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Happyending

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おはようございます(*^^*)
昨日少し時間があったので、1話完結のお話を書いちゃいました。
Happydays帰国後の二人、『初めての、夜』のその後なんですが・・・なんと、桜子目線です(笑)。
短時間でぱっと書いたので誤字脱字が多いかもですが、
少しでも楽しんでいただけたら・・と思います。
*****






ここは道明寺邸の応接室。
そして今は、道明寺さんの帰国祝いの真っ最中。

ソファーには、牧野先輩と滋さんと私。
F4は向こうのカウンターバーで何やら話し込んでいる。


「まさか、1日早く帰国するとはね~。」
「やられましたね。」


道明寺さんが帰国予定だった今日、道明寺さんと先輩、二人ともと連絡がつかなかった私たちは、ここ道明寺邸に張り込んでいた。
お邸にいないのだから、きっと二人はメープルだ。誰もがそう思ったはずだけど、さすがに誰もメープルに押しかけようとは言わなかった。
『今日は帰ってこないかもな』と西門さんが言った時、二人が乗ったリムジンが玄関に到着したとの知らせを受けて、私たちは自然と走り出した。

先輩を抱き上げて歩く道明寺さん。
真っ赤になってワタワタ暴れている牧野先輩。
タマさんを筆頭に、お邸を挙げての大歓迎。

それから、私たちを見つけた時の二人の驚き様ったらなかった。

「お前らっ、なんでここにいるんだよっ!!」

文句を言いながらも先輩を大切に抱き上げている道明寺さんを見れば、二人の間に何があったのかは明白で。
そのあとはメイドさんも混じってのお祭り騒ぎ。
一通り騒いだ後に、やっとこの応接室に落ち着いて、
実は一日早く帰国した道明寺さんが、昨日先輩を迎えに行ったんだと聞かされた。




「あー残念!感動の再会シーン見逃しちゃったじゃん!!」

ものすごーく悔しがってる滋さん。
けれど、悔しいのは私も同じです。
だって、4年ですよ。一般大学生なら、恋愛にのめり込んだっておかしくないこの時期に、先輩たちが選んだのは遠距離恋愛で、私たちはそんな二人をずっと見守ってきたんです。
その4年間の集大成、約束通りに恋人を迎えに来た超イケメンかつゴージャスな男の胸に、ひたすら彼を待ち続けた女が飛び込む瞬間を見たいと思うのは当然でしょう?

「絶対わざとだよね。」
「そうでしょうね。」
「私たちが邪魔だったってことだよね?」
「・・・でしょうね。」

「・・・邪魔なんて、そんなことない・・よ?」

私と滋さんが文句を言っているのを、気まずそうな表情で聞いているのは牧野先輩。
申し訳なさそうにしてる割には・・・先輩の頬はピンク色で、これまで見てきた先輩の中で一番綺麗で、幸せオーラが隠しきれていませんって!

「邪魔じゃなかったらどうして教えてくれなかったのかな~?」
「そっ・・それはっ・・その・・・・」
「ねぇ、昨日、司と・・・・・でしょ?」

ニヤリと意地悪な顔をしながらの滋さんのツッコミに、先輩はみるみるうちに真っ赤になっている。
目なんかキョロキョロしちゃって、道明寺さんと昨日ヤリマシタってまるわかり。
そうじゃなくても、登場シーンから二人が結ばれたことは明らかでしたけど。
こんな先輩のことが道明寺さんは大好きなんだろうなって思う。
今時ここまで初心な女性も珍しい。けど、それが牧野先輩なのよね。
どこまでも真っ白で、正直で、見た目は私の方が遥かに美人だけど、こういう内面から出る雰囲気は先輩には到底適わない。それが、先輩の魅力。
そして、真っ白な先輩が道明寺さんの色に染まったのだから・・それは悔しいぐらいに綺麗になるのも当然かも知れない。


「で、どうだったの?司の・・良かった?」

全く、滋さんったら、容赦なさすぎです。

「そんなの分かる訳ないじゃないですか?先輩は初めてなんですよ?」
「そっか・・・じゃあ、痛かった?」
「ブッ、ブホッ!!」

「そうだよねぇ。司のあの体格じゃ、相当大きいよね。うんうん。」
「しっ、知らないしっ!!」
「でも、無事にできたんですよね?」

「………ウン…。」

耳まで赤く染めて小さくうなづく先輩は、本当に可愛らしい。
きっと昨日は素敵な夜だったんだろうなって予想できた。
だって、道明寺さんって先輩にはひたすら優しいもの。
いつだって先輩以外の女なんて目に入っていない。
そんな道明寺さんが、先輩を傷つける訳ない。
先輩を抱くのに4年も待った道明寺さんの愛はどれだけ深いのか・・・
羨ましくないなんて言ったら絶対に嘘になる。
だけど、道明寺さんを幸せにできるのは先輩しかないって知っている。
先輩以外の誰も、道明寺さんの心は掴めない。


