花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

飲んでも酔えない自分の体にイラつく。
酒が入っているのに、頭の中が冴えていく。


あいつを抱いたとき、これ以上ないというほどの絶頂を感じた。
だが、今思うと、それだけではなかったように思う。
あの感覚は以前に感じたことがあったはずだ。
痛がる女を大切に大切に抱いた。
その時に感じたこの上なく幸せな感情がよみがえる。


俺が無くした記憶・・・
もしかして、俺には大切にしていた女がいたんじゃないのか?
あの頃、類が言っていたような気がする。
『司、早く思い出さないと、大切なものをなくすかも知れないよ。』


俺は事故後の記憶があいまいで、思い出すことができない。
しかし、俺に何度も会いに来た女がいたんじゃなかったか。
俺はそいつを追い払ったんじゃなかったか。


グルグルと考えても何も新しい記憶は出てこない。

俺は携帯を取り出し、あいつらを呼び出した。



*****************



俺の気迫に押されたのか、30分もしないうちにF3が集合した。

「お前、どんだけ飲んだんだよ。」
「司、やべぇな。何があった?」
あきらと総二郎が焦っているが、類は俺を冷静に見つめている。

「お前らに聞きたいことがある。」
と俺が切り出した。


「俺が忘れた記憶ってのは、女の記憶か?」


「「お前っ、思い出したのか!?」」
あきらと総二郎が焦って大声を出した。

「そうなのか?」 
俺は、もう一度確認した。


「そうだよ。司が忘れてるのは、大事な女の記憶。」
そう言った類の表情が、それが真実だと伝えていた。


やはり、そうなのか・・


「誰だ?どこにいる?」
俺は迷わずに聞いていた。

「それを知ってどうするの?
今更謝って、よりでも戻すつもり?」
類の表情が冷たい。


「いや、そうじゃねぇよ。ただ・・
ただ、俺は自分が選んだ道が間違っていないか知りたいだけだ。」

「それで、その道が間違っていたら、牧野を捨てて、その女とやり直す訳?」



・・・・。
俺はどうしたいんだ。
俺には大切な女がいた。
大切に大切に抱いた女がいたんだ。
そいつを忘れ、4年を過ごし、今は牧野という婚約者がいる。

牧野にも、高校時代に俺以外に体をささげるほど好きなやつがいた。
あいつはそいつのことをもう忘れたのか?


牧野に惚れている、それは嘘ではない。
だからといって、今さら思い出した感情も無視したくなかった。




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  1. あなたに会いたくて
  2. / comment:1
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  1. 2016/09/09(金) 08:40:11 |
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