花男の二次小説になります。つかつくonlyです。

With a Happy Ending

「お前さ~。あれはないんじゃないの?類。」
「何が?」
「何がって、あれじゃ、司、パニくるだけだろ?」
「じゃあ、忘れた女は牧野だって教えた方が良かった?」
「牧野本人が言ってないのに、それもどうかと思うけどな・・
司の目、見たか?あれ、やばいぞ。
何かしでかしたら、悲しむのは牧野だろうが。」

あきらが俺を睨んでくる。
そう、俺だって、牧野が悲しむのは本意ではない。
けど、俺たちが司に教えるべきだったのか?

いや、ちがう。答えは、No。

「司も、牧野も、なんか違うんだよね。」
「何が違う?」
「俺の感、かな。この辺で、やりあった方がいいと思う。」

「類~。お前、ちゃんと責任とれよ!」
「それはあきらの仕事でしょ。」
「なんでだよ。勝手にこっちに回すな!」

「それにさ。」
「なんだよ、類。」

「どっちに転んでも、司には、牧野なんでしょ?
・・・なんか悔しいから。」

「「類~~!」」
総二郎とあきらにヘッドロックされたけど、その通りじゃん。
結局、司には牧野・・でしょ。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


後日、司からメープルに呼び出された。
類と総二郎も当然呼び出されている。
あの日の司を思い出すと、冷や汗が出る。
類のバカが司を煽ったからな。どうなっているか・・・
総二郎は、使えないしな。
とばっちりはごめんだが、何とかしてやらなきゃな、と相変わらず、貧乏くじを引く俺。


メープルに3人集合した。
「類、逃げんなよ。」と総二郎。
「逃げないけど、寝ちゃうかも・・・」と相変わらずの類。

俺たちは3人そろって、プレジデントスイートに入った。

そこで見た司の姿に、俺たちは、緊張も忘れて、思わず噴き出した。

「ブホッ!!なんだよ、司。その顔!」
「司、もしかして牧野に殴られたの?」

「ちげーよ!足蹴りくらった・・」

「「「ぎゃーははっっ!!!さすが、牧野っ!」」」

「うるせー!名誉の負傷ってやつだ。」
と言いながら、照れている司は明らかに上機嫌だ。

この表情は・・・以前の司だ。
高校生の時、牧野を追いかけていた司だ。


「司、記憶もどったの?」
類・・・、相変わらず、ストレートだな。

「おう。お前ら、俺を担ぎやがったな。」

「まあ、まあ、司良かったじゃん。元サヤに戻ったんだろ?」
総二郎・・・、お前も余計なこというな。

『元サヤじゃねーよ!俺は一度も牧野と別れてねぇ!!』

「「「ぎゃーははっっ!!!」」」



「よっしゃ、今夜は飲もうぜ、騒ごうぜ!!」

その夜、俺たちは久しぶりに馬鹿騒ぎをした。
本当によかったよ、司。
俺たちの肩の荷も降りたぜ。

酔いがまわった司が俺たちに呟いた。
「お前ら、サンキュッ。」


****************


「でもよ~。なんで牧野になぐられたんだよ。」
と総二郎。

なんだか、ゴニョゴニョとして、はっきりしない司。

「俺らはさ、もしかして、司が牧野をふって、昔の女に会いてぇとかいうんじゃないかと思って、ヒヤヒヤしてたんだぜ。」

「あいつが・・、あいつが、初Hは高校生の時だとかいうからだな・・」
「「はぁ??」」
驚く、俺たち。

「お前ら、高校の時、やってたのかっ!?」

「あの島で、でしょ?」
と驚くことなく答える類。
類!お前、島にいなかっただろうがっ!

「島?」
「まじ?あんとき?」

司が真っ赤になって
「うっせーよ!」
と怒鳴る。

「はは~ん。」
「なんだよ、総二郎。」
「そりゃ、牧野も、司のことあきらめらんねぇよな。」
「はぁ?」

「俺さぁ、高校の時、牧野に怒られたことあんだわ。
俺は、優紀ちゃんに、手を出そうなんてこれっぽっちも思ってないのにさ、
あいつ、なんか勘違いしててよ。
〈そーいうことするってことは、責任とるってことだよね!
あんた、優紀と結婚考えてるわけっ!〉とか騒ぎやがってよ。
バカじゃね―の。いまどき、やったから、結婚とかってよ。」

・・・
「つまり、牧野にとっては、初Hの相手が結婚相手って訳か?」
「そうなんじゃね―の。あいつ、この4年、狂ったみたいに頑張ってたからな。
何気に茶道もかなりな腕前だぜ。
まぁ、司をあきらめきれねぇよな、なんせ初Hの相手なんだからよっ。」


司を見れば、ポカーンと口を開けて、放心状態だ。
そうかと思ったら、急に立ち上がった。

「俺、帰るわ!」
「急にどうしたんだよ、司!」

「やべぇ、まだ、牧野にプロポーズしてねぇんだわ。
こんなことしてらんねぇ。」

携帯を手にとり、どこか電話している。
「花屋からありったけのバラを集めろ!今すぐだ!」

そして、そのままダッシュでメープルを去って行った。


あっけにとられる俺たち。
この後二人がどうなるのか・・
すまん、牧野・・・・。ご愁傷様。




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  1. あなたに会いたくて 番外編
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

  1. 2016/09/19(月) 16:11:20 |
  2. URL |
  3. happyending
  4. [ edit ]
コメントありがとうございます。
新しいお話をはじめてしまいました。
また遊びにきて頂けると嬉しいです。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/09/18(日) 12:18:42 |
  2. |
  3. [ edit ]
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