「きゃーっ、つくしったら、可愛いーーっ!!」
「ぐえぇっ。ぐるじ・・いっ・・」

相変わらずの凄いパワーで先輩にしがみついてる滋さんにクスッと笑う。
きっと、滋さんだって羨ましいんだと思う。
だけど、それ以上に二人の幸せな姿を見ることが、涙が出るぐらいに嬉しい。
これは本当に本当。
自分にこんな穏やかな感情があるなんて、牧野先輩に出会うまでは気付かなかった。
嫉妬や復讐心、そんな醜い感情だけの世界から、先輩が私を救い出してくれた。

「滋さん、先輩が死んじゃいます。」
「あ、ごめんごめん。でも、良かったよね。昨日、入念に準備しておいて。正解だったね、桜子!」
「ええ。」

道明寺さんと先輩の初めての夜のため、
昨日は岩盤浴とマッサージ、それから道明寺さんを悩殺するための下着を準備。
それは、私にとって先輩はとても大切な人だから。
素の私を認めてくれた初めての人。
この人に出会って、どれだけ私の人生が救われたか・・・
だから先輩には、絶対に幸せになってもらわないと困るんです。

「あ・・ありがとうね。すっごく感謝してる・・・。」

そんな風に言う先輩は、本当に本当に凄く綺麗で、
蕾が花開いたかのように、愛された女独特のオーラを醸し出している。
こんな先輩見たら、道明寺さんはますます先輩から目を離せなくなるのでしょうね・・・




ふっと視線を上げると、私の向かい側、先輩と滋さんが据わるソファーの向こうから甘い視線。
カウンターバーで、久しぶりに揃ったF4がグラスを傾けつつ戯れているその時も、道明寺さんの視線は先輩を捉えて離さない。
この視線に気づいているのは今のところ私だけ。
背を向けている先輩も、滋さんも気づいていない。

今日の道明寺さんはスーツ姿じゃなくて、ラフな格好をしてる。
とは言っても、一流ブランドのボタンダウンシャツ。ボタンは上から3つ外して、ラフに腕まくりしているだけなのに、その色気は半端ない。

色気・・?
違うわ。
愛する女を手に入れた、自信あふれる男のオーラ。

愛する先輩を追いかけて、追いかけて、捕まえた。
その幸せのオーラ。

色んな種類の男を経験してきた私ですら、このオーラには出会ったことがない。
それ位に強烈な、先輩を見つめる熱視線。
絶対に先輩を手放さないって、その瞳が語ってる。

一流の男が本気で女を愛した時には、こんな目をするのね・・・
優しくて、だけど力強い・・・
先輩の目に映る何もかもから先輩を守ろうとしている。
いや・・それも違うのかもしれないわ。
先輩の瞳に映るすべてのものに嫉妬して、一秒たりとも彼女の視線を自分から離したくないという独占欲。
彼女の体を手に入れても満足することはなく、これまで以上に先輩を求めてる。
ゾクゾクするほどの、強烈な愛情。

それを感じた途端、思わず自分の頬が赤らみそうになって慌てた。
男の心理なんて知り尽くしていると思っていた私が、
この三条桜子が・・・あり得ない。




はっと気付けば、道明寺さんがツカツカとこちらに向かって歩いていた。
その足取りはどこまでも優雅で落ち着いていて、だけど、彼の視線はやはり先輩にだけ注がれている。

先輩の背後にまでたどり着いて、

「あんまり、こいつのことイジメるなよ。」

呟かれたその声は、低くて・・少し甘くて・・

女の子ならだれでも蕩けちゃうビターチョコレートの様。
ほら、滋さんだって声聞いただけで頬が赤くなってるわ。


そのまま無理やり先輩の隣に道明寺さんが座るから、先輩の反対隣りにいた滋さんはソファーから押し出されてる。

「滋、お前は向こう行け。」
「ちょっ、道明寺っ。あんたが後から来たんでしょーがっ!」

先輩が道明寺さんの肩をバシッと叩いて、口を尖らせている。
この甘ーいオーラに流されてないのは先輩だけ。
さすがは牧野先輩だとある意味感心です。
これぐらい鈍感でないと、道明寺さんの恋人はやってられないのかも知れない。
心臓がいくつあっても足りないですわ・・普通は。


「せっかく二人きりのところに押しかけて来たのはこいつらだろーがっ。」
「あんたの帰国祝いに来てくれたんでしょっ!」
「バカか、お前は・・・。」

きっとあちらのカウンターで、F3からひとしきり揶揄われてきたであろう道明寺さんは、プリプリしている先輩を見て少し呆れながらも、ポンポンと先輩の頭を叩いてから、その長い黒髪をスルッと撫でた。

