺は今まで感じたことのない幸せの中にいたから。



*******************



俺の日本での生活は残り1週間となった。
今後はNYへ戻り、本社の専務として勤めることになる。
牧野を連れて行きたいのはやまやまだが、あいつは学生だし、あと1年は無理か。


残り少ない日本での生活が惜しくて、
この土曜日は出来るだけ早く仕事を片付け、邸に戻った。
あいつを驚かせてやろうと思って、あいつが好きなマカロンをぶらさげてきた。

はっ、道明寺司ともあろう者が、骨抜きだな・・・と思わず苦笑いだ。


リビングから、女たちの声が聞こえてくる。
そういえば、今日は滋と三条が来るって言っていたか。


驚かすつもりはなかったが、開いたドアの隙間から、中の様子を伺った。

「ねぇ、ねぇ、つくし~。司との生活ってどうなの~?」
「どっ、どうってなんですか、滋さん。」 
牧野のアタフタした声が聞こえ、俺の頬も緩む。

「またまた~。」
「先輩ってば、またカマトトぶっちゃって。」
「桜子ぉ~。」

「司って、やっぱ激しいの?」
「あの道明寺さんですものね。」
「ちょ、ちょっと~。」
牧野の焦り様が伝わってくる。
しかし、女どもは何の話をしているんだか・・


部屋に入ろうとした瞬間、次の滋の声に足が止まった。
「あのさ。つくし。高校生の時とは違った?」
「ブッッ!!!」
「先輩、私も聞きたいです。先輩の初体験って、あの島ですよね??」
「なっ、なんで知ってるの~!!!」
「そんなの分かりますよ、丸分かりです。F3だって気づいているんじゃないですか?」


・・・。
俺は足元が冷えていく感覚に襲われた。
足が動かない。


今、なんつった?
牧野の初体験は高校生の時って言ったよな。
俺はてっきり・・・。
いや、別にそんなことはどうだっていい・・・。
どうだっていいんだが・・・。


頭の中が混乱して、考えがまとまらない。

俺はゆっくりと踵を返し、玄関へ向かった。
どこに行く予定ももちろんなかったが、呑気に邸にいることはできなかった。





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  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:3
  3. [ edit ]

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  1. 2016/09/08(木) 09:35:46 |
  2. |
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  1. 2016/09/08(木) 07:28:47 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/09/07(水) 22:13:09 |
  2. URL |
  3. ふじや寿
  4. [ edit ]
わーっ!早速にコメントの返信ありがとうございますっ*\(^o^)/*
お仕事…疲れますって…。
私もヘトヘトな身体に活力を…と日々読み漁って、楽しませていただいてますっ笑

あ〜…司ショックっ!!
大丈夫!司だからっ!!
つくしの初めては司なんだってばっ!笑
まったくぅ〜滋ちゃんてば!笑
さ〜どうなっちゃうのでしょー…。
楽しみにしてまーすっ*\(^o^)/*笑

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ときどき浮かぶ妄想を書き留めたくて始めました。

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