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Happyending

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こんにちは。
今日は総ちゃんのBDですね。
総ちゃん、お誕生日おめでとう!

昨日のあとがきに書きました通り、私は『総ちゃん目線の司』を書こうかな~と思いまして・・。
とか言って、実はまだ2話目を書いているところで、短編予定ですが先はまだ書いてないので分からない・・あはは。
けど、せっかくだから、1話目は今日アップしたいので、出しちゃいます。あとはのんびりと・・笑。

だらだら書いていたら、実は1話目、総ちゃんの語りのみで、だーれも出てきません・・なんだそりゃ(笑)。
そんな感じなんですが、私も息抜きしながらアップしていきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
*******




俺は西門総二郎。
俺は茶道西門流家元の次男でありながら、いつしか『次期家元』と呼ばれるようになった。


なんで次男の俺が後継ぎかって?
それは、兄貴がこの家を捨て、出て行ったからだ。
今では医者として完全に独立している。
兄貴はこの家の伝統に耐えられなかったなんて言う奴もいるが、俺はそう思ってはいない。
兄貴には兄貴のやりたいことがあった。それが茶道よりも上だったってことなんだ。
だから俺は兄貴の選択に文句を言うつもりは無い。むしろ、そんな兄貴が少し羨ましくもあった。
弟は末っ子気質で、努力ってもんを知らない奴だ。
お袋が甘やかしたせいもあるんだろう。
そんな奴に家元は務まらないのは誰が見ても明らかだった。
必然的に、いや、消去法かも知れねぇな・・・俺が次期家元になったのは。


俺は典型的な中間子で、要領がいい。
その場の空気を読んで、その場に合った振る舞いができる。
相手が望む言葉をサラリと口にできるのが俺の才能。
幼い頃から、親父である家元の注目は兄貴に、母親の愛情は弟に注がれていた。
そんな家庭環境の中、俺は愛に飢えていないように振る舞いながらも、心のどこかで誰かに振り向いて欲しかったんだろう。
両親の腹の内を読み、卒がなく、なんでもこなせる器用な息子を演じた。
まぁ、それも一つの才能なんだが。
その当時は、俺も褒められたい、可愛がられたい、その一心だったような気がする。
だが結局、俺が褒められることはなく、ある意味、単に便利な息子に育った。
そのうちに転がって来た次期家元の座。
兄貴のようにやりたいことがあった訳じゃない。
茶道が嫌いな訳でもない。
「やりたくねぇ」と言えるほど、周りが見えない馬鹿じゃない。
望まれていることを、その通りに演じるのは俺の得意技。

俺は極自然に、『次期家元』という立場を受け入れていた。




やがて中等部を卒業し、高等部に上がった。
次期家元と期待される立場では出来て当然と思われている事が極当然にこなせる俺に対して、誰も俺を褒めたりはしない。
まぁ、そういうことにはガキの頃から慣れている。
努力をしていない訳じゃない。
だがそれすらも、全てが当たり前の日常。
そして、当たり前のことを卒なくこなす優秀な次男が外で何をしているかなんて、親父やお袋は何も知らない。

家柄良し、ルックス良し、話は上手いとくりゃ、俺がモテない訳がない。
それに気づいたのは、初等部の頃だったけど、女遊びを始めたのは中等部2年の頃だったか。
割り切った女関係。
気持ちいいセックスをして、刹那的な愛を語る。
何人もの女を侍らすことが、『西門流次期家元』という俺のステータスに箔を付ける。

けど実は、俺の中には何もないということに気付いたのはいつだろう。
あれは、俺の唯一の女の幼なじみが俺の元を去った時だっただろうか。
その時になって初めて、俺は自分を省みた。

自分と言う人間が真に求めているものは何なのか?
俺は何のために存在しているんだ?