その仕草は手荒なようで、でも愛情はダダ洩れで・・・

「ちょっとぉ、やめてよねーっ。」
「止めねぇ。」

今度は先輩の肩を抱き寄せて、頭のてっぺんにキスをした。

「ぎゃーっ。なにすんのっ!!」
「なにすんのじゃねーよ。昨日みてぇに素直になれ。」
「やーーーっ!!黙りなさいっ!!」

その一言に、先輩は面白いぐらいに焦って、道明寺さんの口を手で塞ごうとして軽くあしらわれている。
でも、そうでしたのね。
昨日は、素直な先輩だったという訳ですか。



「司・・・昨日、良かった?」

私の隣に移動して、じーっと道明寺さんを見上げながら聞いた滋さんの一言。
その答えを、私もドキドキしながら待つ。

すると、道明寺さんは、
見たこともないぐらいの強烈幸せオーラを纏って、


「ああ、最高。」

恐ろしいぐらいに美しく、不敵に笑った。


その隣で先輩は、目が点になって固まっていたけれど・・。



「ありがとな、三条、滋。」

最後にそう言い残して、道明寺さんは固まったままの先輩を担ぎ上げ、部屋を出て行った。




呆然とする私と滋さん。



ソファーに近づいてきた美作さんと西門さんが、
「なんだよお前ら。司の幸せオーラにやられたか?」
って言いながらプッて笑った瞬間に我に返った。


「「きゃーーーーーっ!!!」」


私と滋さんの悲鳴が、応接室中に響いたのは言うまでもない。



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内容なんて一つもないお話でごめんなさい(笑)。
1話完結は難しくって・・(;^_^A アセアセ・・・
次はまた少し先になるかなと思います。
また見つけたら読んでくださいね~(*^^*)
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Posted by

Comments 4

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Happyending  
こんばんは(*^^*)

いつもたくさんの応援をありがとうございます。
ずっと忙しくて、お話を書く余裕が全くなかったのですが、昨日は雨天の影響もあってぱっと時間ができて、久しぶりに楽しい感じでお話を書けました。といっても超特急で書いたので、もっと桜子っぽい書き方をしたかったなぁとか今更の反省もあります。あとでちょっと直そうかなぁ(笑)。でも、1話書いただけで凄い満足感でしたよ。皆さんにも読んで頂けて嬉しかったです。

さてさて、
花●様
えへへ、ちょっとだけご無沙汰です。甘々の司です。そりゃーね。この男はなーんにも隠したりしません(笑)。私も司のハンパない幸せオーラをビシビシ感じましたよ~(笑)。

スリ●様
喜んでいただけてよかったです(≧▽≦)!そうそう、つくしちゃんをイジルというよりは、司君からビシバシ放出される幸せオーラについて書きたかったんです。時間があるな、何を書こうかな?と思った時に、やっぱり書きたくなるのはこういう司なんですよね~(笑)。確かに!司がますますかっこよくなるのは、つくしちゃんのせいでもありますね!うん!!

さち子ママ様
コメントありがとうございます(*^^*)。ほっこり楽しんで頂けて良かったです。これからもゆっくりにはなりますが、お待ちいただけると嬉しいです!

ふぁ●様
えへ、惚気すぎましたか??(笑)。つくしを担いだ司はどこへ・・・?そりゃーね??(笑)。当初はメープルのスイートの設定だったのですが、つくしを連れてベッドルームに籠るのもなぁと思い、お邸設定に変更しました。東の角部屋で、またまたあまーい夜を過ごしているのか・・?もしかして、つくしちゃんに拗ねられちゃってるかも?(笑)。でも、どんな二人でも、遠恋が終わった二人はHappyに違いありませんね~(*^^*)。

Lu●様
一緒に幸せになって頂けて良かったです(≧▽≦)!えへ(笑)。


まだしばらくばたばたしていますが、来週一週間が過ぎると少し楽になるんじゃないかなと予想しています。
とはいえ、次々と行事や仕事が押し寄せますが・・・。この1年を乗り切ればまた通常に戻るはずなのですが、先は長いです・・・。

またひょっこりとお話を投稿すると思いますので、見つけたらぽちっと応援いただけると嬉しいです(*^^*)
まだ長編に手を出すのは難しいので、次も短編か中編かなぁ。書けない間に、妄想が降ってくるのを待っているところです。
ではではまた、次のお話で!(#^^#)

2018/06/01 (Fri) 22:39 | EDIT | REPLY |   
さち子ママ  

桜子目線なつかつくを忙しい中更新ありがとうございます😊
初心なつくしに幸せオーラな司で朝からホッコリです
ゆっくりでいいので素敵な2人を又お願いじす
(*´◒`*)いつまでもまちますよ

2018/06/01 (Fri) 07:36 | EDIT | REPLY |   
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2018/06/01 (Fri) 07:26 | EDIT | REPLY |   
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2018/06/01 (Fri) 06:09 | EDIT | REPLY |   

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