Happyending

Happyending

俺はメープルのプレジデントスイートに来ていた。
日本に滞在中は頻繁に使うだろうと押さえていた部屋だ。
結局、俺は毎日邸に帰っていたから、一度も使ってはいなかった。

部屋には、俺が好んでいるワインとウイスキーが常備されていた。
俺は自ら開けて飲み始めた。


別に、牧野にとって、俺が初めての男じゃなかったからって、何も問題はない。
あいつは高校の時から俺のことが好きだったと言っていた。
俺のことが好きだったからって、他の男と付き合えないわけじゃない。
少なくともこの4年は道明寺邸にいたのだから、それ以前の話か。


俺以外に、あいつの体を知っている奴がいる・・・
そう考えると、腸が煮えくり返る思いだ。
牧野が悪いんじゃない。
そうじゃない。
そうじゃないが・・・

俺は押し寄せる感情を飲み込むことができずにいた。


俺は黙々とウイスキーを空けた。
何も考えたくないのに、次々を妄想が浮かんでくる。
あいつが、俺以外の男に微笑んでいる。
俺以外の男に体を開いて・・・あぁ!ちくしょう!
湧き上がってくる怒りを抑えられない。


そうだ、あのネックレス。
あれは、そいつが贈ったものなのか?
今でも身に着けるほど、大切なものなのか?


嫉妬に狂った俺は牧野のことが信じられなくなってきていた。

あいつ、本当に俺のことが好きなのか?
道明寺ホールディングス次期社長と言われる俺の妻になりたいだけか?


雑草女に、ババァも俺も騙されたってことか・・・?



**************



今日は早く帰ってくるって言っていたのに、道明寺が帰ってこない。
滋さんたちも道明寺が帰ってくるのを待っていたんだけれど、
結局会えずに帰ることになってしまった。

二人を玄関まで送って戻ってくると、タマさんが話かけてきた。

「おや、坊ちゃんはどうされたんですか?」
「えっ、道明寺、帰ってたんですか?」
「はい、16時には帰宅されましたよ。」
「えっ。」

あわてて道明寺の部屋をノックしたけど、返事はない。
眠っているのかと思って、そぉ~っとドアを開けてみたんだけれど、中にも居なかった。
どうしたんだろう、道明寺。
いつもなら、お邸に戻ってきたら、必ずあたしに会いにきてくれるのに。
急用でも出来たのかな。
夕食までには戻るよね。

そう思って、待っていたんだけれど・・
結局、その日、道明寺はお邸に戻っては来なかった。




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うまくはなしを一話にまとめられず…。 
続きをはやめにアップしますね。
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2016/09/09 (Fri) 22:15 | EDIT | REPLY |   
happyending  
>もっち★様

コメントありがとうございます。
もちろん最後はhappy endingとなります。
初心者なもので、いろいろわからないことが多いですが、
マイペースに続けられたらいいなぁと思います。
時々覗いていただけると嬉しいです。

2016/09/08 (Thu) 22:02 | EDIT | REPLY |   
もっち★  
初めまして

初めまして♪
ランキングから来させていただきました!
ちょうどもやもやヤキモキ、どうなるの!!??な所で、続きが気になります。
ラブラブ前提の嫉妬話大好きです笑
でも執筆されるのって、すごく大変なことだと思うので、無理せずマイペースでされて下さいね♪
タイトル通りなら、ハッピーエンディングストーリーですよね?
また読みに来させて下さい!
楽しみにしてますー!

2016/09/08 (Thu) 21:05 | EDIT | REPLY |   

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