結局・・・
俺はその答えが分からないまま、女好きの西門総二郎を完璧に演じている。
それもまた一興だ。
俺の見せかけのステータスに群がって来る女達。
誰も本来の俺になんて興味がない。
実は何もない・・何かに熱くなることもない・・そんな俺。
結局誰も俺を必要としていないのが分かるから、俺は女に必要とされている時間だけ楽しむ。
そして、自分から女を切り捨てていく。
3回ルール。
これが限界。
一人の女に入れ込むなんてあり得ねぇし、女が俺の中身を見ていないのだって分かっているから。
それに万が一にも、女に俺の内面なんて語られたくない。
もしかすると、長く一緒にいればバカな女も気づくかもしれねぇ。
俺が何も持ってないってことに。
器用に振舞っているだけだってことに。
そんな自分は誰にも知られたくなんかない。
俺は、女が俺を欲しいと思っている間だけ、気持ちよく過ごせればそれでいい。

いつの間にか、そんな風に完成された西門総二郎がいた。




俺は生まれてこの方、周囲にかなり気を使って生きている。
親父にも、お袋にも、女にも。
器用に完璧に生きている振りをしながら・・。
だけど、いつも探している。
自分にとっての『真のステータス』ってやつを。

俺は茶道が嫌いじゃない。
茶を点てる時に、自分の精神と向き合う時間が嫌いじゃない。
自分に何もないと気づくこの時間、誰に悟られるでもなく一人自分の世界に籠ることが出来る時間が好きだ。
目に映る自然を愛でながら、自分の仮面を剥がし、自分本来の姿に戻る。
誰に気を使うこともなく、自分だけのことを考えられる時間。

そこに何がある?
俺はどうしてここにいるんだ?


俺はまだ、その答えを見つけられずにいる。

もしかしたら、答えはないのかも知れない。
自分が何のために存在しているのかなんて・・。
俺が茶を点てる意味なんて、死ぬまで分からないのかも知れない。


けど俺は、焦ってなんかいなかった。
何故なら、俺には同じようなステータスを持つ友人がいたから。
そいつらだって、何か意味のある人生なんて送っていない。
理由なく、その人生のレールに乗っている友人を見れば、俺は自分の中が空っぽであることに、それほどの焦りを感じなくて良かった。

あいつらだって・・・同じだ。
あるのは、金や地位、そんなもんだけだ。
期待されるがままの人生、それが悪いことなんかじゃない。

そんな風に何も気づかないふりをして、いつも通りの西門総二郎を演じていた時、


親友が、運命の恋をした。


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総二郎の語り・・長っ!ですみませんっ。
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Comments 3

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Happyending  
ありがとうございます。

いやいや、これ、オール総ちゃん目線になると思うんですけど・・(^^;。
ある意味、レア?
最後まで読んで頂けるかしら??
でも、コミックを振り返りながら書くの、ちょっと楽しいです。

スリ●様
一応これは、原作に沿った総二郎君です。当然、司君のお相手はつくしちゃん。
その恋を、総二郎がどんな気持ちで見ていたのか・・。
っていうか、何で私、こんなの書いてるんだろう??
かなり、マニアックなお話だと思います。まだ、全部書いてないから・・うーんですが、6話位かなぁ。
そうそう、早く司を登場させたくて、頑張りました。
明日の5時に!(^^)!

花●様
花男はF4全員が魅力的ですよね。私も司が一番ですけど・・。総ちゃんにも幸せになって欲しいけど、やっぱりつくしちゃんには司。総ちゃんは司の恋をみて、どんな風に思うんでしょうね・・というお話・・のつもりでいます。朝早いんですねぇ。私ももう寝なきゃっ(笑)。

あやママ様
総ちゃん、いいですか??でも、これ、基本は「つかつく」です。大丈夫・・ですよね??えへへ。


ある程度勢い良く終わらせたいですが、まぁ、日常生活とのバランスを見ながら・・
でも、明日はAM5:00です!

2017/12/04 (Mon) 00:20 | EDIT | REPLY |   
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2017/12/03 (Sun) 19:25 | EDIT | REPLY |   
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2017/12/03 (Sun) 19:17 | EDIT | REPLY |   

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