花男の二次小説になります。つかつくonlyです。

With a Happy Ending

あきら達が去った後のプライベートルーム。

「これは・・その・・あれぇ??」
目をぱちくりとして、俺の膝の上に座っている牧野。

「どうしてここに司さんがいるのかなぁ・・?」
キョロキョロと落ち着きがない。
「とぼけんな。」
そーっと俺の膝から降りようとするこいつを、がっちりホールドして捕まえた。
ポフッと俺の胸に落ちてくる、このバカ女。

どうしていいのか分からないといった様子で、目ん玉をあっちにこっちにと動かしている。
それから、どうやら覚悟を決めたらしい。
俯きながらもモゴモゴと話し始めた。

「あのね。だって、司さんが、昔悪いことしたって言うからさ・・。だから・・」
「だから?」

牧野がガバッと顔を上げた。
「だいたいねぇ。女の子にブスとか言わないでしょっ。フツー。」
こいつ、開き直りやがったなっ!

「で?」
「でっ・・て・・。だから・・・。」
「俺が、暴言男だったら、どうするんだよ?」
「どうするって・・」

しどろもどろの牧野。
俺が悪い奴だったら、どうするっての?
別れるとでも言うのか?
つい先日、何があってももう離さない、離れないと約束したばかりじゃねーか。
この嘘つき女め。

「だからっ、あたしが司さんの根性を叩き直してやろうかと思ったのっ!」

大声で言う牧野に、しばし唖然。
この道明寺司の根性を叩き直すという俺の女。
じっと俺の目を見据えている。
面白れぇ。
本当にこいつは面白れぇ。
俺がいい奴じゃないと知っても、俺を見捨てたりはしないらしい。
あんま褒められた言葉を言われた訳じゃないが、俺は心底安心した。


ゆっくりと牧野の髪を撫でる。
「お前、何杯飲んだ?」
「うーん。三杯・・かな?」
牧野は、俺が反撃にでないと分かるとホッとしたようで、両手の人差し指をクルクルと回して俯いている。
「俺がいない所で、酒は飲むなって言ったよな?」
「言ったっけ?」
そーいや、俺も記憶にねぇな。言ってなかったか?
ってことは、こいつには叩き込んでおかないといけねぇことが山ほどあるな。

男と二人きりになるな。
俺がいない所で酒は飲むな。
男に微笑むな。
男と目を合わせるな。
・・・あ~、畜生!限がねぇよ!
いっそのこと、もう仕事辞めろ・・って言えたらどんなにいいか・・。

はぁ・・


仕方なく、俺は話を変えて、さっきの騒ぎの真相を聞くことにした。
だいたい、何で俺が謝る必要があったんだ?

「で、さっき話は何だったんだよ。」
今度は優しく聞いてやる。

「うーんとね。桜子ね、美作専務のことが好きなんだって。で、整形したのは、司さんのせいで。」
「ふーん。で?」
なんで、お前が他人の恋愛話に首を突っ込んでんだ。

「美作専務は、桜子が司さんを好きなんだって勘違いしてたの。だから、元はと言えば、司さんのせいかなって。」
「なんで?」
「なんでだろ?」
幼稚舎のことまで持ち出して、俺に責任を押し付けてくるなんて非常識だ。
それに、あいつらは俺からの謝罪をわざわざ要求してくるような奴らじゃない。
こいつが完全に遊ばれてたってことだ。


「お前さぁ。言っとくが、とっくにバレてんだよ。総二郎にも、あきらにも、あの女にも、俺らのこと。」
「ん?」
牧野が俺と視線を合わせた。

「お前が俺の女だってこと、皆知ってんだよ。」
「えっ、えええっっ~~!!!」
今更そんなに驚くなよ。
さっき、あの女が言ってただろ?
お前が俺の女だと分かっていて、俺を呼び出させたんだ。

ちっ、あの女、牧野をコケにしやがって、今度会ったら許しちゃおかねぇ。
牧野がフツー?
フツーじゃねぇよ。俺をこれ程に振り回す女なんて、この世に二人といない。
しかし、あれを言われて、バレてるってことに思い至らないお前も、どうかしてるぜ。

「西門先生も?」
「あぁ、間違いねぇ。」
「美作専務も?」
「とーぜんだろ?」
「なんで?」
「お前の態度でバレバレだろ?なんで、お前が俺のプライベート用のスマホの番号知ってんだよ。」
「あっ・・・」
まぁ、スマホ出すまでもなく、バレてただろうけど。
今更、気が付いてんじゃねーよ。


「からかわれてたんじゃねぇの、あいつらに?」
「まさか・・うっそぉ・・。」
本気で青くなってるこいつは、どこまで鈍感なんだ。

「だって・・それに、幼稚園の時のことだとは思わなかったし、からかわれてたなんて・・うーっ。本当に?」
「完璧、遊ばれてたな。」
「なんでよ~。もう~っ。」
両手で顔を覆う牧野。
そんなの、お前が俺の女だからに決まってんだろ?
ったく、だからこいつは目が離せねぇんだよ。
隙がありすぎる。


