花男の二次小説になります。つかつくonlyです。

With a Happy Ending

50周年記念パーティーが終了して、俺は1週間ほど、ここニューヨークで仕事をこなした。
つくしも、ババァの秘書としての仕事に戻った。
妊娠8か月まではニューヨークで仕事をするという彼女の希望を、俺が許可したからだ。

つくしは、現在、ニューヨークメープルで管理業務を学んでいる。
支配人について、みっちりだ。
今後、東京メープルのリゾート部門を束ねるためには、管理業務経験は必須だ。
ただし、俺の目が光っていることもあり、無理はさせない。
食事はきちんととること、
移動は絶対に車を使うこと、
SPはすぐ傍に付けること、
そして、17時には、業務終了だと言い渡している。

俺の過保護ぶりに、最初こそ呆れていたババァだったが、ババァも孫の誕生が楽しみなのか、それ以上の文句はなかった。

つくしは、邸に戻ると東京メープルのリゾート企画を練っているが、それもだいぶ進んでいる。

つくしの出産は、2月中旬の予定だ。
だから、俺は、12月には、こいつを日本へ連れ帰る。
出産は、絶対に俺の傍だ。それは譲れない。
そのことに、親父たちは文句を言わなかった。
恐らく、それまでに、こいつに管理業務を叩き込むつもりではあるだろうが。
その後は、日本で、リゾート企画を具体化する仕事が与えられると言う訳だ。

リゾートのオープン目標は、3年後。
長い様で、決して長くはないだろう。
その目標を達成させるには、今、ニューヨークで学ぶことはつくしのためになる。
今後、つくしがやりたい仕事を続けていくために、
つくしがやりたいことをさせてやるために、
ここは、俺が譲ってやらなきゃいけない。



明日、俺は日本へ帰国する。
9月はこっちに来れるかは分からねぇが、絶対に1週間は死守してやる。
そう、心に誓っている。

ニューヨークの邸に戻ったのは、夜も10時を回っていた。
明日で帰国だっつーのに、仕事を切り上げられなかった。
そーっと部屋に入ると、つくしがソファでウトウトとしていた。
テーブルには、仕事の資料。
こいつも頑張ってんだよな。

シャワーはすでに浴びた様子で、もうパジャマに着替えている。
空調の整ったこの邸は、風呂上りには、寒いんじゃねぇかと心配になった。

「つくし、起きろ、風邪ひく。」
「ん・・・司さん。」

「お帰り・・今日は、待ってようと思ってたのに・・。」
「無理すんな。眠いなら、ベッド行けよ。」

つくしがちょっと拗ねた顔をした。

「シャワーしてくるから、寝とけ。」
「ご飯は?」
「軽く食った。」

つくしが、俺の後をついてきて、着替えを準備している。
こいつのこういう姿が好きな俺は、明日からこいつがいない生活に耐えられるだろうか。
つーか、こいつは耐えられんのか?


シャワーをしながら、濡れた頭を何度も振る。
あー!畜生っ!

つくしを自由させてやりたくて、
束縛しすぎてこいつの輝きを失うのが怖いのは本当なのに、
結局俺は進歩がない。

日本に連れて帰りたい。
俺の傍にいて欲しい。

あと3か月のことが、我慢できないなんて、本当にどうかしてる。

鏡に映る自分を、久しぶりに見た。
すげぇ。情けねぇな。
俺は、あいつがいなきゃ、何にも出来ねぇ男みてぇじゃねーか。

こんなに近くにいても、もっと傍に行きたくなる。
本当に俺はイカレてる。


モヤモヤとしながら、寝室のドアを開けると、ベッドに、つくしがちょこんと座っていた。

こいつを見ただけで、ドキドキする。
もう、結婚して3か月経つ、自分の妻なのに。


「寝てなかったのかよ。」
そう言って、隣に腰かけると、
「貸して。」
と言って、つくしが立ち上がり、俺のタオルを奪った。
そして、ゴシゴシと俺の髪を拭く。

色気はねぇけど、すげぇ幸せ。
結構怪力なんだよな。

「ちゃんと拭かないと、司さんこそ風邪ひくよ?」

黙って、髪を拭かれていると、どうしたって、つくしの胸が目に付く。

妊娠してから、本当にご無沙汰だ。
刺激しちゃいけねぇか・・とか思ったりして悩む。
けど、安定期に入った今は・・・どうなんだ?

