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Happyending

Happyending

俺の腕の中には、愛して止まない俺の恋人が、深い眠りについている。
心も、たった今、その体も、全てが俺のものになった俺の彼女。
これ以上に愛しい存在なんて、この世に存在しない。


女の指先が触れる事すら嫌悪していた俺が、早くその素肌に触れたくて、プレゼントしたコートも急に邪魔に思えて仕方ねぇし、なんで靴にストラップなんかついてんだと引きちぎりそうになる・・・そんな衝動をぐっと抑えた。

自分が、女の前に跪くなんて、こんな日が来るなんて思いもしなかった。

「好きな女と一晩一緒にいて、何もしない訳が無い」
それはある意味正しくて、だが、ある意味間違いだ。
彼女が嫌だと言うんなら、俺は絶対に我慢する。
自分が眠れなくたって構わない。
でも彼女が言ったんだ。

「あたし、ドキドキして眠れないよ。
何にもしないって言われても、眠れない。」

俺にドキドキして眠れない。
それは、俺を強烈に意識しているから。
俺を・・・男として・・・・・
つまり、俺と同じ気持ちだと。

そんな彼女に伝えたかった。
決して興味本位な付き合いじゃない。
一夜限りの戯言なんかじゃない。
俺は本気だ。

今夜は、これから永遠に続く、俺たちの夜の初日。
俺は彼女の前に自然と跪き、もう一度彼女に告白した。





陶器のように真っ白な肩に、黒髪が流れている。
その髪をそっと梳いた。

彼女は、これだけ華奢な体の中に俺を受け入れてくれた。
挿れた時に涙が流れて、俺はどんな悪人なんだと懺悔した。
だけど今、彼女の寝顔は天使の様で、ああ、俺は許されたんだなと心から安堵している。


けど、強がってたよな・・絶対。

思わず苦笑する。
この俺が、恋人の前で我慢がきかず、懇願したんだ。


「牧野・・悪ぃけど、無理。離してやれない。」

牧野がテンパってることは分かっていたが、たぶん、俺の方がテンパってた。
嫌がることはしねぇとか・・・
そんな余裕ぶっこいてた自分を殴りてぇ。

ちっちゃい胸だから見られたくないんだってこいつは言ったけど、何言ってんだ。
上向きにツンと立ち上がった乳首。
透けるように白い肌に咲くピンク色の乳輪。
初めて触れた彼女の乳房は信じられないぐらいに柔らかくて、俺の愛撫に容易に形を変えていく。
口に含めば全身に甘さが広がり、もう夢中になった。
乳首がコリッと固くなって、ビクッと彼女の体が跳ねた。
そんな姿を見ちまったら、どんなに踏ん張っても、あそこで止まることなんてできなかった。


「もう無理」といった彼女に焦った。
ごめん、けど俺、もう止まらねぇんだ。
今更離れられねぇ。
早く先に進みたくて、彼女の下着を引きづり下ろすという暴挙に出た。
そんな俺にクルリと背を向けた牧野に心臓が止まりそうになりながらも、そっと背中から抱き締めた。

どんなにデカイ契約時にも震えた事などない俺の手が、わずかに震えた。

一生大切にするから、お前の望みなら何でも叶えてやるから、
だから今は、俺の望みを叶えて欲しい。
お前にしか叶えてもらうことのできない、小さくて、大きな俺の望み。

俺はしょぼくれた犬みたいに情けなく映ったんだろうか。
本当は終始余裕なんかなかったけど、それでもこいつに不安が伝わらないように、リードしていたつもりだったのに。
でも、この時は、彼女に受け入れてもらいたくて、もう必死だった。
この俺が、天下の道明寺司が・・・


