花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

俺はババァに連れられて、取引先を回っていた。
車の中でもババァと一緒というのは、すげぇ威圧感だ。
たまんねぇ。

窓の外を見れば、クリスマスイルミネーション。
それを見て、あいつを思い出していた。
お前、どうしてる?
クリスマスは誰と過ごすんだ?

その時、ババァの秘書の携帯電話が鳴った。
すぐにPCを開いて情報を確認し、それをババァに報告していた。

「あら。思ったよりも早く決着したのね。」
とつぶやく、ババァ。
めったなことでは独り言など言わない女だ。

「何のことだ?」
と俺も聞き返した。

「大河原滋さんよ。鷹野さんとの結婚、マスコミに流したのね。」

滋と鷹野が結婚?
息も吸えないぐらいに驚く俺にババァが言った。

「滋さんとの縁談はうまくいかなかったけれど、あなたは滋さんに出会ってから、道明寺の後継者としての自覚に目覚めた。皮肉なものだけれど、そういう意味では彼女に感謝しているわ。」
「結婚式は6月だそうよ。あなたも出席してはどうかしら?」

はっとして、秘書のPCを奪い取る。
どういうことなんだ?
俺に会いに来てくれるんじゃなかったのか!


そこに写っていた二人は・・・
一人は鷹野幸一。
あのレストランで見た男。

もう一人は・・・・・大河原・・滋?

俺は息を飲んだ。
何の間違いだ。
こいつは、あのレストランに鷹野といた女だ。
間違いねぇ。

だとしたら・・。

道明寺邸で、俺と会っていた女は誰なんだ?!




俺は会社に戻るとすぐに、あきらに電話連絡を入れた。
日本は午前中のはずだ。
丁度あきらも、大河原の結婚騒動を知ったところらしく、焦った様子で応答した。

「司、これどういうことだ?」
「あきら、頼みがある。永林で、今アメリカに留学しているやつの情報を当たってくれ。」

あいつは、秋からアメリカに留学すると言っていた。
大河原滋の知り合いだとすれば、永林大学の学生だと考えるのが妥当だろう。
実際に、永林大学の講義の話はいつもあいつが話していた。
もし違っていれば、現在アメリカに留学している大学生を片っ端からあたってやる。


俺はイライラしながらも、あきらからの返答を待ち、この状況を分析していた。
俺の邸にいた大河原滋は間違いなく別人だ。
何故だ?何でこんなことが?
大河原滋は鷹野幸一と結婚した。
4月に第一子が生まれるという。
夏には妊娠していたということなのか?
だから、ビジネスのために、身代わりをよこした?
俺は、大河原に嵌められた?

じゃあ、あいつは・・・。
でも、どうしても、あいつが俺を嵌めようとしたとは思えなかった。
あいつは、処女だった。
嵌めるためだけに、俺に抱かれたりする訳がない。
何度思い返しても、あの時のあいつは何かおかしかった。
あいつは、大河原の身代わりになったものの、俺とこういう関係になることは予想していなかったんじゃないのか。
あいつはこの縁談が破談になることも分かっていて、すぐに屋敷を出たんだ。
じゃあ、あいつはもう、俺に会いにくるつもりはないってことか?
そうなのか?


1時間もしないうちに、あきらから連絡があった。
「司、メール送った。見てみろ。」

メールを開くと、女の写真と、学生情報が添付されていた。
間違いない。
あいつだ。

牧野つくし  20歳
永林大学 特待枠 法学部2年
現在はニューヨークの姉妹校に留学中

父親は中小企業の平社員・母親はパート勤務。
3歳年下の弟がいるらしい。




ふぅぅ・・・
俺は大きく息を吐いた。


『牧野つくし』
俺はお前を絶対に諦めない。
お前が会いに来ないなら、俺が会いに行くまでだ。





にほんブログ村
きたっ!
関連記事
スポンサーサイト

  1. 初恋
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

いつもありがとうございます^ ^

  1. 2016/10/10(月) 12:29:44 |
  2. URL |
  3. happyending
  4. [ edit ]
コメント、拍手、いつもありがとうございます。
書き始めた時は、何でこの話を書いちゃったんだろうと、辛い日々でしたが、皆様からの拍手に励まされ、ここまでやって来ました。
司に真実がつたわって、私の肩の荷がおりました。
後はhappyendingを待つのみ!なはずです(笑)。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/10/10(月) 05:21:18 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

 管理者にだけ表示を許可する
 
 

プロフィール

Author:Happyending
ときどき浮かぶ妄想を書き留めたくて始めました。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2017 10  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -