花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

夜8時にあきらと約束をし、俺は西田を呼びつけた。
「今日は、あきらと約束があるから、19時半にはあがる。」
そういうと、西田が、牧野に連絡を取った。

西田が牧野と話している、その電話をもぎ取って、
「おう、牧野。俺も8時までに帰るから、食事の用意頼むわ。」
「道明寺?びっくりした。OK、了解!スペシャルディナー用意するから。あっ、でも、友人って、女の人?」
何言ってんだ、こいつは。
「男に決まってんだろ。」
「そうかぁ、好き嫌いあるかな?」
「さぁ、ねぇと思うけど。ゲテモノ系は苦手だと思うぜ。」
「失礼な!そんなものは出しません!」
一通り笑いあって、電話を切った。

俺は相当ニヤけていたんだろう。
「支社長、それまでに、仕事が大量に残っておりますので、よろしくお願いします。」
と西田が冷静に言った。
分かってるっつーの!


*****


俺は8時15分前に、マンションに帰った。
すると、部屋からはすでに、明るい笑い声が聞こえてくる。
あきらの奴、もう来てやがったのか?
てか、牧野のやつ、俺に確認もなく、人を入れるなよ!

なんだかムカついて、リビングに入って行くと、
「あっ、道明寺。お帰りなさい。ごめんね。気が付かなかった。」
そう言って、牧野が近づいてくる。
その牧野の向こうには、大の男が3人。
なんで、お前ら全員いるんだよっ!!

「よっ、司、お疲れ!」
総二郎、呼んでねぇぞ。
「司、早かったね。」
おめぇも呼んでねぇよ、類。

「おめぇら、なんでいんだよ。」
と不機嫌な俺に、あきらが、
「俺が呼んどいた。面白い話になりそうだからな。久しぶりだろ、4人で集まんの。西田には伝えておいたんだけどな。」
西田!
「うん。西田さんから、人数と名前は聞いてたし、時間も19時に早まったって連絡あった。結構ぎりぎりで、忙しかったんだからね。あんたが一番遅かったよ。」
聞いてねぇ、聞いてねぇ!西田のやつ~、俺をはめやがったな!
つっても、確かに19時には終わりそうにはなかったな。ちぇっ。

「さっ、道明寺着替えてきて。着替え用意してあるから。」
そういって、俺のスーツの上着をもったあいつと寝室へ入っていくのを、他の3人が興味津々で見ていやがった。



ダイニングテーブルには、4人分のテーブルセット。
「お前は食わねぇの?」
と聞く俺に、牧野が、
「当たり前でしょ~。あたしは、仕事中なんだからね。ほらほら、席について。前菜から出すね~。」
と答えて、うれしそうにキッチンに戻っていった。

「司~。」
「んだよ。」
「なるほど、そういうことね。」
「まぁ、俺たちに任せなさい!」
任せねぇよ。なんで、こいつら集まってんだよ。あきらだけでよかったのによ。
そう思いながら、牧野特製のディナーが始まった。

「牧野、うまいよ。」
と類が言う。
「つくしちゃん、お料理上手だね~。いいお嫁さんになれるよ。」
総二郎、余計なこと言うな。

あいつらの言葉にいちいち赤くなっている牧野に、イライラする俺。
俺が帰るまでに、すでに自己紹介なんかは済んでいたらしく、牧野も慣れたようにあいつらと話している。
類とは、ラーメンを食った仲だから、よけいに親密な感じだ。
なんか、腹立つな。
でも、メインの肉料理が終わると、あいつは部屋に引っ込んだ。
「せっかくだから、皆さまでごゆっくり。部屋にいますので、何かあればコールしてくださいね。」




牧野が消えるのを確認してから、あきらが慎重に口を開いた。
「で?俺は何を協力したらいいわけ?」

俺は、3人をぐるりと見まわしてから答えた。
「牧野を俺の恋人に仕立てる。」

「「「はぁ~???」」」
「どういうことか、説明しろよ、司。」
とあきら。何をそんなに焦ってんだよ。

「ババァは俺に恋人がいないことが不満なんだよ。だから、とりあえず、恋人がいるとわかれば安心すっから、見合いを断っても文句は言わねぇ。」
「だからって、なんで牧野?」
類がニヤニヤ聞いてくる。

「お前の恋人役は牧野には無理だろ。」
と冷静な総二郎。
「あいつじゃなきゃダメだ。」
「お前の恋人役やりたい奴なんて、他にたくさんいるだろうが。」
「俺はあいつじゃなきゃ、そばに置かない。」


あいつを俺の恋人にする。
その気がないあいつをその気にさせてやる。
まずは、恋人役から・・。


俺は、いつの間にかニヤけていたらしい。
「司、顔気持ち悪い。」
「お前、相当牧野に惚れ込んでんな。」

ああ、そうだよ。
俺が、あいつの恋人になりてぇんだ。
わりぃかよ。


「司、恋人役って、本物の恋人じゃないぜ?分かってんのか?」
分かってるさ。
けど、これぐらい強引にいかねぇと、きっとあの鈍感牧野には効果はねぇ。
しかも、このままじゃ、あいつはそのうちメープルに異動になるかも知れねぇし、今のうちにここであいつにしかできない仕事を与えておけば、離れられねぇだろ?
それから、じっくり、鈍感女に俺の魅力を叩き込んでやる。
まさに名案だぜ。



「なんで俺の協力が必要なわけ?」
とあきら。
「あいつが、素で恋人役を引き受けるとは思えねぇからな。変装させる。おまえの母ちゃんなら、できるだろ?」


 

にほんブログ村
いつも応援ありがとうございます(*^_^*)
関連記事
スポンサーサイト

  1. 理想の恋人
  2. / comment:2
  3. [ edit ]

こんばんは(*^_^*)

  1. 2016/11/03(木) 17:52:53 |
  2. URL |
  3. happyending
  4. [ edit ]
いつもありがとうございます。
何気に、すでに17話だったりするのに、まだお話があんまり進んでいない…。
過去2作は流れを決めて書いていたのに、今回は適当だから、ダラダラしちゃうのかなぁ。
でも、私としては、書きたい要素全突っ込みで楽しく書いているんですが、読み手側からするとどうなのかな?とは心配ではあります。
ゆっくりお付き合いいただけると嬉しいです。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/11/03(木) 06:39:08 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

 管理者にだけ表示を許可する
 
 

プロフィール

Author:Happyending
ときどき浮かぶ妄想を書き留めたくて始めました。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2017 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -