花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

投稿したはずが・・できていませんでした。
5時に来て下さった皆様、ごめんなさい・・。
*****



新入社員歓迎パーティーも終わり、あたし達ももうじき社会人生活1か月が過ぎる。
5月からはフロント業務がメインになるから、ベルガールはもう終了。
ベルパーソンは、お客様の凄く近くで接することが出来る仕事。
ホテルでの接客を学ぶ上で、とてもよい経験になった。

朝のチェックアウトのラッシュが終わると、今度は15時以降のチェックイン時間までは、比較的余裕があるから、その間でどこかでお昼休憩をとるのがいつものあたし達。
いつもなら交代にお昼に行くんだけど、今日はチェックアウトのピークが早めに終わったので、あたしは高木君と早めのお昼に行くことになった。

東京メープルの社員食堂は地下1階。
これがまた安くて美味しい!
1食400円で、小鉢付き。
大学時代はお弁当生活だったあたしなんだけど、就職してからは、殆んどこの食堂にお世話になっていた。
とはいえ、まだ初任給がでていないあたしにとっては、この食費もそろそろ痛くなってきたので、お弁当生活に戻ろうかなとか思ったりする。でもね、司さんが一緒にいると、なかなか夜に下ごしらえしたり、朝にお弁当を作ったりする時間が取れないというジレンマも。
だって、司さんって、すごく子供っぽい。
気が付いたらあたしの後ろを付いて回るもんだから、なかなか自分の朝の準備も進まなかったりする位で・・。

「牧野、こっち。」
あたしは定食のトレーを持ちながら、ちょっとにやけてたかも・・。
高木君の声に我に返ると、そこには涼ちゃんと黒田君も座っていた。

「あれ?今お昼?」
「うん、もうすぐランチだから、早めに食べちゃおうと思ってね。」
「そっか。レストラン部門はそれが大変だよね。」
「そうなんだよねぇ。」

ワイワイとお昼を食べるあたし達。
つかの間の休息を楽しむ。
すると、
「この間のディナー券さぁ。」
と黒田君。
「もらったはいいけど、ペアじゃ、一緒に行く人がいないんだよな。」
そう言って、あたしを見る。
そんなこと言われてもなぁ・・。

「高木君と涼ちゃんは一緒にいくんだよね?」
「うん。」
涼ちゃん、嬉しそう。いいなぁ。
あたしが司さんとなんて・・・少なくともメープルは絶対にダメっ!

「あっ、でも、4人でもいいよ?ね、高木君、いいよね?」
と、突然涼ちゃんが言う。
「俺は構わないけど?」
高木君ってホント優しい。っていうか、涼ちゃんに優しい。
ん?でも4人って、どの4人?

「黒田と牧野さんも一緒に行こうよ。あんな、高級店、緊張するしさ。4人なら丁度いいじゃん。」
高木君がそう言えば、黒田君も嬉しそう。
「平日の夜なら、個室空いてるかも知れないな。」
「個室っ!?」
あたしと涼ちゃんはびっくり。
男性陣って結構度胸あるのね。
個室って、別に料金かかるのに・・。
まぁ、お料理がタダだから、太っ腹なのかしらね。

「後でLINEするから、4人で行こうぜ。」
あれよあれよと話はまとまって、いつの間にか、4人で、高級フレンチ『Shangri-La』へ行くことになっていた。




夕方になって、仕事が終わったけれど、あたしは何となく憂鬱。
さっき気付いたLINEの内容。
例の食事会は、明日の金曜日になった。
断ろうと思えば断れた。
でも、黒田君のことを考えて、涼ちゃんも高木君も一緒に行こうとしているのに、あたしだけが協力しないなんて、気が引けて。
お料理には興味津々ではあるけれど、楽しめるとは思えない自分がいる。

はぁ。明日は司さん、遅くなるのかな?
西田さんに聞いてみようか?

