Happyending

Happyending

皆様、お騒がせ致しました。
テンプレートが、いつの間にか直っていました。
今日直らなかったら、デフォルトに戻そうと思っていたので、よかったです。
では、さっそく、最終話を(#^.^#)
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牧野は大学を卒業後、道明寺へ入社した。
日本へ正式に帰国してからの俺の第一秘書は、ババァの側近だった西田。
第二秘書は他に3名いたが、牧野を加えて4人となった。

本当だったら、卒業と同時に結婚をと考えてもいたが、
牧野はそれを望まなかった。

二人で訪れたNYで、俺の両親と食事をした時のこと、
ババァが牧野に言った。
『牧野さん、これからも期待しているわ。』

あいつはその言葉を真に受けて、がむしゃらに働いていたな。

農業分野への参入に関しては、俺が直接指揮をとった。
俺からの指示を受けて、実務を担当したのが牧野。
第二秘書とは言っても、ほぼ新規プロジェクトのリーダーとしての仕事ばかりで、
実際に一緒に会社にいる時間は会議以外にはほとんどなかった。

俺たちは、正式な婚約会見をしなかった。
その方が、牧野が自由に仕事ができると思ったからだ。
それでも、仕事上のパーティーには牧野を同伴し、婚約者として紹介していたから、業界では牧野が俺の婚約者であり、道明寺家に認められていることは誰もが知っていたはずだ。分かっていなかったのは、本人位だろうな。

お互いに仕事が忙しく、夕食を一緒にとることも珍しいといった日常ではあったが、
帰宅する家は互いに同じという環境のおかげで、
俺たちは少ない時間ではあっても、愛を育むことができたと思う。


牧野がリーダーとなった、未来型農業のプロジェクトが軌道に乗り始めた。
俺はこの時をどれほど待っていたか。
あいつが仕事をすることに不満はなかったが、この生活もそろそろ限界だった。
はやく牧野を正式に俺の妻として迎え入れたかった。
それでも、あいつの仕事が一段落するのをずっと待っていたんだ。


仕事の打ち合わせと日本での経過報告もかねて、NYへ飛んだ日のこと。
俺は、両親に呼び出された。

資料を一通り読んだババァから、
「司さん、日本での仕事は順調なようね。」
「報告の通りです。」
「そう。」

「あなた、他に報告はないの?」
「他とは?」
「・・・使えない息子ね。」
意味が分からない俺。

するとそこへ、今まで黙っていた親父が口を挟んだ。
「楓は、雑誌のインタビューに答えてしまったから、焦っているのさ。」
「あなた・・・」

「まあ、不甲斐ない息子の尻拭いでもしてやろうかと思ってね。」
と言われつつ、渡された封筒。


促されるままに中身を確認して、俺はニヤリと笑った。
元々、帰国したらすぐに牧野に正式なプロポーズをするつもりだった。

「すぐに結果を出しますから。」
と立ち上がる俺。
「期待しているわ。」
「これだけアシストされて、結果を出せないようでは、道明寺を任せることはできないからね。」


「披露宴はNYで行いますが、お式は日本で好きにしてもらって構わないわ。
日程調整が必要ですから、結果が出たら、すぐに報告をしてちょうだい。」


確かに、これだけのアシストを受けるなんて、仕事ではありえねぇな。
俺のプライドも許さねぇところだけど、俺にとっては、牧野が最重要事項だから、
牧野の笑顔が見られるのなら、どんな恥でも忍んでやる。

そうして・・・俺は無事に、牧野から結婚の約束をとりつけた。



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~



6月はじめの暖かい日。
今日、あたし達は結婚する。


あいつがこだわったジューンブライド。
NYでの披露宴もあるからって言ってるのに、
6月に挙式をすると譲らなかったあいつ。
その気持ちが嬉しくて、そのまま流されちゃったあたし・・。
ドレスは、お姉さんと一緒に選んだ。
肩まわりはすっきりとした、シンプルなAラインドレス。
アップにした髪には、ブーケとお揃いの、白とピンクのバラ。


あたしがこだわった、チャペル式。
道明寺所有の別荘にある小さなチャペルで、
お互いの家族と、親しい友人だけを招いた。

いつもの仲間たちが門出を祝ってくれる。
あたし達は本当に幸せだ。


マリッジリングは二人でじっくり選んだ。
これからの生涯、決してはずすことはないと誓う。
内側に刻んだ文字は
『Be with me forever』
ずっと一緒にいてね。



あなたと離れ、あなたに会いたかった4年間。
あなたと過ごし、愛を深めた4年間。
全てが、あたしにとっては必要な時間だった。


今あたし達がいるのは、ここに集まって下さったみんなのおかげ。
どんなに感謝しても足りないよ・・・。


けれど、ずっと見守っていてほしいな。
あたし達のHappy Endingのその先を。

ねっ、道明寺。
Fin




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Comments 6

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happyending  
Re: タイトルなし


最後まで読んでいただいてありがとうございます。
このお話は私の一作目で、妄想を文章にするのは難しいと思いながら書いていました。
今でも一から読んで頂いている方がいらっしゃるのは、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。

2016/11/05 (Sat) 08:20 | EDIT | REPLY |   
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2016/11/04 (Fri) 22:05 | EDIT | REPLY |   
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2016/09/15 (Thu) 22:21 | EDIT | REPLY |   
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2016/09/15 (Thu) 20:17 | EDIT | REPLY |   
happyending  
Re:

さっそく読んでいただいてありがとうございます。
番外編も考えているので、もう少し、あなたに会いたくて、のお話があります。

2016/09/15 (Thu) 18:17 | EDIT | REPLY |   
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2016/09/15 (Thu) 13:40 | EDIT | REPLY |   

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