花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

こんばんは〜。
何だか番外編に筆が進まず、短編を・・。
「俺の女」には、滋ちゃんが出てこなかったので、滋ちゃん目線のつかつくを書いてみました。
***




「いいなぁー。」

「つくし?」


今日は久しぶりのT4女子会。
幹事はもちろん、私、大河原滋。
社会人になってからも、T4は定期的に集まってる。


「先輩、酔ってます?」
「ん?そーでもないけど。」
「つくし、何がいいなぁ、なの?」
「んー。」


ガサゴソとつくしが鞄から取り出したのは、週刊誌。
それも、結構低俗なやつ。
こんなのつくしが持ってるなんて、ちょっと意外。


「何、これ。」
「あ、これって、道明寺さんの記事ですね。」
「どれどれ・・。あー、またかぁ。今度はアメリカの通信会社の社長令嬢ね。」
「なんですか?あっ、熱愛報道?」

週刊誌には、アメリカのどっかのパーティーで、司が金髪美女をエスコートしている写真。
タイトルは、『御曹司の熱愛発覚』・・ね。
その御曹司の意中の女性は、ここにいるんだから、アリエナイんだけどさ。


「つくし、大丈夫?」
優紀ちゃんが心配そうにつくしの顔を覗き込んでる。


大丈夫って言っても、今更じゃん?
司がNYに行ってた4年の間も、2年前に日本に帰ってきてからも、熱愛報道っていったい何回あった?って感じだし。
はっきり言って、誰も本気になんかしてないんじゃないかな。
つくしだって、全然気にしてなかったはず。

だけど、今回の報道はいつもと違った。
金髪美女が、司の腕にしなだれかかっている。
だいたい司は、つくし以外の女性をエスコートなんかしない。
だから、いつも噂になる写真だって、ただ会話してるだけとかそんな写真ばっかりなのに、今回の写真は二人が腕を組んでいる。

これは・・確かにキツイかも・・・


ん?でも、待って?
さっき、「いいなぁ」って言わなかった?
それって・・それって、どーいう意味!?


「つくし?」
「ん?」
「もしかして・・羨ましい・・とか?」
「んー。ちょっとだけ・・。ま、現実には・・ねぇ。」


レアー!激レアっ!!
つくしがこんなこと言うなんてさ。
いっつも、ちょっと司が気の毒っていうぐらいに、私達の前では愛情表現に乏しいって言うか、冷めてるって言うか、そんな感じのくせにさ。

ちらっとみたら、優紀ちゃんも、桜子も、ちょっと驚いた顔をしてる。
だよねー。
驚くよねー、このつくし。
何か、あったのかな・・そう思って、つくしを問いただそうとしたのに、

パタン・・・。
すぅー。すぅー。

つくしはテーブルに突っ伏して寝ちゃった。



凍りつく、私達。

「ねぇ、桜子。さっきのってさぁ。」
「ええ、滋さん。先ほどのって、つまり。」
「つくしも、報道されたいってこと!?」

「「「意っ外〜〜!!!」」」


だってさ。あれよ。
司は、昔からつくし一筋で。
つくし以外、目に入っていなくて。
私とか、桜子とか、ナイスバディの美女とか、一切相手になんかしてない訳。

あれだけ愛されてたらさぁ。
もう、結婚してあげたらいいじゃんっとか思ってるんだよね、私達。
だけどさ。
社会人としての経験積みたいとかさ、訳わかんない理由で、司のプロポーズを断ったりとか、世の中の女子を敵に回してるつくしがだよ?まさか、熱愛報道に憧れてるなんて。


