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Happyending

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予告していた新連載です。
二人の雰囲気に戸惑うかも?その理由は、少しずつ分かってくると思います( *´艸`)
リアルが忙しいのもあって、今回はできるだけ1話は短めで繋いでいきたいと思っています。
毎日更新は難しいと思いますが、少しでもテンポよくアップできたらいいな。
また一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*)
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆








「あっ......まって!」


軋むベッドの上。
俺の下で揺さぶられているのは、1週間前に結婚したばかりの俺の妻だ。

初めて彼女を抱いたのも1週間前の夜。
それから毎晩、俺は狂ったように彼女を抱き、抱いて、抱いて、抱き潰している。


必死にシーツを掴む彼女の手。
喘ぎ声を上げないようにぎゅっと眉間に皺を寄せ、瞳を閉じる女。

俺を見ればいいのに。
俺の背中に手を回せばいい。
思いっきり声を上げればいい。

なのに、こいつはそうはしない。
だから、俺は容赦なく彼女の最奥を突きまくる。


「ああっ、やめっ.....」
「力抜け。俺を掴め。」
「....だめっ.....あぅっ......はぁっん!!」

彼女の中がヒクヒクと痙攣し、限界が近いと知れる。
ここまでくると漸く観念するのか、妻は俺の背中に腕を回し、ぎゅっと俺を抱きしめた。

その細い腕に抱かれる充足感は半端ねぇ。
そんな妻に更に煽られ、容赦なく抽送を繰り返すと、

「あぁっ!!」

彼女の全身が震え出し、俺にしがみ付く腕に力が籠る。
俺はその姿に満足して、一気にスパートをかけた。

そのまま二人同時に達すると、
妻の全身から力が抜け、ダラン...とベッドに沈み込んだ。


はぁ、はぁ、と息を繰り返し、トロンとした目で俺を見上げるその瞳には、うっすらと涙が滲んでいる。

「大丈夫か?」

そう尋ねると、ゆっくりと小さく頷き、そのまま瞳を閉じてしまった。


もっと俺を見ればいいのに。
そう思うなら、もう少し優しく抱いてやればいいんだろうが、それが出来れば苦労はしねぇ。


スヤスヤとまるで子供の様に眠る妻にガウンを着せ、俺はシャワールームに向かった。






***




目が覚めて、気だるい体を持ち上げた。
ドキドキしながら隣を見ると、私の夫はまだ夢の中。

長い睫毛.....綺麗な顔の輪郭.....クッキリとした鼻.....無防備な口元。
神様に全てを与えられたこの人は、本当に綺麗。


思わずその顔に手を伸ばしそうになって、慌てて引っ込めた。

何やってんのよ、私ったら。
彼の眠りを邪魔しちゃだめでしょ。


毛布から出ようとして、自分がガウンを着ていることに気付き、頬が熱くなる。

......着せてくれたんだ。
昨日の明け方に私がクシュン...ってくしゃみをしたから?
彼は口数が少なくて、一見冷たそうに見えるけど、本当はとても優しい人なんじゃないかと思うんだ。


そのままそっとベッドから下り、重い足を引きずって、自分の部屋に向かった。
熱いシャワーを浴びた後、タオルで体を拭いている時に、鏡に映った自分の体に驚愕した。

キスマーク・・・

胸の谷間、おへその脇、太腿の内側.....
こんな所まで......っ//

両手で頬を包み、大声で叫びだしそうな自分をなんとか抑え込む。
すると、ドアの向こうから声が掛かった。


「奥様、朝食の支度が整いました。」

「はっ、はいっ。すぐに行きます!」


慌ててタオルを巻いて、髪を乾かし、クローゼットに急ぐ。
私の部屋に準備してある服はたぶん夫好みのもの。
その中のオリーブ色のニットドレスを選び、髪をシュシュで一本に纏めると、私はダイニングへ急いだ。


扉を開けると妙な緊張感が漂っている。
珍しく彼が先にテーブルに着いていた。

「遅れてごめんなさい。」

私は頭を下げ、彼の向かいの席に座った。
彼が目で合図をすると、あっという間に朝食が並べられ、朝食タイムが始まった。
この家にはお抱えシェフがいて、毎日ご飯を作ってくれる。
並べられる朝食はシンプルだけど、いつも美味しい。

