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Happyending

Happyending

つくしの夢の中に現れた、二人の幸せな記憶。
それは、目覚めると同時に薄れてゆく。

けれど、それが幸せな記憶で終わっているのは、司がその後港で刺されたことをつくしが思い出していないからだ。だから、つくしはどうして二人が離れ離れになったのかが分からなかった。

悲しい記憶は夢には無く、ただただ幸せだけがあった。
だから、つくしはこの夢の中にいたいと願う。
この夢を忘れたくない.....なのに、
夢の記憶は砂の様に、サラサラとつくしの中から零れ落ちていく。



重なり合い、互いに貪るように唇を奪い合った。
つくしは司から1ミリも離れたくなかった。
これが夢なのか、現実なのかも分からない。
でも、忘れたくない。
ただこのまま幸せでいたい。



「牧野...すげぇ、可愛い」
「道明寺......んっ...んんっ......」

お願い、この幸せを消さないで.....

「牧野、いいか?」

真剣な司の瞳を受け止め、つくしはコクリと頷く。

「絶対に離さないで」

離れたら消えそうなの。お願い、強く抱いて...。
そう願う傍から、記憶は徐々に消えていく。



気付けば、つくしの髪から簪は抜け落ち、髪は乱れてシーツに広がっていた。
浴衣の身頃は完全に開け、白い肌着が司の目に映った。
そして究極は、司に懇願する彼女の濡れた瞳。

「牧野...」

普段のつくしとは違う妖艶な姿に、司は一瞬息を止めた。

自分が贈った浴衣が乱れ、彼女が自分を求めている。
つくしに似合うと思った浴衣だが、今となっては似合うというよりも、この姿が見たかったという方が正しいように思えた。

もう、限界だ。


司は自分のネクタイを引き抜き、カフスボタンを外した。
その姿をつくしは呆然と見上げていた。
シャツのボタンを外す様子は映画のワンシーンの様に美しく、その瞳はつくしを捉えて一瞬たりとも離さない。

半裸になった男は、もう一度彼女に覆い被さり、浴衣から彼女の腕を抜いた。

浴衣の下に着けられた白い肌着。
ワンピースタイプのそれは、腰のリボン一つで止められている。
司はその紐に手を伸ばした。

..........っ!

だが、次の瞬間に司の手が急に止まり、彼の瞳が見開かれる。
何故なら、薄い肌着から素肌が透けていたから。
よく見れば、胸の蕾も透けて見える。

うっ!

かぶりつきたい衝動を何とか抑え、ゆっくりと体をなぞると、想像以上に柔らかい感触が掌に伝わる。
思わず大きく揉み込むと、柔らかい丸みがそのまま彼の手のひらに収まった。

「あんっ....」
「なぁ、ブラしてねぇの?」
「.........え.....?」


つくしは今の今まで夢と現実を区別できていなかった。
これは夏祭りの続きだと、この時に初めて気付き、我に返った。

急に現実に戻ったようで、つくしは突然羞恥に襲われた。

慌てて胸を隠そうと腕をクロスしたが、そうはさせまいと司が両手首を掴んだ。
シーツに縫い留められたつくしの姿。
乱れた裾からは、白い太腿が覗いていた。

「ちっ、違うのっ。あたし、胸が小さいからブラはいらないって。」
「マジか。すげぇ.....」

司には、もう、つくしの説明など頭に入らない。
紐一本で括られた下着のすぐ下は恐らくショーツ1枚。
ややこしい下着を着けられるより、よっぽど嬉しい。
浴衣ってすげぇんだな。
こんな時だというのに、司は妙に感心してしまう。


現実に戻されたつくしからは過去の記憶がどんどんと薄れ、
同時に今、この状況が分かってきた。

夏祭りの後。
道明寺の部屋?
あたしの上に覆いかぶさるこいつ。

つまり.....あたしたち......
でもっ!