「これって、道明寺さんが聞いたら、泣いて喜びますわね。」
「そっ、そーですよね!まさか、つくしが・・。」
「だいたい、司って、時間があればつくしのアパート通ってるし、結構、その辺のスーパーとかで、つくしと買い物してたりするらしいのに、そう言えばどうして報道されないんだろうね。」
「そんなの決まってるじゃないですか。道明寺さんが、マスコミに圧力掛けているんですよ。絶対。」
「どうしてですか?」
「つくしの・・ためだよね。」
「そうでしょうね。今、噂になったりしたら、先輩の仕事に差し障りがありますもんね。」
「でも、結局、噂になりたいってことは・・つまり、つくしもついに覚悟を決めたってことだよね!」

しばし・・沈黙。


「道明寺さんって、今NYでしたっけ?」
「あ、多分そう。」
「もう、1ヶ月以上会ってないって、つくし言ってました。」
「だからかぁ。つくしも寂しいんだね。きっと。」
「なんだか、ちょっと切ないですね。」
「あっ、私、来週NY出張だわ。りょーかい!司に伝えとく。」
「滋さん、楽しそうですね。」
「でへへ。だって、つくしが喜ぶ顔、見たいじゃん?」

「「「ねーっ!!!」」」



RRRRRRRR……..

あれ?つくしの携帯が鳴ってる・・

他人の携帯は見てはダメ。
だけど・・
テーブルに置かれたつくしの携帯の着信画面。

そこに表示されたのは、『道明寺』の文字。

あたしたち、3人は顔を見合わせた。


出る?出る?出ちゃう??
出るっきゃないよねー!


3人の視線はGoを支持。

爆睡しているつくしを、ちらっとみて、
ちょっとだけ、罪悪感?
ちょっとだけ、高揚感?

酔いも手伝って、私はその携帯をタップした。




***




「しっかし、急だったよなぁ。」
「俺も驚いた。」
「あんだけ逃げ回ってた牧野が、プロポーズに応じるとはな。」
「なんでも、司のお袋さんが、すぐに結婚しろって凄んだらしいよ。」
「まじかよっ!」
「すげぇじゃん、牧野。認められてたんだな。鉄の女に。」


「「「とにかく、よかったよな〜〜!!!」」」


「これで俺たちは、猛獣の世話とは永遠にお別れだな。」
「感無量!!」
「ぷっ。とにかく、二人のとこ、早く行こうよ。」



ほらね、F3の面々も、二人の門出を祝福してる。
そう、今日は、司のとつくしの結婚式。
あの、つくしの爆弾発言から3ヶ月のスピード婚だった。



あの女子会から1週間程して、司のがNYから帰国した。
その直後から、新聞やテレビ、週刊誌も含めて、各種メディアで取り沙汰された、『道明寺司の本命』報道。

そこには・・
相変わらずの完璧な美貌と躯体に、オーダーメイドのビジネススーツを身につけて、つくしのオンボロアパートにせっせと通う司の姿。
そんな司が、薔薇の花束を持ってアパートに入る写真はため息モノ。

さらには、
二人が近くのスーパーで買い物をする姿。
それがなんと司はラフな私服で。
スーパーの袋を持って歩く司とか、激レア万歳!って感じで。
世の中の女子はキュン死寸前!

極め付けは、つくしのアパート前での二人の濃厚キスシーン。
ドラマ顔負けのそのシーンは、なんと動画で撮影されていた。
3分に渡る、二人の熱烈なキッス。
ありゃ、尋常じゃないね。
司の愛情ダダ漏れ。
恐らく、あれは、司の帰国日だね。


当然、連日のようにワイドショーは、司とつくしの話題で持ち切り。
しかも、それが『4年後必ず迎えに来ます』の女だと分かれば、もう世紀のカップルっだってもて囃されて。

つくしは仕事に行けなくなって、道明寺邸に逃げ込んだ。
そこに、現れた楓社長は、とっても冷静で。

「この期を逃せば、二人の結婚は認めません。」
って言ったんだって。

それもそうだ。
司の仕事上のカリスマ性と、本命に対する一途さが高く評価されて、この報道で、道明寺HDの株価は急上昇した。
これが、事実無根、もしくは、司の遊びだったとでもなれば、大変な損失を招く事態。