そんな俺の姿に、牧野は最後の覚悟を決めてくれた。


「あたしに専務を全部下さい。」

俺の腕の中で、俺の顔を見上げながら言われた言葉。
それは、ギリギリな俺のために言ってくれた言葉。
俺の自尊心を傷つけることなく、俺を受け入れてくれた言葉。

俺よりも小さな牧野が、俺の体を抱き締めてくれた。
本当は怖いはずなのに、怖くないなんて言って、
その小さな体に、俺の望みを全て受け入れてくれた。

嬉しい・・なんていう単純な言葉では言い表せない。

嬉しくて、愛しくて・・・
彼女を絶対に幸せにしたくて。

今までにこうして俺を抱き締めてくれた人間がいただろうか。
金のためでもなく、名声のためでもなく、
ただ、俺の我儘な望みのために。

いくら大金を積んだとしても、到底手に入れることは出来ないもの。
好きな女から受ける愛情。
それを感じる幸せ。
彼女を絶対に離したくない。
一生離さない。

彼女の言葉を聞き、その腕に抱き締められれば、もうダメだ。
俺はすぐにでも彼女が欲しくて堪らなくなった。




温かい彼女の体を抱き締めながら、彼女の背中をゆっくりとさする。
細くて折れちまいそうな腰。
まろやかなで、プリッとした尻の丸み。
今すぐにでも沈み込みたい欲望を何とか抑えて愛撫していく。

覚悟を決めてくれた彼女の負担を少しでも軽くしたい。
痛みが無いように、俺のこと、嫌になんねぇように。

牧野の足の間に自分の足を入れた。
少し開いた彼女の足の間に、そっと右手を挿し入れる。

ぎゅっと牧野が目をつぶり、体を固くした。
繁みの中に指を入れて、彼女の蕾を求めた。
俺だって未知なる体験だ。
控えめに割れ目をなぞり、包皮に中指を挿し入れた。

「あっ・・」という小さな声に、間違っていないと確信する。
少し力を入れ、緩急をつけて刺激を続けると、
「はっ・・あん・・・んっ・・・・」
と、今までとは違う喘ぎが聞こえた。

こうなると、男ってのは不思議なもんだ。
彼女が俺を拒絶せず、こうして俺の愛撫に応えてくれるのをみれば、勝手に自信が湧いてくる。
求められていると感じれば、少しだけ、余裕が出てくるんだ。

だから、つい聞いちまった。
「ここ、気持ちいいか?」
ゆっくりと開いた牧野の目に戸惑いが感じられた。
そんな事聞いたって、答えようがないんだろうが・・・
聞きてぇんだよ。

「そんなの・・・わかんない・・・ひゃっ・・あっ!」

彼女の中に慎重に中指を沈めた。
予想よりもするりと受け入れられる。
何故なら、彼女のナカが濡れていたから。

それが、めちゃくちゃ嬉しくて、
俺はもう、ガキみてぇに牧野の唇を塞いだ。

好きだ、好きだ、好きだ!
お前が好きで、死にそうだっ。


キスをしながら、牧野のナカをゆっくりと混ぜる。
時々指を曲げながら、彼女の弱い部分を探っていく。
いくつかのスポットを探し出し、蕾と共に刺激をすれば、彼女のナカがギュッと締まった。

___堪んねぇ・・・


指を増やして、狭い道を広げていく。
痛みが無いように、彼女が気持ちよくなるように。
舌を絡めて濃厚なキスをしながらも、俺の意識は自分右手に集中していた。

と、急に牧野が俺の腕をキツク掴んだ。
痛い位に掴まれたかと思ったら、牧野の体が小さく震え、彼女のナカが俺の指をキツク咥え込んだ。
それがしばらく続いた後に、彼女の喘ぎが途絶え、全身からダランと力が抜けて・・・

これって・・アレか?
イッタ・・ってやつか?

俺も初めてだから、確信はねぇ。
けど・・・だとしたら、すっげぇ嬉しい。
自分がイクことよりも、愛する女が自分の手でイッタ姿を見る事が、強烈に嬉しかった。


「まきの・・・?」

軽く意識が飛んでいる彼女の名前を呼ぶ。
トロンとして気だるげな目つき。
すっげぇ、イイ。

「・・・せんむ・・・・・」

何が起こったのか分からないって感じだ。

ゆっくりと右手を引き抜いて、彼女の目の前でわざと舐め、

「すげぇ、濡れてる。」

彼女の耳元でそう囁いた。


虐めたい訳じゃねぇんだ。
けど、自分の女が、俺の愛撫に溺れている。
こんな幸せってねぇんだよ。


もうダメだ、完璧、ダメだ。
少しの抑制も利かなくなった俺の下半身はガンガンに主張する。

スラックスの中がキツクて動けねぇ。

すっと体を外し、カチャカチャとベルトのバックルを外す。
焦って、妙な空気が流れ、そんな俺の姿を牧野が見てる。
あー、ちくしょっ!
こんなことなら、遠慮してねぇで、始めから脱いでおけばよかった。
こいつを怖がらせねぇようにと散々注意してたってのに。

