花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

総二郎が話し出す。
「俺の知り合いの女が、永林なんだよ。今、永林の3年でさ。
滋ちゃんとは、知り合いって程じゃねぇらしいけど、あいつにステディな彼氏がいるっていうのは、大学内でも有名らしい。」

「へぇ、なんか以外だな。あの子、なんとなく、男慣れしてないような気がしたんだけどな。」
というあきら。

俺も同感だ。
あいつは、男慣れしている気がしなかった。
俺が何をしても真っ赤になってやがるし。

この間だって、一緒に夕食をとり終わって、もう少し一緒にいたかった俺が、一緒に映画でも見ようぜと手をつかんだら、
ものすげぇ真っ赤な顔をして、
「てっ、手、離してっ。」
っと焦ってやがった。
あれが、演技だとはとても思えない。

結局、映画は無理やり俺の部屋に連れ込んで一緒にみた。
俺は強引に彼女の隣に座った。
あいつが好きだと言っていたアクションものの最新作。
「これってまだDVDになってないんじゃない?」
なんて言いながら、映画に夢中になっていた。
あいつはすげぇ集中力持っているみてぇで、映画の最中は、俺のことなんて完全無視。
俺は、あいつが気になって、気になって、映画どころじゃなかったっつーのにな。
途中、何度も手を握ろうかと思ったが、なんとかこらえた。
まだ、良い返事はもらえてなかったからな。
けど、映画が終わったとたん、緊張が解けたみたいで、
「すっごく面白かったね。道明寺。」
とこっちを振り返った顔を見たら、我慢できなくなって、
後頭部を押さえて、あいつの唇にチュッと軽いキスをした。
あいつのデカい目が、さらにデカくなって、固まっているのが分かった。
固まったままのあいつの手をとって、指を絡めて、
もう一度キスをした。今度は少し深く。
キスなんて、何度もしたことはあるが、これほどに夢中になったのは初めてだった。
あいつと舌を絡めたくて、唇をノックしても、反応はない。
そっと目を開けてみると、瞳をギュッと閉じたまま、息も止まっているらしかった。
ゆっくり唇を離すと、やっと息をすることを思い出したかのように、ふぅ~っと息を吐き出していた。
そして、涙目になりながら、
「息が止まるかと思った。」
って言ったんだ。

あれが、嘘だったとは到底思えない。

それにここに来てから1か月以上経つが、あいつがデートにでかけるようなそぶりは一度も見たことがないし、外出もせいぜい、図書館とか本屋とかそんなもんだ。
俺がチェックしてるから、間違いねぇ。


「あいつの男って、誰だ?」
「鷹野物産ってわかるか?」
「鷹野か。輸入業がメインのとこだな。うちとも取引がある。」
とあきら。
「ビンゴ。そこの御曹司、鷹野幸一。
永林出身で、24歳。いまは、鷹野の常務らしいな。」
「ますますわかんねぇな。年上と付き合ってそうにもみえねぇし。」


「ちょっと出かける。」
「どこ行くんだよ、司。」
「そいつに会いに行く。」



*****



あたしは滋さんと連絡を取りたかった。
はやく、あたしを解放してほしい。


ほどなくして、滋さんから連絡がきた。
「つくし、何かあった?大丈夫?」
「滋さん・・。あたしっ・・・。」

あたしは、一瞬、道明寺のことを告白しようかと思った。
諦められない・・そう思ったから。

でも、そこではっとした。
これは、あたしだけの問題じゃない。
そもそも、あたしは、滋さんと鷹野さんの二人を応援するために、ここに来たんだ。
それなのに、あたしが道明寺を好きになったなんて、どうして言える?
そんなことを言い出せば、滋さんが困ることだって目に見えている。
この婚約は道明寺と大河原のビジネス上の強固なつながりをもつためのものだろう。
あたしが、それに代わるものをもっているはずがない。
道明寺にとっては、あたしは嘘をついた女というだけだ。
名前だけじゃない、家柄も何もかも。
騙していたことを許してもらえるかだって分からない。
それに・・、少なからず、あいつがあたしに興味をもったのは、やっぱり大河原財閥の一人娘だという理由もあったと思う。
今さら本当のことなんて言えるわけがない。

どんなに考えたって、結論は同じ。
やっぱり、あたしはこのまま去っていくしかないんだ。


「滋さん、そろそろばれそうなの。はやく、終わりにできないかな?」
「そっか。ごめんね。つくし。頑張ってくれてありがとう。
あと、数日だけ、待ってくれないかな。今、ちょうど両親を説得しているところ。きっとうまくいくと思う。」
「うん。わかった。」


滋さんの言う作戦っていうのは、詳しくは教えてもらってないけれど、最終的には、鷹野さんとの結婚を双方の両親に認めてもらうことが目標。
それがうまくいけば、あたしはここにいる必要はなくなる。
残された時間は、あと、数日だ・・。





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  1. 初恋
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

いつもコメントありがとうございます。

  1. 2016/10/02(日) 19:24:05 |
  2. URL |
  3. happyending
  4. [ edit ]
どうでしょうか?
皆さまがどんな予想をされているのか、正直私もきになるところです。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/10/02(日) 18:40:28 |
  2. |
  3. [ edit ]
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