元々、認めてはいたんだろうけど、結婚を許可するには、ベストタイミングになったみたい。


つくしもさ。
さぞかし嬉しかったんじゃないのかな〜。
憧れの?熱愛報道されたんだしさ。
そして、なんだかんだ言っても、相思相愛の恋人と結婚だよ。

司なんてさ、初恋実らせちゃった訳だしさ。
そりゃ、かつて司のことを好きだった滋ちゃんとしては、辛い時もなかった訳じゃないんだけど。
だけど、今日の二人の幸せいっぱいの結婚式に参列したら、そんな気持ちなんて、吹っ飛んだ。

それになにより、最後に二人のをアシストしたのは、やっぱりT3だったってことが、すっごく嬉しくて。
私も、桜子も、優紀ちゃんも、すごい大役果たしたみたいに鼻が高いよ。
うん。。。涙・・でちゃう・・。



ウェディングドレスに身を包んだつくしを、これ以上ないってぐらいの蕩けた顔で見つめる司。
タキシード姿の司は、ゾクゾクするぐらいにカッコいい。
その司を見上げるつくしも幸せいっぱいの笑顔。

教会から出て来た二人は、
仲間みんなが見つめる中、
熱烈な口付けを交わした。




F3に絡まれている二人の元へ、私達も、レッツゴー。
この結婚式に至るまで、二人に会う機会がなかったもんだから、今日会えるのは、本当に久しぶりなの。

聞こえてくるみんなの話し声。

「しかし、あの報道には驚いたよなー。」
「報道規制解除すると、あんなに凄いもんなんだな。びびったわ。」

「規制解除〜??」
つくしが、素っ頓狂な声を上げている。

「司が、お前のことは表に出ないように、規制かけてただろ?でも、なんでこのタイミングで解除したのかって、疑問だった。」

「え?」
と司を見上げるつくし。
なんだ、つくし、知らなかったんだ。

ここは、T3の出番かな?

「だって、言ってたもんね。つくし、司の熱愛報道、羨ましいって。ねっ?」

「んん?何それ・・?そんな事、言ってないし。」
「言ってたよー。ほら、最後に女子会した時っ!」
「うん、言ってたよ。つくし。」
優紀ちゃんも賛同してる。
桜子も、頷いてるし。

「司がアメリカのパーティーで、金髪美女をエスコートしてた写真みてさ、羨ましいって、言ってたじゃん!!」
「バカ言うなっ。あれは、あの女が勝手にくっついてきただけだっ。俺が、こいつ以外の女をエスコートする訳ねぇだろーがっ!!」

「あー・・あれ?」
「つくし?」
「あれは、そー言う事じゃないよぉ。ほら、あのパーティーにトム・ク●ーズが出席してたって書いてあったじゃん。あれ、いいなぁって。一度でいいから、生で見てみたいなってさ。そーいう意味だったんだけど・・。」


・・・・。
・・・・・・。
「はぁ〜??」

それを聞いた、司の額には、青筋ニョキニョキ。
私達はちょっと尻込み・・。


「お前っ、このちょーカッコいい旦那を目の前にして、トム・ク●ーズだぁ?!」
「だって、ファンなんだもん。」
「俺は、お前が熱愛報道されたいって言うから・・」
あっ、と司が気まずそうな顔をした。

「えっ!ええ〜っ!?もしかして、今回の報道って、ヤラセなの!?」
「んな訳あるかっ。事実だろうーがっ!」

「だけど・・さぁ・・。」
上目遣いで、疑わしい目を司に向けるつくし。


つくし、こんなところで喧嘩とかしないでよね。
そりゃ、勘違いして、けしかけたのは私達だけどさ。
いいじゃん。いいじゃん。
結局は。相思相愛カップルなんだからさ・・。