なのに、彼はいつもコーヒーしか飲まないんだ。
目の前にあるスープもパンもサラダも、色とりどりのフルーツも、何にも食べない。
だから、私も目の前の美味しそうな朝食にいきなりは手を付けられない。
彼の、次の一言があるまでは。

「食えよ。腹減ってるだろ。」
「はい。頂きます。」

待ってましたとばかりに、あたしはナイフとフォークを持つ。
ほわほわのオムレツはいつも絶品。

「おいしい...」

ポツンと呟いたあたしははっと顔を上げ、思わず彼を見てしまった。
だって、クスッて笑われた気がしたの。
だけど、それは気のせいだったみたい。彼は黙々と新聞を読み、コーヒーに口を付けている。
なーんだ。笑ったかと思ったのに。
それに、コーヒーばっかりじゃ、いつか胃に穴が開いちゃうからねっ!
そう言いたいけど、彼の行動に口出しすることはなかなかできない。


だって、私の夫は世界的企業の副社長だから。

___道明寺司 29歳


彼の時間はとても貴重で、彼の行動にはいつも無駄がない。
彼のスケジュールは分単位で管理され、一分の無駄も許されない。
世界中に彼の会社の社員がいて、彼も世界中を飛び回っている。
彼の一言で何億というお金が動き、彼の一言で人生が変わる人間がいる。

あ...そう言えば、あたしもその一人...か。

とにかく、いつも毅然としていて、冷静で、近づきがたいオーラを醸し出している......そんな人。

こうして、毎朝一緒に食事をとっていること自体が不思議なぐらい、私からしたら雲の上の人。
だから、そんな彼が私に笑いかけるはずもないし、私の言葉に耳を傾けるはずはない。


・・・だけど、冷たいって訳でもないんだ。

だって、ほら、

「これも食べたいのか?」

彼が私の目の前に自分のオムレツを置いた。
私が毎朝ペロリと平らげるからだ.....きっと。

「い、いらないですっ。司...さんこそ、どうぞ食べてください。体がもたない......ですから.....」

この人と結婚して1週間目。初めて意見してしまった。
だって、心配になったんだもの。
けれど、最後は尻つぼみな言い方になってしまったのは、余計なことを言ってしまった...という焦りだけじゃない。「体がもたない」なんて言っちゃったけど、よく考えたら昨日の夜もかなり激しくて、私はいつの間にか意識を飛ばしてた。そんなことを思い出したら急に恥ずかしくなったから。


彼がじっと私を見てる。
・・・居た堪れない。
そんな綺麗な顔で見つめないでよ。

「体力には自信あるんだが。」
「え?」
「お前が満足いかないって言うなら食わねぇとな。」
「えっ?ええっ!?いえ、違います。そういう意味じゃなくて、そっちはもう十分で...あのっ」

言い訳しようとした私は、次の瞬間、凄いものを見た。

ふっ.....と、彼が笑ったの。

それは殺人級の美しさ。
ぎゅっと心が鷲掴みになる。


モテる...っていうの、分かるなぁ。
世界中の女性の憧れの的。
モテすぎるから、女性にも結婚にも興味がない人。



一生結婚しないつもりだって言ってたのに・・・

あっという間に、私の夫になっていた人。




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Comments 14

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Re:

●花様

お久しぶりです(*^^*)
えー!?潜ってしまう!?
そんなにね、大したお話じゃないデスよ。←自分で言うなですが(;^_^A
だから大丈夫!!
次を読んだらだいぶ先が見えてくるのかな?なんて(笑)。

本当に寒くなってきましたね...
風邪などひかないように、更新頑張ります(*^^*)

2019/11/03 (Sun) 12:01 | EDIT | REPLY |   
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2019/11/01 (Fri) 17:42 | EDIT | REPLY |   
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こんばんは(*^^*) ③