「浴衣ぐちゃぐちゃになっちゃう.....」

こんな時だと分かっても、現実に戻れば、乱れた浴衣が気になって仕方が無かった。
せっかくプレゼントしてもらった大切な浴衣だから。
なのに.....

「あとで直してやる」

司がつくしの首に吸い付いた。

「あっ、シャワーっ!」

「無理」

夏祭りで汗だくの体だ。
なのに、シャワーのお願いも一蹴された。
それならせめて...

「電気消して.....」

「嫌だ」

つくしの願いは尽く却下される。
先ほどまで散々自分を煽っていたのだから、司が聞く耳を持たないのも当然だった。

「道明寺ってば」

「好きだ」

もうおしゃべりは終わりだとばかりに、司は再びつくしの唇を塞いだ。
やわやわと胸を揉みながら、だんだんと固くなった蕾をキュッと捻る。

「や...っ!」

一瞬ゾクッとして、つくしの体が震えた。
その瞬間を逃すまいと、司は胸元を大きく開き、飛び込んできた可愛い蕾を口に含んだ。

「あ...っ.....あぁ...っ.....」

甘美の色が混じったつくしの声に、司の興奮は止まらない。
何度も素肌に吸い付き、いくつもの花を咲かせていく。



つくしは司の髪に触れた。

抵抗するつもりはなかった。
夢で見た記憶は消えていっても、
つくしの中に残っているたった一つの真実があった。

___あたしは、あんたが好き


司の大きな手がつくしの内股に触れた。
つくしはふぅっと体の力を抜く。
ゆっくりと足が開かれると、つくしはそっと目を閉じた。



長い指がクルクルと回り、つくしのスポットを簡単に探り当てる。
それはすでに心得ているかのようにスムーズで、あっという間につくしの息が弾む。

「はっ...あぁ...っ!」
「ここだろ?」

嬉しそうな司の声に、つくしは喘ぎながらも頬が緩む。
司の手によって、自分が女になれることが嬉しかった。

深く挿入された指先がクイッと曲げられた。
その瞬間につくしの背中が魚の様に跳ね、それからゆっくりと弛緩した。


ハァッ、ハァッ、とつくしは荒い息を繰り返す。
それでも足りなくて、もっともっと欲しいと思う。

これが愛するということ?
独占欲?
この男の全てが欲しくて堪らない。

そう、こいつはあたしのものなの。



司が指を舐め、スラックスを脱いだ。
一糸纏わぬ姿になった二人が、再び重なる。


司が彼女の頬を包み、ゆっくりと唇を合わせた。

今までで一番優しい司からのキス。
愛してるって、ゾクゾクするほど伝わってくる。


過去の記憶が沈んでいき、
新しい幸せがつくしの胸に広がった。


「.......道明寺」

「......ん?」

「あたしがあんたを幸せにしてあげる。」


彼女の瞳に強い意志が見え、それが司に火をつけた。


「宣戦布告だな。言っとくが、俺がそれ以上にお前を幸せにするから覚悟しろ。」

「うん。」


ニッコリと笑ったつくしが、心の底から愛おしかった。
例え苦痛を強いたとしても、俺が必ず幸せにする。
だから、俺から逃げるな。


大きく彼女の足を開き、何度かヌルヌルと行き来すると、
司は一気に深く沈み込んだ。


「はっ.....道明寺っ」

「愛してる」


つくしの体はわずかな抵抗だけで司を受け入れた。

優しくしてやりたい。
けれど、この愛を伝えるのなら、優しくはできない。
それほどに彼の情熱は熱く激しい。


ガンガンと己をつくしの中に打ち付ける。
それが司の愛の証。
中途半端なことはしたくない。
全力の愛を受け取って欲しいから。



分かってる。
大好きだよ。
だから、もっとちょうだい。

つくしは司の方へ手を伸ばした。


彼女内壁が彼を捉えて離さない。
自然と速まる律動と共に、恐ろしい程の快感が押し寄せる。

司がつくしを掻き抱いた。


「牧野っ!」
「あんっ....大...好きっ!」


その可愛い告白に、彼は本当に限界を超えた。
つくしの中に、彼の愛が流れ込んだ。




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Comments 8

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Happyending  
こんばんは~(*^^*) ②