「何?お前、今更、後悔してんの?」

ちょっと寂しそうな司の顔。
捨て犬みたい。
やだっ。見てらんないっ。
つくしーっ。
ハラハラ・ドキドキ・・・。


「何言ってんのよ?あんた。それこそ、今更、でしょ?」
「・・!」
「あたし以外に、誰があんたを幸せにするっていうのよ。あんただって、約束守りなよ。あたし、もう仕事も辞めちゃったし、今更、後戻りできないんだからねっ!」

司の顔が、パァッと明るくなったと思ったら、
つくしをギューッと抱きしめた。

「ぐぇっ。やだっ。痛いって!」
「黙れっ!」
「ぎぇー。死ぬーっ!」
「絶対、幸せににすっから、安心しろっ!」


カシャッ。





今、私のデスクには一枚の熱愛写真。
親友の結婚式の写真。
モテモテの新郎は、その後一切のゴシップ報道を許さず、今では、愛妻を秘書にして、パーティーやら出張やらへ引きずり回している。
至る所で見かける、二人の仲睦まじい姿。
それは、永遠に続く熱愛報道。


オフィスには、つくしから奪い取ったブーケの押し花を飾ってる。

ふふふ。
そろそろ・・
私の熱愛が囁かれる日も近いかもしれないなぁ。



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番外編・・展開を検討中でーす。
どうしようかなぁ。ちょっとぐらい、ハプニングとか書こうかなぁ。うーん。

追記)金髪美女の謎というご指摘を受け、一部加筆しております。(23:50)
司が、つくし以外をエスコートするのは、私の中でナシ!
単なるトラブルを撮られた設定です。へへ。
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  1. 短編
  2. / comment:5
  3. [ edit ]

こんばんは(*^^*)

  1. 2017/05/22(月) 21:31:45 |
  2. URL |
  3. Happyending
  4. [ edit ]
いつもたくさんの拍手をありがとうございます!
番外編の続き、まだ書いてないけど、明日の5時を目指して、そろそろ気合い入れようかなぁと思います。
案外、書きながら流れを決めることもあるので、書き始めたらなんとかなるかな〜。

ka●様
分かります。司に絡む滋さんは、微妙なキャラなんですよね。このお話もですね。滋さんが、本当にNYに行って、司に情報を入れるっていうのは、私的にはブーイングです。本人は、行っちゃいそうなキャラだとは思うのですが。だから、タイミングよく、司から電話。だって、親友の彼氏に一人で会いに行くって、やっぱりないよね〜と私は思うんです。(←細かい!)つかつく派ですしね!長編だったら、ちょっと、え?っていう滋さんの登場もあるかもしれませんが、こちらは短編ですので、モヤモヤ少なめの設定(笑)。

じ●様
本当だ。珍しく、非公開だ。批判覚悟??大丈夫そうですが・・?あんまり、シリアスなハプニングは、書けないなぁ。番外編だし。ちょい辛ぐらい?がいいですかねぇ。つくしがどれだけ愛されているか・・ですね!今から、ちょっと書いてみます。上手く前後が繋がらないといけないしなぁ。がんばりまーす。

スリ●様
いつもコメントありがとうございます!
スッキリしていただけて良かったです。いやいや、私も書き足して、スッキリしましたー。しかし、あれですね。そこに食いつくのが、スリ●様っぽいですね(笑)。いやいや、助かりましたー。

ではでは。
今晩は、続きの執筆に専念!
そして、明日からはAM5:00の更新に戻します!いや、戻す予定!土日は、不定期時間の更新が楽かな〜と思うのですが、やっぱり平日の夜は難しいですねぇ。

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  1. 2017/05/21(日) 23:52:40 |
  2. |
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  1. 2017/05/21(日) 23:28:02 |
  2. |
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  1. 2017/05/21(日) 22:44:25 |
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  1. 2017/05/21(日) 22:39:13 |
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