すず●様
お久しぶりです!(*^^*)ご出産後はいかがですか?
3人目となるとどっしりと構えた感じでしょうか?(笑)。
お忙しい中、イベントも楽しんで頂けて嬉しいです。
タイムリープって面白いですよね。書き手によっても、考えていることが違って(笑)、お互いにその辺は適当にスルー(笑)。だって、色んな可能性が考えられるし、そこを想像するのもまたいいかなと思って。スピンオフは私はその後を書いたので、頭使わずに良かった...( *´艸`)
そして、こちらのいつもとは雰囲気の違う二人も、是非楽しんでください(*^^*)

澪●様
誰かがそこを突っ込んでくれるかなと思ってました(笑)。
まぁ、でも大丈夫、そこはお約束!というか、次ですぐに分かりますよ~。
やっぱりね、どんな結婚であろうとも、司の相手は独りしかいません( *´艸`)ププッ


拍手コメもありがとうございました。
さて、続きは5時!
ひゃー、もう今日ですね。
ではではまた~(*^^*)

2019/11/01 (Fri) 01:02 | EDIT | REPLY |   
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こんばんは(*^^*) ②

ka●様
ほんと、一年って早いですね~。あっという間。
そして、こちらのお話はですね・・・鬼畜の司ではないです( *´艸`)
鬼畜ならたぶん前振り書いてる(笑)
設定的にはちょっと似てる感じもあるけど、内容は全然違います(笑)。
今まで書いたことがないような二人にしたいなぁと思ってますが...どうなることやら。
そうそう、そうなんですよね。体調・・・
つい数時間前から、息子が熱っぽい・・・だから、冬は嫌です( ;∀;)
でも、子育ても、割り切って頑張りましょうね~(*^^*)

二次●様
この二人の距離感を、一回書いてみたかったんですよね( *´艸`)
どうなることやら...ですが(;^_^A
つくしちゃんは...道明寺の社員ではないんです。それは次にでてきますので、チェックしてみてください。
もちろんラストは、Happyendです(*^^*)

みみまま様
ブラックバカラロス・・ww
いえいえ、こちらも楽しんでいただけるといいのですが・・・
原作分岐ではないふたりなのでどうかな?
どうぞまた違う二人を楽しんでいただけたらなぁと思います(*^^*)

2019/11/01 (Fri) 01:01 | EDIT | REPLY |   
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こんばんは(*^^*) ①

いつもたくさんの応援をありがとうございます(*^^*)
謎がいっぱいのこのお話。中編位で終わるつもりなんですが、短めに繋ぐとどうなるのか...??
見守って頂けたら...と思います。

さて、
ふぁ●様
出たっ!嫌いじゃない( *´艸`)
いったいどんな設定の二人なのでしょう?訳アリ...でしょうね(;^_^A
そのへんさっさと書いて次に行きたいのですが...(笑)。
こんな二人の雰囲気を思いっきり楽しみたいと思っています(*^^*)

小●様
おおっ!鋭いっ!そのフレーズも、意味深でしょう?(笑)。
この司はもしかしたらちょっと小●様のツボに近いところもあるかもです(笑)。
ラストまではまだまだ遠いですが...一緒に楽しんでくださいね(*^^*)

スリ●様
司君は不安...というだけでもないのかも?
そんなに心配はいらないかもです(笑)。だって、なんだかんだでやることやってますから( *´艸`)
いつもとはちょっと違う司君も、是非楽しんでください!!

花●様
やっぱりそう思います?ですよね?ww
一体何があったのか...?説明はさらっといきたくて、今頭を回転させてます(笑)。
ちょっと口数の少ないクールな司に、私的には萌えてます( *´艸`)

2019/11/01 (Fri) 00:41 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 19:08 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 17:40 | EDIT | REPLY |   
みみまま  

新連載💖ありがとうございます!

何がなんだかで、鼻血出そうで
ブラックバカラロスから脱出の
急浮上です。

楽しみにしてますね!

2019/10/30 (Wed) 16:18 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 13:09 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 12:26 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 09:07 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 08:37 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 08:37 | EDIT | REPLY |   
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2019/10/30 (Wed) 07:23 | EDIT | REPLY |   

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