スラックスとパンツを同時に脱ぎ捨てた。
解放されたものの、俺自身の反応が和らぐわけじゃねぇ。
今すぐにも弾けそうで、本当にやべぇ・・


ガタンッとベッドサイドの引き出しを開けた。
その中には、年末に用意した小さな箱。
これを使う日が、こんなに早く来るとは。
こんなもん使わなくたって俺は全くもって構わねぇんだけど、
それはやっぱりあれだよな。
男のマナーは守らねぇと。

さっと小さな袋を引きちぎり、自身に装着する。
そして、もう一度彼女の上に舞い戻った。

ああ、俺っ、めちゃくちゃカッコ悪ぃ!!



「牧野・・・ごめん。」

「・・・え?」

幸いなことに、初心者の彼女はこの状況を把握はしていないらしい。
けど、いいんだ、お前はそのままで。


未だ呆然としている彼女の両足を開いた。
さすがにハッとした牧野。

ごめん。
ホント、ごめん。
けど、もうダメなんだ。


彼女の入口に俺のモノをさすりつける。
ゴム越しに牧野の滑りを感じながら、そのまま先に進んだ。

「えっ、やっ・・・いたっ!!」

だよな、痛ぇよな。
だって、滅茶苦茶狭い。
俺のモノが食いちぎられるかってぐらいに狭いんだ。
けど、ここで止めることもできねぇ。

「せんむっ・・・いたいっ・・・・」

牧野がわずかに首を振る。
俺が悪いのか?
自分が鬼畜にでもなったかのように感じる。
それでも・・止められない。
助けてやりてぇけど、ダメだ・・ごめん、牧野。


少しだけ先に進もうとした時に、急に牧野の抵抗が緩んだ・・気がした。
その感触のまま、ズブリと一気に突き進む。

「ああっ!せんむぅっ・・ううっ・・・」

牧野の爪が俺の肩に食い込んだ。
彼女の目尻を伝う、一筋の涙に息を飲む。
くそっ!
その目尻にキスをした。
それで彼女の痛みが無くなる訳ではなくても、それでも。


「牧野っ・・・全部・・くっ・・・入った・・・・」

挿れた瞬間から弾けそうな俺自身を、歯を食いしばって抑制する。
このままイッちまった方が、彼女にとっては楽なのかも知れねぇけど、それは俺のプライドが許さねぇ。
俺の小さなプライドのために、彼女に苦痛を強いちまう。