今日だって、牧野にはSPが付いていた。
あきらと三条って女と、三人でこの店に来ていたのも把握していた。
それでも、あきらが一緒だからとイラつきながらも許容していたんだ。

それなのに、執務室で決算書類に目を通している最中に鳴ったスマホ。
牧野からの着信に、俺がどれだけ焦ったか。
「今すぐ来てっ!」
という、こいつの声に、どれだけビビって駆け付けたか、こいつは全く分かってねぇな。
そもそも、普段なら仕事中に電話なんかかけてくるような奴じゃねぇのに、西田を通さずに直接電話してくるという時点で、普通じゃななかった。まさか、酔っ払いだったとはな・・。


すっかり酔いが冷めたらしい牧野が、申し訳なさそうに俺を見る。
「ねぇ。仕事、大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇよ。」
「ごめん・・ね?」

「許さねぇ。」
そう言った俺は、大きく目を見開いた牧野を見つめながら、唇を合わせた。
牧野の目が更に大きく開かれたのが分かったが、そのまま、こいつの顎を少しだけ下にずらす。
そこにできた唇の隙間から、そっと舌を挿し入れた。

「ん・・」
懺悔のつもりか・・抵抗はない。
牧野がゆっくりと目を閉じて、俺もじっくりと味わうべく、瞼を閉じた。


ピチャ、クチュっと卑猥な音。
自然と俺の手が牧野の服の中へ滑り込む。

「あっ。」
と漏れた声を、もう一度塞いだ。

唇を合わせながら、ブラをずらし、牧野の胸をやわやわと揉む。
すげぇ、気持ちいい。
いつも思うが、こんなに柔らけぇもんって、他にねぇよな。
俺の手のひらに収まるボリュームも丁度よくて、こいつは俺のためにできている女だと確信せざるを得ない。

俺の腕の中にぴったりと納まる牧野。
俺はこいつの為なら、何だってできる。
謝れっつーんなら、謝ってやる。
だけどそれは、自分の為なんかじゃねぇよ。
全て、お前の為だ。
いつの間にか、俺の世界は牧野を中心に回ってやがる。


すっと、スカートの中に手を挿し入れると、
うっとりと蕩けていたはずの牧野に力が入った。

重たそうな瞼を必死に開いて、トロンと俺を見つめる。
「ここじゃ、だめだよ。」

訴えかけるような瞳に抑えが効かなくなりそうになったが、
俺だって、こんなところで愛する女を抱く気なんてない。


俺はこいつを抱き抱え、こいつのデカいバッグを持ち、ドアを蹴り開けた。
すぐに、近づて来た俺のSPが牧野のバッグを持った。
それから、牧野に付けたSPが、牧野を抱く俺に驚いて、代わろうとした。
ガンッとそのSPの脛を蹴る。

「こいつに触るな。」

俺の胸に顔を隠していた牧野が、俺の声に驚いて顔を上げた。
その顔はさっきまで俺が蕩けさせていた女の顔で、
そんな顔は誰にも見せられる訳が無い。

「顔、伏せとけ。」
牧野が慌てて、もう一度俺の胸に顔を埋めた。



 

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  1. 続・俺の女
  2. / comment:4
  3. [ edit ]

こんばんは(^^♪

  1. 2017/03/25(土) 21:59:04 |
  2. URL |
  3. Happyending
  4. [ edit ]
いつもたくさんの拍手をありがとうございます。
やっと司君目線になった~(^_^)v 嬉しい~。楽しい~。

さてさて。
悠●様
SPも大変だねぇ。つくしのSP、臼井さんにお願いしようかな。怪我してるけど。

スリ●様
そのリクエスト、前にも書いてくださってましたよね?本当は、今回内容を変更する前までその場面があったんですよ。この先、お祭りコンビに遊ばれる司君、書きたいと思うのですが、まだ全然先が書けてなくて・・。どうなるか・・。ちょとお待ちを(笑)。

さと●様
本当ですか~。かなり我が道行っちゃってるんですが・・。そんなお褒めの言葉?頂けて、とっても嬉しいです。私的には、さと●様のセンスの方が脱帽ですが・・。SPの反省会議、案外、オブザーバーとして臼井さんがいて、皆に注意を促してたりして・・。

ま●様
今朝も早いですねぇ。寝てます??ま●様はM??私もどっちかっていうとMかな・・ってどっちでもいいって~。(笑)

司が書きた過ぎて、司君のシーンは長い。
明らかにあきら君と差があるよ・・。ゴメンなさい。

ではでは、明日もAM5:00で!

管理人のみ閲覧できます

  1. 2017/03/25(土) 15:20:09 |
  2. |
  3. [ edit ]
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  1. 2017/03/25(土) 09:23:34 |
  2. |
  3. [ edit ]
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  1. 2017/03/25(土) 05:32:14 |
  2. |
  3. [ edit ]
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