花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

「何怒ってんだよ。」
「だって、勝手に入って来るんだもん。」
「別に、いいだろうが、マッパだった訳でもねぇし。」
「ちょっとっ!変な言い方しないでよねっ!」

つーか。怒りたいのは、俺だろ?
俺のこと無視して飯食い言って、帰ってきたら、悩殺ポーズでお出迎えって何なんだよっ!
俺の忍耐試してんだろっ!

「司さん、ご飯食べた?」
出たよ、この上目遣い。
「食ってねぇよ。」
「ごめんね。食べてきちゃって。」
「いや、それはいい。」
ホントは良くねぇけど。

「あのさぁ。門限って何?あたし、高校生じゃないんだけど。」
「何時に帰るか連絡ぐらいしろよ。心配するだろ。」
「あぁ・・そっか。ごめんなさい。でも、司さんからの連絡がないと思ったんだもん。」
「お前、ちゃんと携帯見てんのか?それに、お前が早く帰るなら、俺も帰れるように努力すっから。」
「うん。じゃあ、今度から、司さんが遅くなるかどうか、西田さんから連絡もらうようにするね。司さんが早く帰れそうって分かってたら、ちゃんと帰って来るし。もし、遅くなるなら・・友達とご飯とかは行くかも。それでいい?」
つーか、それって、俺が遅ければ、お前も遅くなるかもって宣言してるようなもんだな。
はぁ。俺は、お前にはどこにも行って欲しくないと思ってるなんて、想像もしてねぇんだな。
けど、この部屋で、俺が帰宅するまで一人で待つように義務付ける訳にもいかねぇか。

「分かった。けど、男と二人はダメだ。」
「あはは。何言っちゃってんの?そんなこと無いって。」
「お前は、なんか危なっかしーんだよ。」
「ホント、司さん、心配しすぎだよ。あはは。絶対ない。あり得ない。」
「お前のその妙な自信が一番心配だ。」
「なっ!失礼ねっ!これでも、結構しっかりしてるって・・って、ちょっ・・・」
また怒り出しそうな牧野にチュっとキス。
それだけで、真っ赤になる牧野。
すげぇ、可愛い。

このままベッドに・・と思ったのに、
そううまくはいかねぇ。


「司さん。共同企画のことだけど・・」
「あぁ、俺がお前を指導するから、心配すんな。」
そう言いながら、首筋にキス。

「ちょっ。そうじゃなくって。これって、ワザとなの?ワザとあたしを指名したの?」
「まぁ、全くの偶然じゃないな。」
「そんな・・」

牧野の沈んだ声に、顔を上げると、泣きそうな表情の彼女。

「なんだよ。」
「それって・・さ。あたしの企画が良かったから・・じゃなくて、あたしが司さんと付き合ってるから、だから、指名してくれたってこと?」

あぁ。そーいうことか。
如何にも、真面目なこいつの考えそうなことだな。
だから、俺も正直に答えてやった。

「お前の企画だって知る前から、目を付けてた。ただし、俺が直接指導しようとまで考えてた訳じゃない。だけど、目を付けた案が、牧野つくしの、お前の案だって分かってからは、今回のことは考えてた。」

「じゃあ、本当にあたしの案を評価してくれたの?」
牧野が、恐る恐る、視線を合わせてくる。

「当たり前だろ。俺はそんなに甘い経営者じゃない。」

それは本当だ。
牧野が恋人だからといって、ビジネス場面で依怙贔屓をするような俺じゃない。
俺が牧野の案に協力しようと思うのは、牧野の案が魅力的だからだ。
だからこそ、それを一緒に成功させたいと思う。

「言っとくけど、俺は仕事には厳しいからな。」
「うん。望むところよ。」
牧野がやっと笑った。


「仕事と、私生活は完全に分ける。お前もそうしろよ。」
「えぇ。難しいな・・・。だって、司さんは上司でしょ?でも、あたしの恋人でもある訳で。ううん・・。」
真剣に悩んでるこいつが可愛くて仕方ない。
だから、もうひとつ褒めてやることにする。

「お前のスピーチ、良かった。」
「ホント?」
ぱっと、俺を見上げる牧野。やっぱ、可愛い。
「あぁ、道明寺に引き抜きてぇぐらいだ。」
「それは嫌。」
やっぱ、可愛くねぇ。

「あのねぇ。いきなり、合同入社式になるから、緊張したんだから。あたし、スピーチ無くなったと思ってたし。」
「無くなる訳ねぇだろ。」
お前のスピーチ聞きたくて、合同にしたんだぜ?とは言わない。

「頭、真っ白になっちゃってさ。でも、司さん、ニヤッって笑ったでしょ。あれで、目が覚めた。司さんのスピーチに負けてたまるかって思った。」
へぇ。こいつ、そんなこと思ってたんか。
良い意味での驚きに、思わず片方の眉を上げた俺。

「パンプスもね。なんか、身分不相応な気もしたんだけど、やっぱり、あれを履いて行ってよかった。まだまだ、追いつけないけど、きっと、あのパンプスを履きこなせるようになるから。見ててね、司さん。」
生き生きした瞳で俺を見上げる牧野。
やっぱり、こいつは、俺の腕の中でじっとしているような女じゃねぇな。
だけどよ、これ、可愛すぎんだろ。
バスタオル姿と言い、どんだけ俺を誘惑してんだ。
もう、俺も、限界だっつーの。


「他の男の前で、可愛いこととか絶対言うなよ。」
「はぁ?何言ってんの?そんなこと言ったこと無いし。」
「お前は、自覚が無さすぎる。」
「そんなことっ・・・って・・・うっ・・・うん・・」

おしゃべりな牧野を、唇で塞ぐ。
これからは俺たちの、恋人時間。
そう言う切り替えは、きっちりしろよ。

初めは硬かった牧野の体から、だんだんと力が抜けていくのをみて、俺は牧野をベッドに運んだ。



 

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  1. 続・俺の女
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  1. 2017/02/25(土) 12:27:31 |
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  1. 2017/02/25(土) 12:02:19 |
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