花より男子の二次小説。CPはつかつくonlyです。

With a Happy Ending

食事も終わり、俺たちはリビングのソファでくつろいでいた。
そこへ、牧野が登場。
つまみを数品運んでくる。
「もうおなか一杯かもしれないけど・・。お酒には、おつまみぐらいはないとね。」
「ワインは、こちら開けましょうか?」
と一人、あくせく動いてやがる。


「なぁ、もう遅いし、つくしちゃんも、仕事終了して、こっちで飲もうぜ。」
と総二郎。
「いやいや、私は、結構です。みなさんで楽しんでください。」
相変わらず固い牧野。
「俺、牧野と飲みたい。」
類、お前は帰れ。

「業務命令だ。お前も座れよ、牧野。」
との俺の声に、
「オーボー上司!」
と悪態をつきながら、空いていた類の隣に牧野が座った。
ちっ、しまった。一人掛けソファになんか座るんじゃなかったぜ。


牧野にもワインを注いだが、こいつは飲んでねぇ。
あくまで、仕事の延長なんだろう。
しばらく5人で団らんしていた。
まったりしてきたところで、俺は、話を切り出した。
いきなり本題もなんだから、まずはさわりから。


「牧野、お前、男嫌いって言ってたよな。」
「う~ん。ちょっと違うけどね。男嫌いっていうか、前の会社で、セクハラとか、ストーカー被害みたいなことがあったの。それで、できれば男の人とは働きたくないって言ったから、タマ先輩がちょっと勘違いされているんだと思う。」
「それって、この間のパーティーの変なオヤジ?」
と尋ねる類に、牧野が苦笑いを浮かべていた。

ストーカーだぁ?
こいつにストーキングなんて、絶対に許さねぇ。
明日から、SPつけるしかねぇな。

額に青筋を立てている俺に、焦った総二郎が話題を変えた。
「前の会社ってどこ?」
「生島産業です。」
「へぇ~。で、男嫌いじゃないけど、つくしちゃんには、彼氏とかいるの?」
「いませんよ。」
「好きな男とかは?」
「なんですか、急に。そんな人いません。」
あきらと総二郎がグイグイ攻めてやがる。いいぞ、いいぞ。

「じゃあさ、つくしちゃんの理想の彼氏ってどんなやつ?」
「はぁ?本当にそんなこと興味あるんですか?」
牧野はちょっとキレ気味だ。
「俺たちの今後の参考に、教えてよ。」
「えぇ~。そんなこと、考えたこともないな。」
「じゃあ、今までに付き合った彼氏はどんなタイプ?」
「・・・・・・。」
「もしかして、男いたことないの?」
その質問に、牧野がワインを一気に空けて、
「いなかったら悪いんですか!」
と劇ギレした。

焦って、牧野をなだめる、あきらと総二郎をみて、類が笑ってやがる。
んで、俺も頬が緩む。
そっか、牧野、男いたことねぇのか。
へぇ、そっか。
「司、にやけ過ぎ。」
と類に言われ、顔を引き締めて、俺が話し出した。


「牧野、わりぃんだけど、俺の恋人役、やってくれねぇか?」

「・・・・・は?」

「いろいろ、見合い話とか、うぜぇことが多いんだよ。仕事にも差し障るしよ。恋人がいるって世間に広まれば、そういう面倒から逃れられる。お前、恋人役やってくれよ。俺のメイドだろ?協力しろよ。」

「・・・?? いやいや、意味わかんないから。」
「頼む。」
「嫌。絶対、嫌。っていうか、無理。」
「あきらが協力する。変装させるから、お前だってばれないようにする。」
「ダメ。絶対、ダメ。無理。」
「お前の雇い主は俺だぞ。」
「ずるい、そんなこと言って。メイドの業務は、タマ先輩に一任されているはずでしょ。タマ先輩がそんなこと許すはずない!」
俺は、ニヤリと笑った。
「タマから、了解は得てる。」
「うそっ、そんな訳ないっ!」
「お前の業務については俺に一任するってよ。」
「このオーボー上司!イカレ上司!死ねっ!」

大騒ぎする牧野に向かって、類が大真面目に話し出した。
「牧野、協力してやってよ。司だって、ビジネスだからって見合いしたり、パーティーのパートナー引き受けたりするのは大変なんだよ。わかってやって。
さっき、週刊誌みたよね。あの記事、牧野には悪いけど、花沢物産にとっては、逆に良いネタなんだよ。会社の安心材料になるんだ。この年になると、女性関係の噂の一つもない事が、逆に会社の不安材料になったりするからね。だから、うちの上層部が止めずに、掲載させたんだけどね。
牧野が恋人役してくれたら、司はかなり助かるよ。余計な事を考えずに仕事に打ち込めるしね。」
「みんなでよってたかって、ずるい・・。」

牧野は今にも泣きそうだ。
俺、そんなに悪い提案してんのか。
かなり、傷付くな。
俺の恋人役なんて、お前しかできないんだぜ。

それに、お前が本当の恋人になりたいっていうんなら、すぐにでもそうしてやる。
恋人どころか、結婚だってすぐにでもいいんだ。
俺はお前に本気だ。
だから断んなよ。

「牧野、ごめんな。その代り、引き受けてくれたら、朝飯はなんでも残さず食うから。」
そういった俺に、
「絶対だからね!」
と涙目になって答えた牧野。
この女は、情にもろすぎんだよな。


さて・・
第一段階は突破。
ぜってぇ、牧野に後悔なんてさせねぇからな。安心しろよ!


 

にほんブログ村
いつも応援ありがとうございます。
今週末は多忙なため、土日は更新ができません。
続きは月曜日になります。
お待たせしてしまいますが、また月曜日にいらしていただけると嬉しいです。
関連記事
スポンサーサイト

  1. 理想の恋人
  2. / comment:3
  3. [ edit ]

おはようございます^ ^

  1. 2016/11/05(土) 08:15:25 |
  2. URL |
  3. Happyending
  4. [ edit ]
たくさんの拍手、ありがとうございます。
拍手いただけると嬉しいですね〜。
仕事や育児やあるけど、二次も私の大事な楽しみ。楽しみと言いながらも、やっぱりモチベーションも無いとダメなんですよね。拍手頂くとモチベーションが上がる!
現在は新幹線移動中ですが、今後の展開を妄想中(笑)です。

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/11/04(金) 07:33:34 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

  1. 2016/11/04(金) 06:35:09 |
  2. |
  3. [ edit ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます

 管理者にだけ表示を許可する
 
 

プロフィール

Author:Happyending
ときどき浮かぶ妄想を書き留めたくて始めました。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

« 2017 08  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -