花男の二次小説になります。つかつくonlyです。

With a Happy Ending

あいつの部屋に入って、ソファに腰を落とす。
「お前も座れ」
と俺の隣を指し示した。

あいつは、戸惑った様子だったが、俺と少し距離を離して隣に座った。

俺は、大きく息を吸い込んでから、
「鷹野幸一って、お前の彼氏か?」
と話を切り出した。

あいつの目が大きく見開かれる。
「鷹野さん・・」
とつぶやいている。

「知ってるだろ?」
「うん。」
「鷹野とどういう関係?」

あいつはじっとテーブルを見つめたまま黙り込んだ。
何かを必死に考えているみたいだ。

「好きなのか?」
その質問に、とてもつらそうな顔をしている。
なんでそんな顔するんだよ。
好きだから、付き合ってるんじゃないのかよ。

あいつからの返事はやはりない。
「滋・・、お前・・」
もしかして、騙されているんじゃないのか?そう聞こうとした時に、

「滋って言わないで!」
とあいつの大声が響いた。
その目からは涙が溢れている。

何言ってんだ?
「お前、どうしたんだ?」
いつものこいつじゃない。
何か変だ。

あいつが続けて話し出した。
「ねぇ、あたしが大河原滋じゃなかったら、どうする?」
「どういう意味か、わかんねぇな。分かるように話せ。」
「ねぇ、あたしと一緒にいるのは嫌じゃないっていったよね。それって・・」

「俺は、お前が好きだ。鷹野なんてやめて、俺と付き合えよ。」
俺の方が、お前を幸せにしてやれる。
断言できるんだよ!

「あたしが、大河原滋じゃなかったら?財閥の娘じゃなかったら?そうしたらどうする?」
涙がどんどん溢れてきて止まらないあいつの顔を両手で包み込んだ。

「俺が好きなのは、大河原の娘じゃねぇよ。
甘いもんをうまそうに食って、俺に生意気な口をきいて、一緒にいると飽きないお前が好きだ。財閥なんて、関係ねぇよ。」

そう言って、涙でぬれているあいつの唇に口づけた。
このまま先に進んでしまいたい。
でも、こいつからの返事を聞かないと、先へは進めない。

「お前の返事は?」
「道明寺が好き。財閥とか関係なくて、そのままの道明寺が好きだよ。」
間髪入れずに返ってきた返事。

俺がその時感じた感情はなんだったのか。
嬉しいとか、そんなことじゃなくて、只々、目の前の女が愛しい。

キスが上手くないこいつに向かって、
「ちょっと口開けろ。」
というと、
「えっ」
と驚いたあいつに、猛然とキスをする。
開いた唇の隙間から舌を入れた。

「ん・・んんっ・・」
くぐもったあいつの声。
舌を絡め取りながら、服の上からあいつの胸を愛撫する。

「んっ、んんっ!」
こいつが焦っているのは分かるが、止まってなんてやれない。

パジャマのボタンを外すことさえもどかしくて、あいつの上着をまくりあげた。
ブラジャーを強引にずらし、胸を揉みしだく。
どれぐらいの強さで揉んだらいいのかも分からねぇ。
けど、触れば触るほど、夢中になる。

耳元から首筋にキスを落としていくと、あいつから声が漏れ出した。
「あっ。うっん。」
その声がかわいくて、もっともっと聞きたくなり、胸の頂を口に含んだ。

「あっ。」
あいつが、とっさに自分の手の甲で口をふさいだ。
そんなことさせない。
俺は、あいつの手とり指を絡めた。
我慢できなくなったあいつから、どんどん声が漏れてくる。

「どっ、どうみょう・・じ。ここじゃ、やだ・・。」
顔を上げると、目をつぶったまま恥ずかしそうなあいつ。
部屋の電気も煌々と灯ったままだ。

俺は無言で、あいつを横抱きにし、
あいつの寝室へ入った。





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たくさんの拍手ありがとうございます。
このつくしのセリフ、書きたかったんです。
お話しはまだ続きます。
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  1. 初恋
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

コメントありがとうございます。

  1. 2016/10/04(火) 21:13:14 |
  2. URL |
  3. happyending
  4. [ edit ]
せつないですね。
happpyendingまではもう少し掛かりそうです。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/10/04(火) 08:56:50 |
  2. |
  3. [ edit ]
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Author:Happyending
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