花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

朝、目を覚ますと、俺の腕の中にはあいつが眠っていた。
そっと額にキスを落とす。
こんな幸せな朝があるなんて、知らなかった。

時計を見ると朝6時。
もう少しすると、タマが部屋に来るかも知れない。
そう思っても、もう少しこのままでいたかった。


ゆっくりとあいつが目を開けた。
その瞬間を見逃したくなくって、ずっと見ていたんだ。
目の前の俺に驚いて、
「ぎゃっ。」
と色気のねぇ言葉を発した後、頬を赤くして、
「おはよう。」
と続けた。

「ねぇ、道明寺。」
「ん?」
「立派な後継者になってね。」
「ったりめぇだろ。」
お前のためなら、何だってやってやる。

「お前、本当に留学するのか?」
「するよ。」
「俺を置いていく気かよ。」
「ふふふ。だって、永遠のお別れじゃないんだから。」


俺はこの時、幸せすぎて、あいつの変化に気が付かなかったんだと思う。
あいつはあの時、何を考えていたのだろう。

お互いにシャワーを浴びて、一緒に朝食をとろうと約束したのに、
あいつは姿を消していた。



******



あいつを探して邸を走り回っていたところで、
ニューヨークのババァから電話だと、タマに呼ばれた。


「司さん。大河原滋さんとの縁談は無かったことになったわ。」
「あ?」
「滋さんにもご自宅に戻っていただきますから。」
「急になんだよ。」

背中に冷や汗が流れる。
あれほど、縁談に乗り気だったババァが、手のひらを返した。
何か、ある。

「あなたには関係のないことよ。いずれにせよ、この話は無かったことで。もう、滋さんには接触しないように。
それから、あなたもいつまでも悠々自適にはしていられなくってよ。覚悟が決まったら、ニューヨークへいらっしゃい。」
一方的に話し、ガチャンと電話が切れた。


一瞬茫然としたが、すぐに気を取り直し、あいつの部屋へ急ぐ。
嫌な予感がする。

部屋へ入ると、やはりあいつはいない。
どこへ行ったんだ?
もう一度寝室を探す。
すると、ベッドサイドに手紙が置いてあることに気付いた。

手紙をとる手が震える。







道明寺へ

突然いなくなってごめんね。
怒っているよね?

でも、今の私では、道明寺に堂々とは会えないの。
いつか、本当の私に戻って、あなたに会う自信がついたら、
道明寺ホールディングスの立派な後継者になった、
カッコいい道明寺司に会いに行きます。

それまでに私のことなんて忘れちゃうかも知れないけれど、
それでも会いに行こうと思います。
その時には、無視しないで会ってほしいです。

昨日の夜は幸せだったな。
私は道明寺司が好きでした。
これからもずっと好き。


ごめんね。
さようなら。





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あうぅ。辛い。。しばらく、切ない展開なので、今日は思いきって17時も更新します!
また覗いてやって下さいね〜。
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  1. 初恋
  2. / comment:7
  3. [ edit ]

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  1. 2016/10/06(木) 14:21:21 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントありがとうございます!

  1. 2016/10/06(木) 13:13:52 |
  2. URL |
  3. happyending
  4. [ edit ]
たくさんのコメントありがとうございます。
今は遅めのお昼休憩中で、こっそり返信中(笑)。
17時の予約投稿もセットOK確認しました。
次の18話は切ない続きな感じで、明日の19話ぐらいからまたお話が動いていくはずです。
最後のhappy endingまであきらめずに読んでいただけると嬉しいです。

最近スマホでも投稿をチェックするようになりました。いつもはタブレットかノートPCなんですが。
そんなわけでこっそり返信もできている状況です。
ではまた夕方に~。

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  1. 2016/10/06(木) 09:18:48 |
  2. |
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  1. 2016/10/06(木) 08:40:13 |
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  1. 2016/10/06(木) 07:59:00 |
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  1. 2016/10/06(木) 07:45:50 |
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  1. 2016/10/06(木) 05:37:21 |
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