西田さんに連絡してみると、明日はどうやら司さんも会議があるらしい。
せめてもの救い・・、なんて考えるぐらいなら、行かなければいいのかも知れない。


マンションに帰って、晩御飯の支度をする。
なんとなく、明日は食堂には行きたくないな。
お弁当を作って、休憩室で食べようかな。
そんなことを考えながら、明日のお弁当の下ごしらえもしておく。

21時になって、司さんがマンションに帰って来た。
先にシャワーを浴びた司さんと一緒に夕食をとる。
「ねえ、美味しい?」
司さんってさ。本当ならこんな庶民料理を食べる人じゃないんだよね、きっと。
初めの頃は、あたしの作る料理にイチイチ変な反応していたけど、最近では当たり前のように食べてくれている。
付き合い始めてから、あたしは何度か司さんに食事に誘われた。
でも、それをいつも断って、このマンションで食事をしていた。
だって、司さんの素性を知った今となっては、気楽に二人で外出することも憚られて・・。
でも、こんな風に、司さん以外の男の人とレストランに行くとなれば、司さんからの誘いを断らなければよかったかな、なんて、自分勝手なことを思う。

「あぁ、旨い。」
蕩けそうな笑顔。
本当かどうかは分からないけど、いつも、あたしの作る食事は残さずに食べてくれる。
今更だけど、レストランは司さんと行きたかったな・・。
はぁ。


「あのね・・。」
あたしは、明日のことを説明した。




「お前、それ行って楽しいんか?」
「楽しくはないと思う。」
「じゃあ、行くな。」
「でも・・せっかく・・。」
「その男、お前に気があるんじゃねぇの?フツー、付き合ってる奴らにくっついてまでタダ飯食いにいくか?よく考えろよ。」
「そういうことじゃないよ。ただ、一緒に行く人がいないから困ってて。」
「相手はお前じゃなくてもいいだろ?」
「そう・・だね。」


「ま、俺は言うことは言った。別にお前が行きてぇんなら行ったらいいさ。ガキじゃねぇんだから引き留めたりしねぇよ。」
「司さん・・。」

司さんは、あたしが出した料理をきちんと全部完食して、
「俺、まだ仕事残ってんだわ。今日は上で寝る。」
そう言って、目を合わせることもなく、あたしの部屋を出て行った。


初めて、司さんに冷たくされた。
どうしよう・・。
あたしが、彼を怒らせてしまった。
あたしは、頭が真っ白になって、何にも考えられなくなった。



 

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  1. 続・俺の女
  2. / comment:5
  3. [ edit ]

こんばんは(*^^*)

  1. 2017/03/05(日) 22:09:17 |
  2. URL |
  3. Happyending
  4. [ edit ]
いつもたくさんの拍手をありがとうございます!
一度書いてみたかった、司がつくしに冷たくするところ。←マゾ?
そんなに、辛い設定ではない(はず)です。基本はラブモードなので(笑)

さてさて、
じゅんこ様
いやいや、おっしゃる通りです。ほんと。たまーにいますよね。鈍感なのか、天然なのか、なんだかよく分からない人。つくしちゃんには、そうはなって欲しくないです。やっぱり、つくしには、決めるところは決めて欲しい!もうしばらく、お待ちください(._.)

スリ●様
黒田くん、でましたよ!でも、おそらくすぐ退場(笑)。黒田君は、私の中では、かなりな雑魚キャラ。←ひどい!あ、でもいい奴設定。将来的には、もっと悪いキャラを出したいんですが、お話がうまく進むかわからないので、あくまで予定で。すごい!拍手1番目ですか!凄いタイミングです!今日は、起きてから焦って、時間なんて確認せずに投稿しましたから(笑)。ホント拍手一番は、なかなかないですよね~。絶対トップで押したと思っても、6番目とか、ザラにある!私、きっと読むの遅いんだな。

さと●様
そうなの、せっかく、豚の丸焼きに入れたのにね。くぅ~。でも、ちょっと恐い司もよくないですか?長くは続きませんが・・。わたし、司に怒られてみたいかも。。それから、そうですねぇ。黙っていく。そうかも(笑)。でも、つくしですからねぇ。素直?天然?そこがまた可愛い・・かな?

ではでは、明日こそAM5:00に!

管理人のみ閲覧できます

  1. 2017/03/05(日) 18:26:17 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

  1. 2017/03/05(日) 16:29:26 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

  1. 2017/03/05(日) 10:35:04 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

  1. 2017/03/05(日) 06:54:55 |
  2. URL |
  3. じゅんこ
  4. [ edit ]
おはようございます(^^)
司に冷たくされて真っ白なつくし(笑)
でもたまにそれくらいさりげなく指摘しないと鈍感なつくしには伝わらないですよね。天然にも程があると思うのよ…つくしちゃん。
それは相手にも隙を見せるし、横から覗いてる私もこら!って、思うぞ!(笑)
司にも悪いと思うなら断る勇気も必要だ!

真っ白なつくし。次はどーなるか楽しみです(^^)

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