スリ●様
初めて...のようで、初めてじゃない。そして、司を失いたくないから必死なつくしちゃん。そんなつくしちゃんに、もう司の理性なんて簡単に吹っ飛びました。しかも、スケスケで煽りまくられて...(笑)。つくしちゃんも初めから覚悟は決めていましたからね~(*^^*) このままでも幸せだと思うけど...もっともっとHappyに!を目指したいです('◇')ゞ

kah●様
そうそう!原作の道明寺はなんと我慢強い男なんでしょう...。つくしに関してだけだけど(笑)。司って優しいんですよね~( *´艸`) 二次で書くのは大人になった設定なのでいつまでもプラトニックもおかしいかなって思うからこうなりますが、もしもこの先に高校生の二人を書くことがあったら、やっぱりプラトニックかなって思います(笑)。ゴメン...司(笑)。
はい、機会があればちょっと鬼畜っぽい設定の司を書きたいな~と思います(*^^*)

みみまま様
うわっ!!調べました??(笑) いやー、スケスケなんですよね。だから、白っぽい浴衣にはベージュとか色々あるらしいです。今回本当は腰にタオルで補正もしていたはずなんですが、Rの流れ上、その辺りは割愛です(笑)。楽しんで頂けて良かったです~(≧▽≦)!!

ふじや寿様
ね?これはこれでHappyendなんじゃないかな...と思ったりもするんですけど...やっぱり、もっとHappyに!を目標にもう少しがんばります(*^^*)


昨日頑張ったので今日はちょっと休憩(笑)
続きどこから書こうかなぁ。やっぱり朝かなぁ( *´艸`)

2019/09/10 (Tue) 23:45 | EDIT | REPLY |   
Happyending  
こんばんは~(*^^*) ①

いつもたくさんの応援をありがとうございます(*^^*)
やっと...やっと....です(笑)。
久しぶりのR(;^_^A もう、これ大変っ!
一度は夢に現れた過去の記憶。その記憶はまたつくしの中に沈んでいきました…。
再開して恋人同士に戻った今、ある意味では幸せなはずなのに、何を恐れているのでしょう?

さてさて。
二次●様
すごいっ!久しぶりの連投でしたがタイミング良く見つけて頂きありがとうございます(*^^*) 22.5話の謎...(;^_^A ご理解頂けて嬉しいです! 和装で乱れるつくしちゃんに、司君興奮収まらず(笑)。 やっぱりここは、R回避は出来ませんでした(#^^#)

花●様
本当は、22.5話はナシで、23話で過去の記憶が時々現れつつのR....っていうのを考えていたんです。だから、22話の最後はつくしちゃん、夢の中で記憶を覚えていたんです。なので、嗅覚正しいです!!(笑) そして、やっとのR。苦手だけど...司の為には仕方ないです(笑)

2019/09/10 (Tue) 23:32 | EDIT | REPLY |   
ふじや寿  
きゃーっ\(//∇//)/♪

私の中にもっ
2人の愛がたっぷりと流れこみましたぁ〜❤️

2019/09/10 (Tue) 22:25 | EDIT | REPLY |   
みみまま  

美しきエロス!

え?何?何?浴衣の下着ってスケてるの〜!
見たい!と画像検索したら、想像以上で
ほんとお話のまんまでした。素晴らしい!

ご馳走さまでした。

2019/09/10 (Tue) 20:03 | EDIT | REPLY |   
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2019/09/10 (Tue) 09:00 | EDIT | REPLY |   
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2019/09/10 (Tue) 07:43 | EDIT | REPLY |   
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2019/09/10 (Tue) 06:03 | EDIT | REPLY |   
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2019/09/10 (Tue) 01:03 | EDIT | REPLY |   

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