目の前に見えるつくしの胸。
心なしか、デカくなったような気がする。
揺れ方が・・。

思わず、手を伸ばした。

「ぎゃっ!」

つくしが後ろに飛びのこうとしたのを、腕を回してキャッチ。

「お前・・ブラしてねぇの?」
まさか・・と思うが。

「ん・・うん。いや、ちょっと、苦しくて・・ね。」
「お前っ、日中はどーしてんだよっ!」
「何?大きな声出さないで。日中はしてるよ。今日は、本当に苦しくなって、もう夜は外そうかなって。悪阻の時も、辛かったし。そろそろ、ブラ変えないとだめだよね。あはっ。」

「おい、今すぐ買いにくぞ。」
俺はすぐに立ち上がった。
驚いた顔のつくしなんか、軽く無視。
だからって、明日から、ノーブラなんて絶対に許せねぇし。

「ちょっと待ってよ。大丈夫。明日、お姉さんと・・買い物に行く予定なの。司さんが出発してから。」
「はぁ?」
「だって、こういうの、よく分からないし・・司さんに相談するのも・・ね?アメリカじゃ、どこに買いに行ったらいいのか分からないから、お姉さんに相談したの。」
「・・・。」

そりゃ、俺だって分からねぇけど。
でも、こいつのことは一番俺が分かっていてぇのに。
それもこれも、最近の禁欲生活のせいだ。
こいつに触れてなかったから、こいつに関するレーダーが鈍った。
俺としたことが・・・


「もう、寝よ。ね?」

つくしが、立ち上がった俺をもう一度ベッドに引き戻した。

「時間がもったいないよ・・司さん。」


つくしがぎゅーっと俺を抱きしめる。
俺も夢中で、抱きしめ返した。
ベッドに腰かけたまま、互いの唇を貪り続ける。
だけど、どんなに食いついても、満たされない。

つくしの腕が、俺の首に回った。

そのまま、つくしをベッドに押し倒す。

柔らかな胸を優しく揉み込むだけで、俺自身が強烈に硬くなる。
久しぶりなんだ、我慢できねぇ。
けど・・本当にいいのか?
理性をかき集めて、一瞬だけ、冷静になる。

「つくし・・いいのか?」
彼女の顔を見下ろすと、

「あたしが・・限界なんだよ。止めないで。」


・・くっ。畜生っ。
優しくしなきゃいけねぇのに。
何で、そんな可愛いこと言うんだよ、この女は。


丁寧に、丁寧に、つくしの体を解していく。
指を入れた中は、すでに、かなり柔らかい。
だが、ゆっくりと挿入すると、やはりきつかった。

その締め付けだけでイキそうだ。
何度も止めながら、ゆっくりと挿入するにも、限界がくる。

くっと、目を閉じると同時に、つくしが俺の首を引き寄せて、小さなキスをくれた。

目を開くと、つくしの顔が至近距離。

「我慢しないで。大丈夫だから。すごく、幸せなの。もっと欲しい。」


あー、ホント。
俺の理性なんて、こいつの前では木っ端微塵だ。
この俺に指示を出す、すげぇ女。
可愛くて、愛しくて、堪らない。

そして、俺が欲しい言葉を、確実に囁いてくれるんだ。
俺のために生きている女。
そう思ったっていいだろ?

彼女に愛されている。
それだけで満たされる、単純な俺。

彼女の中を何度も、何度も行き来して、
頭の中が真っ白になった。


そして、その夜、
何度も求めた俺を、彼女は全て受け止めた。

こんな女は他にいない。
俺だけの、俺のための女。

離れる寂しさよりも、
彼女らしくあること望む。

彼女の愛がある限り、
俺は、きっと大丈夫だ。
しばしの別離には、耐えられると確信できた。



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  1. その後の二人のエトセトラ
  2. / comment:4
  3. [ edit ]

おはようございます!

  1. 2017/06/06(火) 07:07:57 |
  2. URL |
  3. Happyending
  4. [ edit ]
いつもたくさんの拍手をありがとうございます!

すっかり、だらけているようで、リレーも気になり、執筆に集中できず、昨日も寝落ち・・。
でも、途中まで書いているので、今日中に続きをアップします。
もうしばらくお待ちください。

コメントもありがとうございました。
バタバタで、キチンとお返事できなくてすみませんっ。
妊娠中のお話って、難しいです・・・。

では、今日中にどこかで!
リレーはAsuさんにバトンが渡りました。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

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  1. 2017/06/05(月) 21:04:14 |
  2. |
  3. [ edit ]
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  1. 2017/06/05(月) 14:57:44 |
  2. |
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  1. 2017/06/05(月) 06:46:14 |
  2. |
  3. [ edit ]
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