ごめん、牧野、ごめん。


少しだけその場にとどまって、それからゆっくりと腰を動かした。
一度行き来するたびに、壮絶な快楽が押し寄せる。

すっげ・・・気持ちいい・・・・
震えあがるような快感の波に溺れていく。

俺の下のいる彼女はぎゅっと瞳を閉じて苦痛と戦っているってのに、俺は強烈な快感に飲み込まれて、自分が抑え切れなくなりそうだった。

ごめん、ごめん、ごめん。
心の中で、何度も何度も謝った。

それでも、
これが俺にとって初めての経験で、
牧野にとっても初めての痛み。
今夜、俺たち二人が、互いの初めてを分かち合っている事が、心の底から嬉しかった。

良かった・・・
牧野にこの痛みを与えるのが自分で。
傲慢だっていい、
彼女が、俺だけのものであれば、それでいい。


「牧野・・」

腰を振りながら、彼女の耳にキスをする。

「牧野っ」

今度は首筋に、そして肩に。

「牧野っ!」

右手で彼女の胸を掴み、
左手は彼女の背中に回し、
彼女の首筋に顔を埋め、

自分の全てを投げ出して、
彼女が壊れる程に抱きしめて、
彼女の全てを掴もうとした。


彼女の腕が、そんな俺の背中に優しく回されて、

___幸福の極致・・・


全身が震えるほどに満たされていく。


「・・・愛してる。」

心の底から湧き上がる彼女への愛を感じた瞬間に、
俺は絶頂に達した。






これから、俺の命が尽きるまで、
彼女と幾度もの夜を過ごすだろう。
それでも俺は、
今日のこの感動を絶対に忘れない。

隣ですやすやと眠る牧野を見つめながら、そう思った。


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いつもたくさんの応援をありがとうございます。
全力の司レポート・・・やっぱり長かった(笑)
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Comments 5

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Happyending  
こんばんは(*^^*)

いつもたくさんの拍手をありがとうございます。
司レポート、がっつり司の世界に浸って、戻れなくなりそうでした(笑)。・・変態です(汗)。

さてさて、
花●様
司レポート書きましたよ!私も、司の幸せを願う者ですから~!えへ。司が初体験で失敗とか、不憫過ぎて書けない!(笑)。そうそう、誕生日パーティーが目標なんですが、遠い・・遠すぎる・・・。ですが、ぼちぼちとマイペースでやっていきます。どうぞお付き合い下さいませ~(*^^*)

スリ●様
司君の世界に行ってきましたよ~(笑)。すぐに邪魔がはいるので、入り浸るのも大変だし、一旦浸ると戻ってくるのも大変(笑)。もう、これで終わりでもいいんじゃねーか?ってぐらいの疲労感があります(笑)。東京・神奈川、かなり降っているみたいですね。明日、交通機関大丈夫でしょうか?八王子の友人から、埋もれてる・・とメールがありました。気を付けて下さいね!!そういえば、私も、雪の日の靴とか持ってないなぁ・・買うべき(^^;)?

じゅんこ様
今日もコメントありがとうございます。もう、司、優しすぎて、謝りまくり!!(笑)。でも、やることはきっちりやっている!そうかぁ、寝起きの二人ときたか・・・すっかりスルーしてやろうかと思っていましたが、さすがじゅんこさんです!続き、ぼちぼちと考えますね~。また、遊びに来て下さいね~(*^^*)

さと●様
来たっ!さと●さんの、R評論!!有難き幸せです(笑)。この跪くところ・・間違いなく、司以外にはいないでしょう・・。万が一、自分がやられたら、その場で笑っちゃうかも( ̄▽ ̄;) やっぱりね、司はもう、神だから、初でもイカせられるんです!(笑)。そうなんですよ!もう、司『懺悔の章』ってほどにごめんが多い!司の世界に飛んで行ったら、その言葉しか思いつかなかったんです(笑)。さと●さんからの『悪くねー』って言葉、きっと司に伝わっています・・あはは。今日も面白コメントありがとうございました(*^^*)

H●様
おおっ!H●様も司になっていただけましたか!?私も、相当司の世界に入り浸って、もう疲れました(笑)。


今日はリアルが忙しくて、明日の朝には間に合いません。
また書けたら明日の夜か、間に合わなければその次の朝に・・・。
無理なく書いていきます。
いつも応援ありがとうございますm(__)m

2018/01/22 (Mon) 22:10 | EDIT | REPLY |   
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2018/01/22 (Mon) 14:56 | EDIT | REPLY |   
じゅんこ  
おはようございます♪

素敵💕
やっぱり司視点だととってもロマンチック💕
全力で愛してるって気持ちが全面に出てて良いです( ´∀` )b
優しくしたくても出来ないほど溺れていて頭の中がつくしで一杯❣️
最高です💕
寝起きの二人楽しみ~✨
ありがとうございましたヽ(●´ε`●)ノ

2018/01/22 (Mon) 05:56 | EDIT | REPLY |   
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2018/01/21 (Sun) 22:49 | EDIT | REPLY |   
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2018/01/21 (Sun) 22:39 | EDIT | REPLY |   

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